家庭訪問のマナーについて 座る位置は?飲み物は出す?

学校によっても違いますが、5月くらいから家庭訪問をするところが多いようです。

子どもが家でどんなふうに過ごしているのか、家がどのへんにあるのか、通学路はどこを通るのかと言ったことを先生が知るためにおこないます。
親と先生が上手くコミュニケーションをとって子どもをよりきちんと理解してあげるきっかけになるといいですね。

家庭訪問にもマナーというものがあります。
先生と上手なおつきあいができるようにしたいですね。

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家庭訪問のマナーについて

まずは家庭訪問でどういったことに気をつけるのかをみていきましょう。
家庭訪問の際に気を付けなければならない点はいくつかあります。

  • 時間
  • まずは時間をかけすぎない事が大事です。

    先生は一家庭ごとに約10分~15分程度の時間配分をしています。
    それは一日に何件もの家庭を訪問しなければならないためです。

    あまり長くお引止めしてしまうと予定通りにこなすことができなくなり、
    次に待機しているご家庭にも迷惑をかけてしまいます。

    出来るだけ手短に用件をまとめて話すことを心掛けましょう。

    事前に何について聞きたいかをランキング形式でリストアップしておくと
    いざ先生がいらっしゃった際に困らずに済みます。

  • 家のなかにお招きする
  • 先生が訪問された際には中に入っていただくように一言言うのがマナーです。

    基本的に今の先生は玄関より先に入ることはあまりありません。
    中へどうぞと招いても「玄関先で失礼いたします」とお断りを入れる先生がほとんどです。

    招いても断られるからと言ってお招きしない事は失礼になりますので
    訪問していただいてありがとうございますという気持ちで一言お招きの言葉を添えるといいですね。

    先生のなかには子どもの環境を知るためにいつも勉強している場所をみるということもあるようです。
    その場合は家の中で話すことになるので一応部屋をきれいに片付けておいたほうが安心かもしれません。

  • 座っていただく場所
  • 家のなかに上がっていただいた場合は上座に座っていただきましょう。

    和室の場合は出入り口から遠い位置に座ってもらいます。
    床の間がある場合床の間に背を向けて座ってもらうのが正式に客人を迎えるマナーです。

    リビングの場合も出入り口から遠い場所が上座です。
    ただしソファーがある場合はそうとは限りません、きちんとした優先順位があるんです。

    長椅子がある場合はそちらに座ってもらうようにしましょう。
    次の優先順位は一人用ひじ掛けソファー、次いで背もたれのみのソファー、最後に背もたれのないソファーの順で格が変わってきます。

    ダイニングキッチンの場合でも基本的には出入り口から離れている場所が上座なのですが
    中には上座に座ることでキッチンの中が見えてしまう造りの事もありますよね。

    その場合は気にせずに見栄えが良い位置に座ってもらいましょう。
    普段私たちが上座や下座を気にしないように先生も気にしていないものです。
    家の造りなどに合わせて座ってもらって構いません。

    気になるようなら「下座になってしまって恐縮ですが、こちらのお席でお願い致します」
    と、断りを入れると先生も気遣いを好意として受け入れてくれます。

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玄関のマナーや座る位置は?

玄関先で話すことが多いとは言え、立ち話よりは座っていただいたほうが話しやすいですよね。
玄関先で話す場合でも可能ならば座っていただきましょう。

その際には座布団を用意すると感じが良いですね。
座布団やクッションを脇に用意しておいて
玄関先で話す事になった場合はサッと差し出すようにすれば不自然じゃありません。

しかし、玄関で座る場所にマナーというのはあるんでしょうか?

基本的にお客様には上手に座っていただくのがマナーになりますので、玄関でも同じように考えましょう。
玄関先の場合、先生には外から玄関を正面に見た時の右手側に座ってもらいましょう。
そちらが上手にあたります。

座布団にも正しい向きがあります。
縫い目がない辺が一か所あるので、縫い目がないほうが手前にくるように置いてくださいね。

家庭訪問で飲み物は出すべき?

学校によってはお茶出しをしないようにとお知らせの手紙に記載している場合があります。

そういった場合は基本的にお茶を出す必要はないのですが
おもてなしとしてお茶は用意しておいたほうが気分的にいいですね。
また、話しているうちにのどが渇く可能性もあります。

お茶を用意するなら緑茶のほうが万人受けするのでおすすめです。
コーヒーや紅茶は好みの部分が大きいので、選択肢のひとつとして用意するくらいに考えておきましょう。

お知らせの手紙にお茶出し不要と記載されている場合はお茶菓子を準備する必要はありません。

というのも、他のお宅では頂いたのにうちでは手も付けなかったなどと気にする人がいるために
今はお菓子を出しても断られることがほとんどだからです。

そういったことでわだかまりがでてしまうと先生にご迷惑をかけることになりかねませんよね。

ただし、飾りのひとつとして見栄えとして出しておく分には問題ありません。
その際にはあまり無理に勧めすぎないよう注意をしましょう。

特にお知らせに記載がない場合には、
普通にお客様としてお茶もお茶菓子も用意をしておきましょう。

連日に渡る家庭訪問で疲れている先生へのねぎらいの気持ちを込めて、用意しておきたいですね。

ただ、先生も行く家庭全てでお茶菓子を食べていてはキリがありませんので、
先生を困らせない程度におすすめしておもてなしをしましょう。

まとめ

家庭訪問は親も先生も大変です。
でも子供のことを深く理解するきっかけになることも多いので、できるだけきちんと対応したいものです。

日ごろの感謝を込めておもてなしの気持ちでお迎えすることができるように心がけたいですね。

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