
かなえたい願い事があるときは神頼みをすることも多いかと思います。
そんなときは神社に行ってお願い事をかなえてくれるようにお祈りするんじゃないでしょうか。
受験のシーズンや仕事や恋愛がうまくいくように、家族が健康に過ごせるようにとお願いしたいことはたくさんありますよね。
でも神社でそんなに何もかもお願いしても大丈夫なのでしょうか?
神社へのお参りするときの具体的なお願いの仕方をご紹介します。
あなたの心からのお願いは何でしょうか。
神社へのお参りの方法は?
神社は神様のお家だと言われています。
神様のお宅を訪問して祈願させてもらうのですから、まずは神様へのご挨拶をするための準備をしましょう。
鳥居は神様のお宅の玄関口にあたります。
人のお宅におじゃましたときに、ご挨拶もせずにお友達とワイワイ話しながら入ったりしては失礼ですよね。
だまって勝手に人の家にあがる人はいませんよね?
神社の中に入るのも他の人のおうちにお邪魔するのと同じことです。
ちゃんと礼儀正しくお邪魔するのがあたりまえですよね。
鳥居の前に来たらまず身だしなみを整えて、神様のいらっしゃる本殿に向かい一礼をします。
神様の家へ入らせていただきますというご挨拶です。
本殿に向かうときは参道という道を歩いていきます。
参道の真ん中は石畳になっていることが多いですが、真ん中は神様の通り道です。
左側か右側のどちらかに寄り、真ん中はあけながら歩くようにします。
神様の前で祈願をする前に心と身体をきれいに清めます。
自分の家に汚れた靴下で家にあがられたら、いやなものですよね。
手水舎で左手、右手、口、左手の順で清めていきます。
口を清めるときは杓子に口をつけるのではなく、杓子の水を左手にそそぎ口を清めます。
心身を清めたら本殿へと進み、二礼をし神様へ祈願の挨拶を行います。
次にお賽銭を入れ二拍手します。
柏手は大きな音をさせたほうがいいといわれるので、しっかりと柏手を打ちましょう。
そして手を合わせて祈願をします。
この時に気を付けたいことは、手を合わせるときに左手を右手よりも上へずらすことです。
左手は神様が宿ると言われています。
お願い事をしたらお礼の一礼をしましょう。
帰り際は鳥居の前で立ち止まり、振り向きます。
訪問をさせてもらったお礼の一礼を本殿に向かって行います。
これが神社のお参りの基本的な流れです。
おみくじをひいたり御朱印をもらうことは参拝後に行うようにしましょう。
人間のおうちに例えると、家の主に挨拶なしに勝手に冷蔵庫を開けてごちそうになるのは失礼ですよね。
おみくじや御朱印も同じことです。
参拝を終えてからゆっくりと楽しむようにしましょう。
神社への願い事の正しいやり方
神社で神様にお願い事をするときは、どうすれば良いのでしょうか?
お願い事をするにも正しいやり方があるのでしょうか?
神様へ祈願をするときは、自分のお願い事をちゃんと正しく伝えましょう。
もちろんお願い事ではなく日ごろの健康や生活への感謝や参拝させてもらう感謝だけでも構いません。
お願い事をしても大丈夫ですが、漠然としたお願い事は神様もどうしたものかと悩んでしまいます。
だって「テキトウにうまくいきますように」なんてお願いされてもどうしていいやらわかりませんよね。
お願い事をするときは、できるだけ具体的にお願いをするといいでしょう。
たとえば「◯月◯日に◯◯の資格試験があります」というように具体的に言うと良いですね。
住所とか細かい内容もちゃんと伝えるとよりわかりやすいんだそうですよ。
しかし、あまりにも長々とお願いをしても神様も他の参拝客も待たせてしまいます。
内容を整理しておいてわかりやすくお願いできるようにしましょう。
まとめられないお願い事はまだ自分の中でも整理がついていないことです。
心で整理をつけて、きちんとお願い事をすることで気持ちよく祈願する事ができますよ。
そして、一番大切なお願い事だけを神様に打ち明けるようにしましょう。
欲張りすぎていると神様も聞く耳を持ってくれません。
お願いしたいことがたくさんある人も多いでしょうが、本当に重要なひとつだけにします。
その時に叶えてもらいたい願いをひとつ、具体的にまとめてお願いするといいですね。
自分自身にも言い聞かせられるし、神様にも周りの参拝客にも迷惑をかけることなく参拝することができますよ。
神社へお参りするときの注意
神社へお参りに行くベストな時間帯は午前中、早朝と言われています。
要は太陽が出ている日中に行くことが良いとされているのです。
なんとなく日中は活動する時間、夜は休息の時間というのは一般的な考え方でも分かりますよね。
知人のお宅を訪問する時も、陽が沈んだ夜は失礼になります。
神社への参拝は、神様の家を訪問させてもらうということです。
できるだけ日中に行くことが良いとされているのも納得ですよね。
そして、夕暮れ時というのはこの世とあの世が交わる瞬間だと昔から言い伝えられています。
夕方以降の時間に神社へ行ってしまうと妖などにとりつかれてしまうと言われているんですよね。
神社への参拝は日中が良いとされているので、覚えておきましょう。
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神社仏閣観光のマナー 正しいお参りの仕方や楽しみ方の工夫
まとめ
神社は神域なので心が落ち着いて癒される感じがします。
節目ごとにきちんと参拝しておきたいですね。