甘くてプチプチ食感がたまらない「とうもろこし」、美味しいですよね。
とうもろこしをスーパーで見かけると夏を感じます。
とうもろこしは6~9月が一番出回る時期なのでスーパーや青果店で山積みになっていることがあります。
とれたてのとうもろこしが手に入るとうれしいですよね。
夏のとうもろこしが一番糖度が高くて美味しいと言われています。
そんな美味しいとうもろこしについての情報です。
とうもろこしの栄養素は?
野菜のイメージを持っている人も多いかもしれませんが、じつはとうもろこしは穀物の一種です。
とうもろこし・米・小麦は「世界三大穀物」と言われていて、世界中で食べられている食材です。
その名の通り穀物の一種なのでとうもろこしの主な成分は炭水化物です。
しかし、その他にも優れた栄養素が含まれているんです。
- とうもろこしの栄養素
- とうもろこしのヒゲの栄養素
- とうもろこしの選び方のコツ
とうもろこしの皮の部分に多く含まれている「食物繊維」はお腹の調子を整えてくれる働きがあります。
更にマグネシウムが含まれ便を柔らかくする働きがあるので、食物繊維と合わせて便秘予防や改善効果が期待できるのです。
女性には嬉しい効果が期待できそうですね。
女性の大敵であるむくみを予防してくれる「カリウム」は塩分を排出してくれる働きがあります。
また血圧を下げる働きがあることから高血圧予防効果が期待できます。
糖質をエネルギーに変換してくれるビタミンB1や、タンパク質をエネルギーに変換してくれるビタミンB6など、ビタミンB群も含まれています。
糖質は敬遠されがちですが同じ糖質の米よりカロリーが低く、ビタミンやミネラルが含まれています。
代謝の面から考えてもダイエット中の方にはおすすめと言えそうです。
また、血流をサポートしてくれる「ビタミンE」は冷え性改善に効果が期待できます。
とうもろこしの皮を剥く時に「ヒゲ」はどうしてますか?
皮といっしょに捨てている方が多いのではないでしょうか?
実はヒゲには素晴らしい栄養が含まれているのです。
漢方ではとうもろこしのヒゲは「南蛮毛」と呼ばれて利用されているんです。
利尿作用や肝機能の改善効果、血圧を下げる働きが期待できるのです。
嬉しい効果が期待できるとうもろこしのヒゲですが、「コーン茶」として飲む方が多いようです。
<とうもろこしのヒゲ茶の作り方>
①とうもろこしのヒゲは天日干しにします。ヒゲが茶色くなるまで干して下さい。
②乾燥させたとうもろこしのヒゲと水を煮立てて完成です。
<注意すること>
授乳中の方は飲み過ぎに注意してください。
とうもろこしのヒゲ茶はカリウム量を減らす働きがあります。授乳中にカリウムが減少すると母乳の栄養が減ってしまいます。
とうもろこしは鮮度が落ちやすいのでできるだけ新鮮なものを選ぶことが大事です。
ポイントを抑えて美味しいとうもろこしを選ぶようにして下さい。
皮がむいてあるものより皮付きのとうもろこしを選ぶといいです、皮の色は濃い緑色がおすすめです。
鮮度が落ちてくると黄色く変色してくるので注意して下さい。
また、とうもろこしの先に付いている「ヒゲ」に注目して下さい。
ヒゲが多いほど粒がたくさん付いているという証拠なんです。
ヒゲの色は茶褐色の物がおすすめです。
ヒゲの先まで緑色の物は実が未熟なので美味しくありません。
その他に、しっとりとして乾燥していないものを選ぶようにして下さい。
ぱさついているものは鮮度が落ちています。
とうもろこしを持ち上げた時にずっしりと重いものがおすすめです。
粒は大きくふっくらとしているもの、粒が綺麗に詰まり大きさが揃っているものは美味しいとうもろこしです。
とうもろこしの保存方法は?
生のとうもろこしは日持ちがしません。
とうもろこしの鮮度で甘みやおいしさが左右されるので、購入後はなるべく早く食べたほうがいいですね。
できれば買ったその日に食べるのがベストです。
24時間もすれば糖がデンプンに変わってしまうので美味しくなくなってしまいます。
もし保存をするのであれば常温保存は向きません。
冷蔵庫の野菜室で保存可能ですが、保存のポイントがいくつかあります。
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
皮が付いたまま濡らした新聞紙かキッチンペーパーで包み、ジップロックかビニール袋に入れます。
空気を抜いて野菜室で保存します。
その時、ヒゲが上になるように立てて保存するようにして下さい。
保存期間は約3日です。
加熱してから保存することも可能です。
粗熱が取れたらラップで包み冷蔵庫で保存します。
生のものより保存期間は短くなりますが甘味は保持できます。
保存期間は2~3日です。
たくさんあって一度に食べきれないときは加熱してから冷凍するといいですよ。
加熱後に粗熱が取れたらラップで包んでジップロックに入れます。
空気を抜いて冷凍庫で保存して下さい。
解凍方法は電子レンジで約3分加熱して下さい。
保存期間は約1ヶ月です。
実を外してジップロックに入れて保存して頂くことも可能です。
ラップに包んで小分け保存しておくと使いたい分だけ使えて便利ですよ。
実を外しているので凍ったまま調理することができます。
とうもろこしの簡単おいしいレシピ
- とうもろこしのおいしい温め方
茹でるより蒸す、蒸すよりレンジ加熱の方が栄養も甘さも逃さず保つことができるのです。
レンジ加熱のポイントは皮のまま加熱すること!
とうもろこしは皮を剥いたら鮮度が落ちてしまうのでそのまま加熱するようにして下さい。
皮付きのまま加熱すると甘い香りがより強くなるのでより美味しくいただけるんです。
電子レンジ加熱は用意も簡単で短時間でできるのが利点です。
それに洗い物がないのも気楽です。
<とうもろこしをレンジで温める>
①皮ごと洗います。もし、汚れがひどい場合は1~2枚皮を剥いて下さい。
②500wの電子レンジで7~9分加熱して完成です。
皮の剥き方もものすごく簡単で、一瞬でキレイに剥けてしまいます。
根本の部分を包丁で切り落とすと皮とヒゲがひとまとめにとれます!
やや身の部分を切るようにしてください、細い芯のところを切っても皮はとれません。
熱いのでやけどに注意してください。
冷ましてから皮をむくとラクです。
- とうもろこしごはん
ごはんの甘みととうもろこしの甘みが合わさって口の中いっぱいに広がります。
黄色がアクセントになりますので見た目もきれいです。
<材料>(3合分)
・とうもろこし 1本
・米 3合
・酒 大さじ1
・塩 小さじ2
<作り方>
①米を研いで30分ほど浸水させておきます。
②とうもろこしを実の部分と芯の部分に分けます。
③水気を切った米を炊飯器に入れ、酒と塩を入れます。水を3合の線まで入れて塩が溶けるようにゆっくりと混ぜます。
④②のとうもろこしの実と芯を入れて炊飯器のスイッチを押します。
⑤炊き上がったらさっくりと混ぜて完成です。
<ポイント>
芯は香り付けなので炊き上がったら取り出してください。
お好みで炊き上がりにバターを加えても美味しいですよ。
こちらの記事も参考にしてください
じゃがいもの栄養素は?保存方法は?簡単おいしいレシピは?
まとめ
軽く加熱したとうもろこしを焼きとうもろこしにしても美味しいですよね。
お祭りの時に食べた屋台で売っている焼きとうもろこしに近いあじが出来ますよ。
フライパンで焼いてお醤油で味付けすれば屋台の焼きとうもろこしができちゃいます。
お醤油に砂糖を少し入れるとさらに屋台に近づく気がします。
最後にバターを入れてバター醤油にしてもめちゃくちゃ美味しいです。
簡単だけど美味しいので試してみてくださいね。