春の不調の原因は?自律神経の不調の対策や解消法について

春になると心機一転して色々なことに取り組みたくなります。
日差しも明るくなって、希望とやる気に満ち溢れている方も多いでしょう。

しかし逆に、春になるとなんだか調子が悪くなる・・・という方も多くいるんですよね。
これはどうしてなんでしょうか?

春の体調不良を「春バテ」と言ったりします。
それだけ体調不良を自覚する方が多くいるんでしょう。

こういった春の不調はどうして起こるんでしょうか。

スポンサーリンク

春の不調の原因はなに?

春になると体調不調を訴える方も少なくありません。
精神的なもの、身体的なものなど人によって様々な症状が出てきます。

「頭痛」「肩こり」「眠気がとれない」「イライラ」「倦怠感」「気分の落ち込み」「体が冷える」「胃腸の具合が悪い」・・・
などなど、人によって様々な症状に悩まされています。

春は色々な理由から心も体も不安定になりがちですが、
なぜこの様な現象が起きてしまうのでしょうか。

これは「自律神経の乱れ」が主な原因です。

成人男女の7~8割はこういった春の不調を感じているというデータもあるほどです。
かなり多くの方が不調に悩んでいるようです。

ではどうして自律神経が乱れてしまうんでしょうか?

  • 気温差
原因はまず気温の差が激しいからです。

日差しが強くてとても暖かい日があるかと思えばいきなり冬服を着なければいけない程寒くなったりします。
半袖でもいいくらいに気温が上がった次の日に、冬のコートを羽織って通勤・・・なんてことありますよね。

さらに朝と夜とでも温度の差が激しいです。
昼間はジャケットを脱いでも大丈夫でも、早朝深夜はかなり気温も下がることがあります。

まさにジェットコースターのような気温差です。

安定しない気温の変化は身体には物凄くストレスなんです。
そんな温度の差に体がついていけず自律神経が乱れてしまうのです。

  • 気圧の変化
春先は気温だけでなく気圧も激しく変化します。

低気圧の日にだるさを感じやすいのは血中の酸素濃度が低くなるからだと言われています。
なんとなく頭の働きがわるくてボーッとしてしまうこと、ありませんか。

気圧の変化に身体がついていけず、ストレスが大きくなってしまうこともあります。

  • 環境の変化
卒業・入学・入社・転勤と言った環境が変わることで精神的に緊張することが多くなります。
緊張状態がずっと続いていたり、気持ちが張りつめたままだったりすると精神的に疲労します。

緊張状態というのは自律神経のなかの「交感神経」が優位に立っている状態です。

眠っているときやリラックスする時は副交感神経に変わるのですが、
緊張が続きっぱなしだと上手く副交感神経とスイッチできなくなってしまいます。

睡眠に関する不調が多いのもこういったことが原因のひとつになっています。

自律神経は『交換神経』と『副交感神経』とがスイッチして交互に体の中で働いています。
この神経はストレスや不規則な生活で乱れてしまい、乱れてしまうと体だけではなく心にも悪い影響を及ぼしてしまうのです。

  • 寒さ
さらに春の不調は自律神経だけじゃありません。
春は暖かくなるので気分的にもウキウキします、薄着で出かけてしまうこともあるかと思います。

でも気温差が激しいので、急に寒くなったりすることも多いですね。
寒さを我慢していることって結構あるんじゃないですか?
この寒さも実はストレスになっています。

寒さによるストレスで春の不調を招いてしまうことがあります。
とくに女性は冷え性の人が多いのに春物を着て薄着するひとがおおいですね。

つまり春の不調は「自律神経の乱れ」によって引き起こされることが多く、
原因は気温差、気圧の変化、環境の変化、寒さに対するストレスなど
多岐にわたります。

気温差で乱れている自律神経に更に精神的なストレスが加われば更なる自律神経の乱れが起き、いろいろな不快な症状が出てきてしまうということですね。

このような状態に対してどのように対応していけばいいのでしょうか。

スポンサーリンク

春は自律神経が不調になる?対策は?

温度の差が激しいと人間の体はストレスを感じてしまいます。
理由は自律神経は体温調整を行っている神経なので変化に対応出来ず疲れてしまうのですね。

さらに春という季節は出会いや別れがあったり、新天地で生活する方も少なくない季節。
そんな中、精神的にも緊張する事が多くストレスを感じてしまいます。

ではどういった対策をすればいいのかというと、
原因をみつけてそれに対してどうすればいいのかを考えましょう。

自覚できるストレスはできる範囲で解消するようにしましょう。

たとえば新入社員は一日中緊張していることも多く精神的に疲れていると思います。
なのでできるだけ緊張をゆるめるように心がけるということです。
家にいる時はリラックス状態を意識的に作り出して自律神経のバランスを整えるといいですね。

寒さによるストレスがあるならきちんと上着を持って出かけるようにしましょう。
冷たい飲み物ではなく温かい飲み物を飲んで体を冷やさないように気遣うといった
ちいさなことでも意識的に行うといいですね。

もちろん対策が難しいこともあるかと思います。
気圧の変化などは無自覚で身体が感じているストレスになりますからね。

でもできることは対策して体を労ってあげてください。

春の不調を解消するには

それではどのようにしたらこの様な不調を解消できるのか具体的に考えていきましょう。

いちばん大事なのが「自律神経を整える」ことです。

  • 規則正しい生活を送る
春の別れや出会いの季節は自分でコントロール出来ない事もたくさんあると思いますが、
規則正しい生活は自分でコントロール出来るでしょう。

不規則な生活をしていると自律神経が乱れやすくなります。
きちんと睡眠をとること、決まった時間に寝起きすることを心がけてください。

  • リラックスする
自律神経は身体を休めたり眠ったりすると過敏だった神経が落ち着いてきます。
神経を落ち着かせてあげるには自分がリラックスするのがいちばんです。

なにか自分なりのリラックス法や気分転換法があればいいですね。

眠っている時は副交感神経が優位なのでしっかりと睡眠をとることはリラックスすることにもつながります。
寝る前にぬるめのお風呂に入ると副交感神経にスイッチしやすくなります。

  • 身体を温める
身体をあたためると、心の中もあたたまって孤独感が減るんだそうですよ。
これはアメリカの研究でわかったことらしいです。

寒い時はがまんせずきちんとふさわしい服装にしましょう。
羽織モノやストールなどをバッグに入れておくといいですよ。

身体をあたためることで冷えによる不調を軽くすることができます。

  • 運動をする
体を動かすことでストレスを発散できて、血行を良くすることができます。
ただし運動の習慣がない人がいきなり激しい運動をすると逆にストレスになりますので注意してください。

まずはストレッチや軽いウオーキングなどで凝り固まった体をゆるめてみましょう。
ヨガなども呼吸法により自律神経を整えてくれるのでおすすめです。

少しでもコントロール出来るところはしてあげて、自分の体を労わってあげることが大切です。
それだけでストレスをためるることを回避できることもあります。

まとめ

自律神経って乱したらとてもやっかいなんですね。

実際に自律神経が乱れてしまったらとにかく休むことです。
お風呂にゆっくりつかったり、公園を歩くなどとにかくリラックスする事が大事です。

春は忙しいとは思いますが毎日をより快適にすごせるよう、
自分にやさしくしてあげてくださいね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。