厄年には気をつけて過ごしなさいということを言われます。
自分では気にしていなくても、いろいろな情報を見たりきいたりすると不安になってしまいます。
厄年は何回も訪れますし、そのたびに制約を受けるのはめんどくさいと思うかもしれないですね。
でも、厄年というのは昔からの生活の知恵みたいなものでもあるんです。
どうして厄年には気をつけたほうがいいと言われるのかを知っておくといいですね。
無駄に不安にならずに、どう乗り越えればいいかを考えておきましょう。
厄年の前厄と本厄と後厄の意味
厄年が近いけどどうすればいいの?厄年って悪いことが起こるの?・・・と不安に思う人もいると思います。
年が変わる時期になると、「厄年」という文字をあちらこちらで見かけることが多くなります。
しかし、やたらに不安感を保つ必要はありません。
きちんと意味を知って厄年を迎えれば、大丈夫です。
ここでは厄年について疑問に思うことを解決していきたいと思います。
そもそも厄年ってなに?と、思う人もいるのではないでしょうか。
何となく言葉は聞いたことあるけれど、詳しい意味を知らない人も多いはずです。
厄年は人生のうちで災難に遭うことが多いので、何事にも気を付けなければならないとする年齢のことを言います。
また、健康を損ねるなど体調の変化が起こりやすいので、気を付けるようにとの戒めの意味も込められています。
厄年の年齢は、男性は25歳・42歳・61歳です。
女性は19歳、33歳、37歳、61歳です。
特に、男性の42歳と女性の33歳は「大厄」と言われていて、最も注意しなければならない年齢と言われています。
厄年の前後3年は注意が必要になります。
厄年の前年を「前厄」厄年を「本厄」翌年を「後厄」と呼びます。
この前厄・本厄・後厄の違いとは何でしょうか?
前厄は本厄の前の年のことで、徐々に悪い出来事が起こるとされる前兆、前触れの年です。
本厄に次いで悪い年であり、慎むべき年とされています。
本厄は最も大きな苦難があるとされる年です。
また、最も慎むべき注意すべき年でもあります。
身の回りの生活環境が変わったり体調に変化が起こったりする時期なので、より一層注意しなければなりません。
そして、後厄は本厄の次の年のことです。
厄年で受けた災難や不幸な出来事が徐々に薄らいでいく年とされています。
本厄が終わっても、最後まで慎重に過ごすよう心掛けるのが後厄です。
女性は30代の大半が前厄・本厄・後厄のいずれかに当たります。
ライフスタイルや健康上の大きな節目になることが多いので、注意をしなければなりません。
厄年に気をつけることは?
厄年になったら念のため厄払いをしてもらう方は多いですね。
お守りを持ち歩くという人もいらっしゃいます。
厄年の年齢というのは環境の変化が起こりやすかったり体調に変化が出やすい年齢でもあります。
忙しく過ごしている方も多く、ストレスをためやすい年齢でもあります。
この機会に健康診断や人間ドックを受けたり、自分の生活習慣を見直してみるのもいいですね。
厄年というと結婚や出産、転職、引っ越し、家を建てるなど人生の転機となるような事を避けたほうが良いとされています。
新しいことを始めることで、多くのエネルギーが必要になるからです。
でも、厄年だからと言って避けるわけには行かないことも人生にはあると思います。
社会人として転勤や引っ越しを断るのも難しいでしょうし、結婚もタイミングの問題で時期がかぶってしまうこともあるでしょう。
厄年に新たな事をしないほうが良いと言われている理由として、年齢的に気をつけたほうが良いという戒めの意味があります。
ちょうど厄年の年齢は体の疲労が溜まったり病気に罹りやすくなったりすることがあるのです。
多忙なために事故やけがにも遭いやすくなるので、気を付けなければなりません。
避けようがないことで気をもんでしまっては、余計にストレスがかかってしまいます。
無理をしないように心がけて、気を抜かずに注意して過ごせば良いのではないでしょうか。
それに厄年でも、悪い事ばかりでなく良い事が起こることもあります。
人生の中では結婚や出産など大きなイベントは避けられないこともありますが、むしろ厄年の妊娠・出産は「厄が落ちる」といって縁起が良いと言う人もいます。
あまり気にしすぎず穏やかな気持ちで過ごすことが大事です。
厄年には厄払いをするべき?
厄年はやはり不安だから厄払いを受けたほうが良いのかと気弱になってしまうかもしれません。
厄払いは受けたほうが良いのでしょうか?
厄払いは必ずしないといけないといった決まりはありません。
厄年には厄払いをしてできるだけ災難に遭わないようにしようという考え方もあります。
しかし、人それぞれ気持ちの持ちようで変わります。
厄払いをして少しでも不安要素を取り除いたほうが安心だという方は、受けておくと良いと思います。
気持ちを安定させることができるかもしれません。
厄年だからといってとくに気にしない人は、無理にうけることもありません。
普段よりも気を付けて生活をしていれば何の問題もありません。
もし万が一厄年に良くないことが立て続けに起こったりするようであれば、そのときに考えれば良いんじゃないでしょうか。
神社やお寺で厄払いをしてもらうことは、一年中いつでも可能です。
こちらの記事も参考にして下さい
厄除けの受け方や厄払いのマナー 身につけるものでおすすめは?
厄年に厄払いをするタイミングはいつまで?してない場合には?
まとめ
厄年は一生のうちに何度も訪れますし、人生の中で切っても切れないものです。
厄年だからといって不安に感じたり、怖がる必要はありません。
一度立ち止まって今までの自分を振り返り、今後に活かしていけばいいのです。
厄年という節目を迎えつつ、これからの人生を豊かなものにしていきたいですね。