夏の家電にはいろいろありますが、風をおこすことができるのが扇風機とサーキュレーターです。
似ているけど微妙に違うこのふたつ、いったいどういった違いがあるんでしょうか？
両方とも夏を快適にしてくれる家電なのですが、使う目的が実はまったく違ってるんですよね。
それを知らないと効き目が今ひとつ・・・となってしまいます。
扇風機とサーキュレーターってどんな違いがあるんでしょうか？
どう使うと快適に過ごせるんでしょうか？
サーキュレーターと扇風機の違いは？
サーキュレーターと扇風機って形がそっくりで何がどう違うのか分からないですよね。
大きさがちがうだけかな？？なんて思っている方もいるかもしれません。
サーキュレーターの代わりに扇風機を使ってもいいのでは？と、思ってしまったりしますが
じつはサーキュレーターと扇風機は全くの別物なのです。
サーキュレーターと扇風機っていったいどうちがうんでしょうか？
- 扇風機
- エアサーキュレーター
昔から馴染みのある扇風機というのは部屋の中にある空気を拡散させながら風を送っていきます。
広い範囲に風を送るイメージですね。
扇風機に当たると涼しく感じられるのは、
自転車に乗って風を切っている時と同じような原理です。
静止している空気を散らせることで風がおこり
風に当たることで体感温度が下がるためにすずしく感じることができます。
扇風機は比較的に音が静かで稼働していても気になる事はほぼありません。
読書やテレビを見ているときなどに扇風機をつけていてもうるさくないので問題ないですね。
夜も寝付くまでタイマーで扇風機をかけていても静かなので眠れますし、
いつ止まったかも気が付かないくらいではないでしょうか。
気になる電気代ですが、
夏場の一般家庭で使用した場合1ヶ月に約180円～300円程度です。
とても経済的ですね。
使い方を間違えなければ身体にも無理がなくてとても使いやすい家電です。
使用する扇風機によっても電気代には差がでてきますので、
詳しくは購入するときに家電量販店などで確認をしましょう。
一方のサーキュレーターは、
部屋の中の空気をとりいれ風を一直線に送る仕組みになっています。
部屋の中の静止している空気をまっすぐに送り出して
上から下に、下から上にと部屋の空気を循環をさせて巡らせる仕組みです。
稼働中の音は扇風機と比べるとすこし大きめで
人によってはうるさく感じてしまうかもしれません。
電気代は夏場の一般家庭で使用した場合1ヶ月に約220円～340円程度と、
扇風機と比べると少しだけ高いことが分かります。
扇風機は部屋全体の空気を柔らかく動かして風をおこして快適さを得るもの、
サーキュレーターは部屋の空気を循環させることで温度のムラを減らすものという感じでしょう。
扇風機とサーキュレーターは形は似ていますがその目的に違いがあるんですね。
使うシチュエーションがちがうと言うのが正しいのかもしれません。
こうして性能の違うふたつの商品ですが、
それぞれどのように使うと効果的なのでしょう？
サーキュレーターと扇風機の使い方を詳しく見ていきたいと思います。
サーキュレーターと扇風機はどっちがいい？
扇風機とサーキュレーターは使う目的がまったくちがうため
利用の仕方によってどちらが使いやすいのかが変わります。
それぞれのメリット・デメリットがあるため、どちらが良い、悪いという判断はできません。
基本的にその場面によって使い分けをした方がいいですね。
メリットとデメリットを確認しながらそれぞれの使い道を見ていきましょう。
- 使いわけのしかた
人が風にあたることですずしさを感じることができますが、部屋のすみずみまで風を送ることはできません。
一方サーキュレーターは扇風機と同じように風を送るものですが、
強い風をまっすぐに遠くまで送るような仕組みになっています。
風をまっすぐ送ることで部屋全体の空気を循環させることを目的としています。
人に向けて風を送っても快適ではないので、扇風機代わりの使用はオススメできません。
エアコンの代わりとして涼しさがほしいなら
直接風を受けても快適な扇風機を使いましょう。
エアコンの冷風が苦手な人や寝る時はエアコンを消す方などは
扇風機を上手に使えば暑さを和らげることができます。
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室内の空気を巡らせることができるサーキュレーターは、エアコンと併用して使うものです。
エアコンから出る冷たい空気を部屋中にすばやく巡らせることができます。
温度差を減らすことができるので部屋全体を涼しくすることができるのです。
サーキュレーターの使い方に関してはこちらの記事も参考にして下さい
サーキュレーターで冷房効果あがる？置き場所や電気代は？
サーキュレーターと扇風機の電気代は？
それではエアコンと併用するとどのくらいの電気代がかかるんでしょうか？
サーキュレーターと扇風機のタイプによってそれぞれの電気代は変わってきますが、
平均的な一般家庭で計算してみましょう。
一般家庭で夏場に扇風機を使う場合、1ヶ月約180円～300円前後、
サーキュレーターは1ヶ月約220円～340円前後です。
エアコンを夏場に使って1ヶ月で約5,000円～7,000円として考えましょう。
もしエアコンをあまり使わずに扇風機で代用するとしたら4,000円近く安くなります。
暑い時間帯は弱めにエアコンを付けたとしてもエアコンだけよりは安く済むでしょう。
ただし扇風機は部屋全体の温度を均一にするわけではないので、 家族がいると暑がる人がいるかもしれません。
エアコンが苦手な一人暮らしならこれで十分かもしれません。
エアコンと組み合わせて使うのに向いているサーキュレーターを併用した場合は
部屋全体の温度差を減らすことができるので複数人でも快適に過ごせます。
家族がいる場合はサーキュレーターを使ったほうが良いかもしれません。
エアコンと併用して使うと温度ムラが少ないので設定温度を下げても快適に過ごせることも多くなります。
1ヶ月のエアコンとサーキュレーターを合わせた電気代は約4,000円～6,000円と、エアコンだけより1,000円近く安くなります。
部屋の中全体を素早く冷やすことができるので
エアコンの稼働を抑えることができて電気代が安く済むのです。
まとめ
空気が動くと涼しさを感じるので、その原理を上手く使って暑さを乗り越えてください。
エアコンだけで部屋を冷やすよりも快適さも大きいですし、経済的です。
体に優しくお財布にも優しいというのはうれしいですからね。
上手に夏の家電を使って快適な夏を過ごして下さい。