手に入りやすくて食べやすい果物といえばバナナが思い浮かぶ方も多いと思います。
バナナはスーパーで一年中手に入り、比較的リーズナブルでお財布にも優しいフルーツです。
通常見かけるバナナは黄色く色づいた物がほとんどだと思いますが、たまに青い色のバナナを見かけることがあります。
青バナナはじつは熟成していない若いバナナなんです。
熟していないバナナを手に入れても食べられないし・・・と考えがちですが、じつは青バナナには特有の効能があるんです。
青バナナを食材のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
青いバナナのおいしい食べ方
バナナは一年中いつでも入手することが出来て、手軽に食べられる果物です。
それに加えて、豊富な栄養も入っています。
バナナを運動前後に食べるアスリートも多いですし、ダイエットにも大活躍です。
もちろんおやつとしてもデザートとしてもお菓子の材料としても利用価値は大きいですね。
バナナには食物繊維やカリウムが豊富に含まれており、女性にとって嬉しい美容効果が期待できる食べ物です。
バナナには青いバナナ、黄色いバナナ、熟して黒くなったバナナがあります。
通常は黄色バナナを見ることがほとんどだと思います。
熟していない青バナナを見かけることは少ないかもしれませんが、まれに見ることがあります。
黄色バナナを購入して時間がたってしまうと黒っぽくなってきます。
この黒いスポットがいっぱいのバナナも実は熟してて美味しく食べることが出来ますし、お菓子の材料として使うにも適しています。
バナナは熟成度合いによって色が違っていますが、それぞれで効果・効能が違ってくるのです。
不思議ですね。
今回は、青いバナナについての効能についてご紹介しましょう。
青いバナナは美味しくないから熟すまで待つという方は多いと思いますが、実は青いままでも素晴らしい効果があったのです。
青いバナナには、レジスタントスターチという糖として吸収されにくいデンプンが含まれています。
これは消化されにくく、食物繊維と似た作用があります。
食物繊維は便秘の解消や腸の調子を整える効果があるのはご存知かと思います。
その食物繊維と似た作用があるということですので、レジスタントスターチを含む青いバナナも便秘解消効果が期待できるのです。
また、バナナ自体にフラクトオリゴ糖が含まれています。
お腹の調子を整える効果が期待でき、おなかのスッキリに強い味方となってくれるのです。
レジスタントスターチは、血糖値の上昇を穏やかにしてくれる作用があります。
これは糖が脂肪分に変わるのを防いでくれる働きです。
また、小腸で吸収されにくいという特徴もあります。
つまり摂取カロリーが抑えられる可能性が高いのですね。
健康効果という視点から考えると、これはすばらしい効能ですね。
美容を気にする女性にも嬉しい効果となります。
これらの効果はバナナが熟してくると減ってしまいます。
レジスタントスターチを有効に摂取したい方は青いバナナがおすすめです。
それでは実際に青バナナを美味しく食べるにはどうすればいいでしょうか?
そのまま果物として食べるには向いていない青バナナの食べ方をご紹介します。
青いバナナは熟したバナナと比べて甘くないのでそのままでは美味しくありません。
熟したバナナのように甘さを活かしたお菓子作りには不向きな食材です。
青バナナはどちらかというと芋に似ているかもしれません、普通にお料理に使っていただくことができるのです。
カレーやシチューなどの煮込み料理にも使っていただけます。
また、お子さんから大人まで人気のポテトサラダにもいかがでしょう。
皮は手で剥くのは難しいので、包丁で剥くようにして下さい。
<炒める>
スライスした青いバナナを炒めてガーリックで味付けをすると、おつまみにぴったりの一品になります。
ウインナーを入れてジャーマンポテト風にしても良いですね。
潰してお菓子作りというのは不向きなのですが、ソテーして甘く味付けたスイーツは絶品です。
バターでソテーしてシナモンシュガーをかけたスイーツは美味しくておすすめです。
アイスクリームを添えると、カフェで食べている気分になれるかもしれませんね。
<揚げる>
カリッとフライした青いバナナを、お好みのフレーバーで楽しんでみてはいかがでしょう。
青バナナ自体甘みは少ないので、甘めのフレーバーにするとスイーツ感覚で楽しむことができます。
メープルシロップやシナモンシュガー、きなこなどがおすすめです。
青いバナナを甘くする方法
青いバナナは甘みがありません。
未熟なため硬いのでそのまま食べるのはおすすめできません。
青バナナは食材として使うことが出来ますが、やはりフルーツとして食べたいという方は多いと思います。
そこで青バナナを熟成させて黄色くしてから食べれば、いつも見かけるバナナが食べられます。
追熟すると黄色く色が変わり、いつも食べているようなバナナになるのです。
普通にそのままおいておけば追熟できますが、もっと早く追熟させる方法はないのでしょうか?
簡単な追熟方法としては、エチレンガスを放出する果物や野菜と一緒に紙袋に入れておくことです。
りんごはエチレンガスが多いことで有名な果物ですね。
じつはバナナ自体もエチレンガスが多い果物なのですが、より熟成を早めるためにりんごといっしょにおいておくと良いでしょう。
紙袋に入れて、しっかりと口を締め、温かい場所に置いておきましょう。
バナナは温かい場所で追熟が進みます。
夏場は常温でも十分温かいですが、冬場はできるだけ温かい場所を探して下さい。
まとめ
あまり見かけることがない青バナナですが、これはこれで素晴らしい効能があるのですね。
見かけたら一度試してみてはいかがでしょうか。