浴衣の着崩れの直し方 着崩れしない着方は?安全ピン活用?

花火やお祭りでみかける浴衣姿は夏らしくて涼し気です。
おしゃれで上品にも可愛くも演出できる浴衣姿でステキにお出かけしたいですね。

しかし、浴衣というのは以外に着崩れしやすいんです。
洋服と違って和装の着崩れは見栄えが良くないので、すぐに直してピシッとさせましょう。

着崩れしやすい部分というのもあるのでそういったことも知っておくとイザという時に対処できます。
浴衣が着崩れてきたらどうやって直せば良いのか、やり方をキチンと覚えておくと安心です。

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浴衣が着崩れしたときの直し方

夏のおしゃれと言えば和装美人の浴衣です。
浴衣をはんなりと着こなして花火大会やイベントなどに出かけたいですよね。

しかし問題は着慣れていない浴衣姿をきちんと保てるかどうか・・・慣れていない服装だと不安になります。
浴衣を着て出かけたものの、途中で着崩れてしまったりトイレに困ったりすることも多いと思います。

そこで浴衣の着崩れの直し方をご紹介したいと思います。

浴衣姿が綺麗に見える3箇所をまずは押さえましょう。

  • 1,胸元がフィットして襟足が、ひとこぶし空いている
  • 2,背中の縫い合わせがまっすぐにフィットしている
  • 3,裾がはだけずフィットし、丈がくるぶし辺りになる

上記3つが1つでも崩れると、浴衣姿がだらしなく見えてしまいます。
全体的に程よくフィットしているとかっこよく見えるけど、どこかがゆるんだりしていると着崩れしてだらしなく見えるという感じです。

では順番に浴衣の直し方を紹介します。

1,胸元がフィットしないで、はだけたり隙間から胸元が見える場合は、胸元のあたりの生地を身体に沿わせるように直しましょう。

襟の左を(重なりが上になっている襟)を手のひらで押さえ、帯の下から右側の襟を下に引っ張りましょう。
そうすることで胸元のたるみが直ります。

ちから一杯引くというよりは、少しグイっと引き下げる感じです。
引きすぎてもおかしいので、程よく身体に沿うくらいに合わせてください。

2,背中やお尻の部分がフィットせず、たるんできた場合は背中の部分を引っ張ってまっすぐになるように直します。

背中側の帯の下の折りたたんである輪っかの部分(おはしょり)の上の布を帯の下から左右の手で引っ張りましょう。
すると、背中のたるみが直せます。

お尻のたるみは背中側のおはしょりをめくると紐があるので、紐の上の布を引っ張りましょう。
めくったおはしょりを戻すと、お尻のたるみが直せます。

背中とお尻のたるみは座っていることで起こる着崩れなので、立った時にたるみがあれば引っ張るように心がけましょう。

3,裾が開いてきたり、丈が左右前後で違ってきた場合は裾がすぼまるように引っ張ります。

裾が開いてきた場合は下腹辺りにあるおはしょりをめくると紐があるので、紐の上の布を引っ張りましょう。
裾の開きが直せます。

左右、前後の丈が違ってきた場合はおはしょりをめくって見える紐の結びが緩いことが原因です。
紐を強めに結び直し、紐の上の布を引っ張ることでくるぶし位の丈に直すことができます。

着崩れが起こるとあせってしまうと思いますが、落ち着いて一箇所ずつ対処していきましょう。
浴衣は着崩れしやすいものだと最初から認識しておくと心構えができるかもしれません。

要の帯がゆるんだ場合は容易に手直しが出来ません。
締め直しが出来れば良いのですが出来ないことが多いと思います。
帯がゆるんできたらハンカチやタオルを挟んで応急処置をしましょう。

着崩れたまま着ているとさらに崩れて体にフィットしなくなってしまいますので、
早め早めに対処するようにしましょう。

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浴衣が着崩れないようにする着方は

洋服が立体的に作られているのに対して、着物は平面的に作られています。

着物である浴衣は、一枚の布を体の形に合わせて紐で留めながら立体的に着る服装です。
なので動く事で着崩れたり、着方が悪くて着崩れてしまいやすいんです。

まず着る時に身体にしっかりと合わせて着るようにしましょう。
お腹をぎゅうぎゅうと締めると苦しいですが、崩れないように体幹にフィットさせるとそれほど苦しくはありません。

ポイントはウエストの補正です、補正しないで着ると帯がずれやすいんです。
ウエストがきちんと補正してあると苦しくなく着ることができていいですよ、

あとは和服用の下着をつけると着崩れが予防できます。
スポーツブラでもOKです。

それでも着ているうちに少しずつズレてしまうと思います。
浴衣が体にフィットしていないようであればこまめに布を引っ張り、体にフィットさせるようにしましょう。

洋服の場合は着崩すという着方もありますが、着物の着崩れはだらしなく見えるだけでいいことありません。
ひどい着崩れになると裾が地面を引きずるようになったり、下着が見えてしまう事もあり得ます。

着慣れていない分着崩れを時折チェックして、着物美人を最後まで保ちましょう。

浴衣の着崩れに安全ピン活用

浴衣を着た時は便利グッズとして、安全ピンやクリップ、洗濯バサミを持って行くようにしましょう。

安全ピンは着崩れが起きた時に留めることで応急処置をすることが出来ます。
見えないところでこっそり留めてしまえばごまかすことが出来る、とてもありがたいグッズです。

たとえば裾がズレてしまってどうしても戻せない!このままだと裾を引きずってしまうかも・・・
という場合は上の方で安全ピンを使って上手く止めて位置をキープしましょう。

クリップや洗濯バサミはトイレに行った時とても助かるグッズです。
洋服と違い、袖はたもとになっていて普段と感覚が違います。

裾を捲り上げてクリップや洗濯バサミで留めると着崩れしにくく、汚す心配もありません。
着物に慣れていない方はクリップや洗濯バサミを利用し、トイレを我慢することのないようにしましょう。

着崩れ知らずの浴衣を満喫しましょう。

こちらの記事も参考にして下さい
浴衣写真の撮り方は?かわいく撮るコツやステキな背景は

まとめ

浴衣姿はステキだけど、着崩れするので安心してお出かけできないという話も聞きます。
でも、夏しか着られない浴衣を思い切り楽しんで着たいですよね。

せっかくの浴衣でのお出かけを満喫するなら着崩れの対処法を知っておくと多少は安心ですよ。

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