布団の効果的な干し方は?掃除機の使い方は?叩くのはNGなの?

毎日使っているお布団はどのようにお手入れしていますか?
外に出して太陽に当てて、ふんわりと柔らかく膨らんだお布団になるとうれしいですよね。

でも、ただなんとなく干しておけばきれいに殺菌されるようなイメージをもっていませんか?
外で干すだけであなたの布団は清潔になっているのでしょうか?

じつは布団の種類によってもお手入れの仕方というのは違うんです。
効果的な布団の干し方やお手入れの仕方についてご紹介したいと思います。

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布団の効果的な干し方は?

お布団は毎日の休息や睡眠にとても大事な欠かせない道具です。
寝具によって睡眠の質が全然違ってしまうと言っても過言ではありません。

そんな毎日使っているお布団をどのようにお手入れしていますか?
とりあえず時々布団を干しているという人がほとんどではないかと思います。

布団を干す目的は布団を乾燥させることです。
布団を乾燥させることによって空気を含み、ふっくらとした肌触りに仕上がります。

しかし、雨の日や冬の寒い時期は布団を干してもあまり布団がふっくらしなかったりします。
どうすればふっくらと快適になるか悩むこともありますよね。

じつはお布団はただ干すだけでいいと言うわけではありません。
布団には種類に合った効果的な干し方があるんです。

まず、掛け布団と敷布団の干し方にも違いがあります。

掛け布団は敷布団ほど湿気らないので、それほど頻繁に干さなくても大丈夫です。
理想として週に1度くらい、2時間程度の日陰干しをしましょう。
干すときは、体に接する面が表になるようにするといいですね。

日陰干しでは効果ないのでは?と思うかもしれませんが、問題ありません。
布団を風や空気に当てることで湿度をとることができるからです。

直射日光があたることで布団は傷みやすくなります。
天日干しするときは布団の側生地が日光で傷まないようにカバーを付けたままにしておくといいですよ。

そして布団の材質によっても注意することが違ってきます。

シルク(真綿)は日光に弱いので天日干しは控えたほうが良いです。
日陰で風に当てるようにするのが基本です。

綿の布団の場合は日差しが弱い冬の季節なら長時間干しても大丈夫です。
しかし、日差しが強い夏では綿を傷めてしまう可能性がありますので、長時間の天日干しは避けましょう。
天日干しは表裏2時間程度で十分です。

羽毛布団は日光にあてると中の羽が壊れてしまう可能性がありますので、日陰の風通しの良いところに干しましょう。
寝室の窓を開けて風通しを良くしておくだけでも十分乾燥しますので、干す時間がないという人も手軽にできますね。

羊毛布団は羽毛布団と同じように風通しの良いところに置いて、湿気を乾燥させれば大丈夫です。
時間がない人はベッドに敷いた布団の掛布団をめくるだけでも乾燥させることができます。

そして敷布団は掛布団より湿気やすいので頻繁に干す必要があります。
布団干しは基本的に敷布団をメインに考えたほうが良いですね。

綿(木綿)素材は汗をよく吸収しますが、湿度がこもりやすく乾きにくいという欠点があります。
そのため、こまめに干したほうが快適になります。
可能なら週に2、3度、表裏2時間を目安にシーツをつけたまま天日干ししましょう。

ポリエステルや羊毛は乾きが早いので、風通しの良いところで日陰干しすれば大丈夫です。
天日干しをする場合はシーツをつけたまま週に1度程度行えば十分です。

布団を干す最適な時間帯は午前10時から午後3時の間です。
この時間帯は湿度が低いので、布団を干すならこの時間帯がいいですね。

日が沈んで気温が下がってきても布団を外に干したままにしている方もいますが、これはやめたほうが良いです。
気温が下がる前に布団は室内に入れましょう。

夕方まで布団を屋外に干していると、せっかく乾燥した布団が再び湿気を吸い始めてしまいます。
これでは布団干しの効果が下がってしまいますよね。

前日に雨が降った場合も外干しには向いていません。
湿気が多いので布団を干す効果があまり感じられなくなります。

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布団の干し方 掃除機をどう使う

布団のお手入れは布団の湿度をとることと、布団についた汚れやホコリを綺麗にすることもふくまれます。
布団にはどうしてもダニがついていることが多いので、ダニ対策も重要です。

ダニ対策は、こまめに掃除機をかけることが効果的です。
干すことができないマットレスや、雨が続いて布団が干せない場合は、掃除機をかけるだけでもいいでしょう。

布団を天日干しをしただけでは完全にダニ退治をすることはできません。
それなりに数は減りますが、完全にいなくなるわけではありません。

天日干しした後に掃除機をかけることで、表面にあるダニの残骸を取り除くことができます。
ダニ防止のためには週に1回は掃除機をかけたほうがいいですね。

掃除機をかけるポイントとしては、ゆっくりと掃除機をかけることです。
ゆっくり一方向に動かしながら吸い取っていきます。

上下に素早く動かしたり、往復させると吸い込みが悪くなります。
同じ方向に動かしたほうが効果が高いです。

布団の端まで掃除機をかけたらスタート地点に戻り、列を少し横にずらして再びゆっくりと一定の方向に向けて動かしていきます。
時間はかかりますがこのやり方が一番効果的です。
これを表と裏両方にまんべんなく行います。

掃除機は布団用のヘッドに付け替えるとより効果的です。
掃除機をかける時は布団カバーを外してかけるようにして下さいね。

布団の干し方 叩くのはNGなの?

布団たたきでガンガンと叩いている人をたまに見かけます。
最近は少なくなりましたが、以前はよく見かけた気がします。

布団の埃やダニを落とすために叩いているのでしょうが、じつは布団を叩くのはNGなのです。
と言うか、むしろ逆効果になる事が多いのです。

布団を叩くことで内側に溜まったハウスダストやダニアレルゲンが布団表面に出てきてしまいます。
きれいにしようとして、余計に外側に汚れを浮き出させてしまうことになるのです。

アレルギーをもっている方はとくに布団を叩くのはやめたほうが良いです。
苦しくて眠りが浅くなってしまいますよ。

生きているダニに関していえば、布団を叩いてもダニは奥に逃げてしまうのでダニの駆除には効果が期待できません。
そして布団を叩くと布団の中綿や繊維の傷みにも繋がってしまうのです。

布団たたきは布団の表面のホコリなどを払い落とすのに使うといいです。
叩くのではなく、表面を軽くササッと撫でるように払うといいと思います。

こちらの記事も参考にしてください
布団は室内干しでも効果あるの?時間やエアコンの使い方の疑問

まとめ

布団には湿気が大敵です。
今まで何となく天日干ししていましたが、布団を乾燥させることが大事なポイントなのです。

自分の布団に合ったお手入れをして、ふかふかなお布団で快適な睡眠タイムを手に入れましょう。

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