愛用している自転車にサビが付いてしまうと、それ以上傷みがひどくならないか気になります。
それに錆びていると見た目も悪いので、サビは落としてしまいたいですね。
自転車についてしまったサビをおとして長く愛用していきましょう。
ちゃんと落とせばきれいになりますよ。
そもそも自転車がサビてしまう原因というのはなんでしょうか?
サビの落とし方やサビを防ぐ方法をお伝えしていきます。
自転車についた錆の落とし方
毎日のお買い物に、通勤に、通学に、時には遠くまでお出かけする愛用の自転車。
気がついたらサビが発生していたということもあると思います。
サビてしまうと自転車の傷みが加速してしまうので、できるだけ早くお手入れしてサビ取りを行いましょう。
パーツによってサビがひどくなると交換することもできなくなってしまいますので、気がついたら早めにお手入れするようにしてください。
まずは手軽で簡単なサビ取りの方法です。
自宅にある食品で自転車についたサビを楽に落とすことができます。
用意するものはたったの2つ、塩とレモンです。
塩大さじ6に対してレモン汁大さじ2を混ぜます、これでサビを落とす液体のできあがりです。
塩分がサビの成分を分解し、レモン汁で溶かしてくれるため自転車にできてしまったサビが簡単に落ちるのです。
サビた部分の回りについている汚れを取ってください。
水洗いしたり拭き取ったりすればいいでしょう。
汚れを取ったらサビの部分にサビ落としを塗布します。
いらない布に染み込ませて、錆びた部分をよくこすり落とします。
サビが取れたら水で洗い流して、最後に水分を拭き取っておきましょう。
1度でサビが取れなければ何度か繰り返します。
ただし、レモン汁は強い酸性のため、お手入れ後は必ず水でよく洗い流して乾拭きをするようにしましょう。
洗い流さずに放置するとまたサビてしまう恐れがありますので、気をつけてください。
塩とレモンでも落ちない頑固なサビにはスプレータイプの揮発性オイルを使うといいです。
サビついてしまった部分にオイルをふき掛けて馴染ませます。
ステンレス製のスチールブラシで優しくこすりながらサビを落としていきます。
ゴシゴシとこすってしまうと傷ができてしまい、傷になった部分から空気中の水分や汚れを吸収して新しいサビができてしまう場合があります。
サビ落としはていねいに優しく行いましょう。
サビが落ちたらクリームをつけておきましょう。
捨てても良い布などにクリームをつけて、サビを落とした部分を磨いていきます。
傷がついた部分を滑らかになるようにしておきましょう。
やすり替わりにかけていくことで、サビが大きくならないように防ぐことができます。
最後に、サビ防止のオイルスプレーをふきかければできあがりです。
自転車がサビてしまう原因は?
そもそも自転車はどうしてサビてしまうのでしょうか?
自転車がサビてしまう原因は雨や雪、そして空気にあります。
雨、雪、そして空気に含まれる水分がサビの大元となってしまうのです。
鉄がサビるメカニズムはご存知でしょうか?
まず鉄は空気や水に触れるとイオン化という化学反応を起こします。
この時に鉄が水分に溶けるような状態になり、残された物質がサビとなります。
つまり自転車がサビてしまう理由は、水分による化学反応を起こしてしまったからなのです。
水分が少ない場所に保管しておくとサビは発生しにくいのです。
自転車を保管している場所はどのような状態でしょうか?
サビが発生したということは、自転車を雨ざらしにしたまま放置していたり、1年中外に駐輪している状態ではありませんか?
駐輪の状態によって自転車にサビが発生するかしないかは違ってしまいます。
自転車のサビを防ぐ方法とは?
では、自転車のサビを防ぐためにはどんなことをすればいいのでしょうか?
一番良いのは外気に当たらないようにすることです。
もし自宅の中やガレージにしまうことが可能であれば、屋内に駐輪することをオススメします。
雨や雪にさらされてしまうとどうしても錆びやすくなります。
一部的にサビができてしまうと他にもどんどんと広がり、やがて全体がサビてしまう恐れがあります。
しかし、住宅事情により外にしか置くところがないという方も多いでしょう。
駐輪スペースが外にある場合には、月に1回でも良いので防サビオイルを塗るなどのメンテナンスをしましょう。
ケア用品に油性のものを使うことで水分をはじきやすくなります。
こまめなお手入れで自転車をサビから守ることができます。
また、雨に濡れたら放置するのではなく水分をふき取り乾かすことも重要です。
もし可能であるならばサイクルポートを作ってみてはいかがでしょうか。
サイクルポートというのは自転車置き場のことで、屋根の付いたカーポートのもう少し小さいサイズのものです。
工務店にお願いするような既製品もありますが、最近はサイクルポートをDIYできる簡単なのもあるようです。
小さめのものならそれほど場所も取らずに設置できます。
外にしか駐輪できない場合でも、できるだけ雨に当たらない工夫をしてください。
自転車カバーを掛けておくという簡易的な方法でも傷み具合が変わってきます。
専用の自転車カバーがなくても、ビニールをかぶせるだけでも違います。
風に飛ばされやすいという欠点はありますが、お財布にも優しく場所をとることがないので便利です。
まとめ
自転車のサビの一番の原因は雨や雪にさらされてしまうことです。
できれば屋根のある場所に駐輪するか、自転車が濡れないように工夫してみてくださいね。