子供の新たな門出になる入学式、親としては心配もありますが喜びも大きいですね。
誰かに入学祝いをいただくとさらに実感が大きくなります。
入学を祝っていただけるのはうれしいですからね。
でもこの入学祝いですが、お返しが「必要」という説と「必要ない」という説があるんです。
もちろんお礼状を出すのはマナーなのですが、お返しは諸説あって困ってしまいます・・・
実際のところはお返しした方がいいのか?お礼状だけでいいのか?どうなんでしょうか。
入学祝いのお返しは必要なの?
本来でしたら入学祝いを頂いたお返しをする必要はありません。
理由としては入学祝いをもらうのは子供であり、
子供には収入がないので返せないからです。
しかしなにかを頂いたらお返しをする習慣というのがありますよね。
なので本来は必要ないのですが、
お返しが当たり前と思っていている方もいるはずです。
お祝いをくれる方たちはお返しはいらないとおっしゃるかもしれませんが
礼儀として言っている場合もあります。
もちろん本当に必要ない場合もあります。
親族内でルールを決めている方もいますよね。
でも親族ではない知人とか知り合いの方からいただいた場合や
返そうかどうしようか悩んだらお返しをするほうが無難です。
時期が来たらこちらからも入学祝いを渡しましょう。
お返しをする・しないかにかかわらずお礼を伝えるのは常識として大事なので
そこはちゃんとしてくださいね。
頂いたらすぐお礼
入学祝いを直接もらった場合はもちろんその場でお礼を言いましょう。
郵送で送って頂いた場合や、間接的に貰った場合でも
できるだけ早くお礼を伝えましょう。
お返しをするからといって時間を空けてしまうと
あげた方はきちんと手に渡ったのかどうか心配になります。
お礼はまず電話で、その後手紙やメールを送るといいでしょう。
お祝いを頂いた感謝の気持ちを伝え、
さらにお祝いの使いみちなどを伝える一言があるとていねいな印象があります。
メールだと失礼だと感じる方もいらっしゃいますので
年長者には手紙のほうが良いかもしれません。
お礼はまず電話で
入学祝いをいただいたらお礼状を出すことがマナーですが
いただいたらすぐに電話してひとことお礼を言いましょう。
小学生までなら親が電話して途中で子供に代わりお礼を言わせる、
中学生以上なら自分で電話させるということで良いでしょう。
電話をすればお礼状は別にいいのでは・・・と思う方も多いと思いますが、
身内なら電話のみでもいいです。
頂いた方が知人、会社の上司、目上の方のときは
電話とお礼状の両方で感謝の気持ちを伝えるほうがマナー的に良いでしょう。
お返しをする時期
基本的には入学祝いのお返しは1カ月以内に返しましょう。
ただし、入学式まではお返しするのは待ってください。
入学祝いは入学式前にもらう事が多いと思いますが、
入学式を無事すんだ報告を兼ねて入学式後に届くようにしましょう。
入学祝いのお返しの金額は?
入学祝いのお返しはいくらくらいにすればいいのか、
なにをあげたらいいか悩みますよね。
一般的な相場は
いただいた金額の三分の一から半分くらいの金額です。
品物でいただいた場合も同じです。
こちらからお返しするのは「内祝い」になるので
品物でお返ししたほうがいいでしょう。
贈るものとしては日常的に使える日用品や消耗品など、
相手に気を使わせないものがおすすめです。
- 日持ちのするお菓子
- お茶・コーヒー
- 洗剤
- 鰹節
などから相手が喜びそうなものを選びましょう。
お返しと一緒に入学式の写真やお礼のメッセージを添えるとさらに喜ばれます。
入学祝いのお礼状の書き方は?
入学祝いを貰ったらできるだけ早くお礼状を出しましょう。
まずは感謝の気持ちを書き、頂いた入学祝いの感想、
現金でいただいた場合はその使い道を報告しましょう。
入学式は4月なので春の季節を感じさせる挨拶を入れて書き始めましょう。
「寒さの中にも春の気配を感じる頃となりました。」
「春のつぼみも膨らんでまいりました。」
「ようやく春の気配を肌で感じられるようになりました。」
次にお礼の気持ちを書いてください。
いつも気にかけていただいて感謝していることや、
お祝いをしてくれる気持ちが嬉しいことなどを書けばいいでしょう。
お祝いを現金で頂いた方にはお金をなにに使ったのか報告しましょう。
「通学用のバッグを購入しました」
「部活動で使うテニスラケットを購入予定です」
物をもらった場合も子供が喜んでいる様子を書きましょう。
「とても使いやすい筆記用具で勉強に身が入ります」
「履きやすくてセンスの良いスニーカーでお気に入りになったようです」
そして入学式の報告をしましょう。
「桜の花が満開で新生活にふさわしい良い入学式でした」
「新しい環境に心を踊らせているようです」
最後に締めの言葉を入れましょう。
「季節の変わり目、体調など崩されませんように。またお会いできる日を楽しみにしています。」
お返しもいっしょに送る場合は
「ささやかではございますが、お礼のお品物をお送りさせていただきます。」
「心ばかりの品をお送り致しましたので、お納めいただければ幸いです。」
- お礼状は本人にも書かせる
できるだけお祝いをいただいた本人にも書かせましょう。
字がかけない園児は別の紙に絵を描いたり
ひとことでも「ありがとう」と書けばいいでしょう。
中学生以上になれば自分でお礼の文が書けるようになりますから
感謝の気持ちを伝えるためにも親とは別にお礼状を書かせましょう。
大人みたいに形式ばった文を書く必要はありません、
お礼の言葉、感謝の気持ち、新しい学校での抱負などを書きましょう。
マナーを守った素敵なお礼状を書いてくださいね。
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まとめ
子供の入学式を祝ってくださるのは親としてはうれしいですね。
新しい生活が始まる我が子に「祝ってくれる人がいる」「見守ってくれる人がいる」ということをちゃんと伝えてください。
そして入学祝いをいただいた方にきちんとお礼の手紙を書いたり電話でお礼を言うことはマナーを学ぶいい機会にもなります。
常識やマナーが身につくのって子供の頃からこうしたことに触れているかどうかなんですよね。
お返しが面倒とか思わず、教育のいい機会と考えてもいいかもしれません。