指先が痛い!・・・と思ったら、ささくれになっていたということはありませんか?
気が付かないうちにいつのまにかできていることもよくありますよね。
指先なのでよく見えるので、めくれているのが気になります。
つい触ったりいじってしまいがちですが、ささくれを無理に剥いてしまうと大変なことになるんです。
ささくれができる原因や早く治すための切り方などをご紹介します。
ささくれができやすいあなた、ちゃんと予防して悩みを解決していきましょう。
ささくれができてしまう理由は?
指先の皮膚が裂けてめくれてしまうのを「ささくれ」または「さかむけ」と言います。
東日本ではささくれ、西日本では逆剥けということが多いようですが、同じことを指しています。
ささくれとは指の爪の根元の皮膚が裂けてしまった状態です。
さわると痛いのですが、指先なのでどうしても接触しやすいですね。
ささくれの主な原因は肌の乾燥です。
- 空気の乾燥
- 水仕事
- 入浴などの刺激
- ネイルケア
- 食生活の乱れ
- 血行不良
空気の乾燥によって皮膚も乾燥してしまいやすくなります。
とくに冬場の乾燥した時期は皮膚も乾燥しやすくなりますので注意が必要です。
水分が少なくなった皮膚は表面がガチガチに硬くなってしまいます。
柔軟性がない状態なので皮膚表面が裂けたりめくれやすくなってしまうのです。
食器洗いや洗濯など、水やお湯にさらされることで手の乾燥もひどくなりがちです。
水分は蒸発するときにまわりの水分もいっしょに持っていくからです。
つまり手を濡らす機会が多いとそれだけ乾燥しやすくなるということです。
家事の水仕事が多いと、どうしてもささくれができやすくなります。
さらに食器洗いなどの洗剤によって皮膚の皮脂もなくなってしまいます。
皮脂が少ないと水分の乾燥が余計にひどくなりがちです。
お風呂での洗いすぎにより皮膚が乾燥してしまうことがあります。
洗浄のし過ぎは必要な皮脂も洗い流してしまい、乾燥が悪化してしまいます。
また、使っているシャンプーやリンスなどが合わないと皮膚が荒れてしまうこともあります。
外部刺激により表皮が荒れてしまい、ささくれが引き起こされることもあります。
ネイルケアによる甘皮の除去やリムーバーの使用も原因になることがあります。
とくにリムーバーにはアセトンという油脂を除去する成分が入っています。
指先から皮脂が奪われてしまいカサカサに乾燥してしまうので、気をつけたほうが良いですね。
甘皮は爪を保護する働きもあるので、過剰な甘皮処理は爪先を傷めます。
甘皮の処理をすると指先がきれいに見えるのですが、何ごともやり過ぎはいけませんね。
栄養不足や栄養の偏りもささくれの原因の一つです。
肌や粘膜、爪などの状態を健やかに保つためには、ビタミンやミネラル類が欠かせません。
必要な栄養素が足りていないと、お肌に悪影響が現れます。
外食やコンビニのお弁当など栄養バランスの偏った食生活を続けていませんか?
栄養状態の悪化により肌荒れしやすくなり、ささくれになることがあります。
とくに冬場になると冷え性のひとは血行が悪くなってしまいます。
血行が悪くて指先が冷えているので、皮膚の状態も悪くなってしまうのです。
そして血行が悪いということは、指先まで必要な栄養が行き届かないということにつながります。
ささくれができやすかったりなかなか治らないといった人は、思い当たることはあったでしょうか。
まずは生活を見直して、ささくれができる原因をみつけましょう。
たいていは原因がひとつではなく、いくつかが重なっているんじゃないかと思います。
ひとつづつ解決していきたいですね。
ささくれを悪化させない切り方は?
ささくれができるのは指先なので、どうしても見えて気になってしまいます。
しかし、気になってもささくれを絶対に剥いてはいけません。
ささくれをめくった傷口から細菌が入り、腫れて炎症を起こしてしまうこともあります。
ささくれを悪化させないためには、きちんと切って処理したほうがいいでしょう。
ハサミや爪切り、甘皮処理などに用いられるキューティクルニッパーを使って根本部分から平らにカットしましょう。
眉毛カット用のハサミや赤ちゃん用の爪切りなどを使っても良いですね。
ささくれが深くなっている場合は、細菌が侵入しやすくなっています。
細菌によって悪化する可能性がありますので、道具は使う前にしっかり洗って消毒しておきましょう。
ささくれを切り終わったあとには皮膚のお手入れをしましょう。
しっかりと保湿をして保護すれば、自然と治ってくるはずです。
ハンドクリームを塗るのが一般的で、簡単ですね。
自分に合ったハンドケアクリームを探しておくといいでしょう。
ささくれの再発を防ぐために美容オイルを塗っておくのも良いですね。
乾燥している皮膚を柔らかくしてくれるものもあります。
もし根本に残ったささくれが気になるようなら、絆創膏を貼って見えないようにしてしまうのも一つの方法です。
もしくは液体絆創膏を使うのも便利ですね。
ささくれを放置しておくと引っ掛かりの原因となり、炎症などの悪化に繋がるかもしれません。
悪化させないようにきちんと処理してしまいましょう。
ささくれを予防する方法は?
ささくれを予防するためには乾燥を防ぐことが大切です。
冬は空気が乾燥しやすいので、できるだけ湿度を保ちましょう。
加湿器を使ってもいいですし、部屋に濡れタオルなどを干しておいてもいいでしょう。
水仕事のときはゴム手袋をするなどして手が濡れないようにした方がいいでしょう。
水仕事や入浴のあとは、こまめにハンドクリームなどを塗って手肌を乾燥から守りましょう。
血行不良を改善するために、手や指をマッサージしてみましょう。
血液が促されて栄養が行き渡る手助けをしてくれます。
寝る前にハンドクリームを塗ったあとに手や指先をマッサージするといいですよ。
血行が良くなり皮膚の新陳代謝を活発にしてくれて効果的です。
ネイルケアをしたあとは、保湿をしっかりと行うようにしましょう。
リムーバーは爪以外の皮膚に付着しないようにしたり、過度な甘皮除去をしないよう気を付けましょう。
健康な爪や皮膚の元になるたんぱく質や、ビタミン、ミネラル類は肌の再生や修復に必要不可欠なものです。
野菜やくだものを意識して摂取するようにしましょう。
栄養バランスの良い食生活を心掛けることで、ささくれの多かった指先の健康を取り戻すサポートをしてくれます。
まとめ
ささくれは日頃の生活習慣によってもできやすくなるのですね。
食生活を見直したり、ちょっとしたスキンケアをするだけで改善できることもありあす。
ささくれのできない健康な指先を手に入れて下さいね。