新居の挨拶マナー どこまでするべき?いつまでにすればいい?

引越しをするときはやることがたくさんあって大変です。
そのなかでも「引越し挨拶」はどのように考えていますか?

そもそも引っ越しの挨拶にはどんな意味があるのか?どんな品を選べばいいのか?
初めての方はかなり戸惑うと思います。

金額はどのくらいのものが良いのか?挨拶に行って不在だったら?と言った疑問もありますよね。
そんな疑問だらけの引っ越しのご挨拶、ちょっと調べてみましょうか。

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新居の挨拶のマナーとは?

「引越し挨拶」は住むことになった場所のまわりの方へのご挨拶です。
この引っ越しのご挨拶にはどんな意味が込められているのでしょうか?

基本的にはこれから生活するにあたって、ご近所付き合いを円滑にするための礼儀のひとつと考えます。
不審者じゃありませんよという、顔見せの意味もあるようです。

住民があまり変わらない地域はとくに、新しい人がどんな人なのかを気にしています。
見かけない人が歩いていると気にすることで、治安を良くしているという地域もあります。

「これからお世話になります」
「ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんがよろしくお願いします」
などと挨拶することで、こちらに対する印象も良くなります。

礼儀正しい人だという印象を持ってもらえれば、ご近所トラブルの回避にも繋がります。
マナーを守って礼儀正しい人だと思ってもらったほうが、あとあと過ごしやすくもなりますよ。

とくに管理人さんや大家さん、町会長さんなどには早めにご挨拶するのがベストだとされてます。
できれば引っ越しのまえにご挨拶しておいたほうがいいでしょう。

荷物の搬入に関することや、ゴミ出しのルールなどを前もって確認することができます。
最初からルールを知っていると、なにかと楽です。

当日はバタバタと時間もないので、ついご挨拶が遅れてしまいがちです。
挨拶忘れがないように気をつけてくださいね。

そしてじつは、引越しのご挨拶は新居だけじゃなく旧居でもしておいたほうがいいんです。
今までお世話になったお礼と、引っ越しによる騒音のお詫びも兼ねて、ご近所さんや大家さんなどにご挨拶しておきましょう。

もちろん引っ越し中に住人の方に遭遇した時は「騒がしくてすいません、もうすぐ終わりますので」などとご挨拶することを忘れずに。

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新居の挨拶はどこまでするべき?

はたして引越しのご挨拶する範囲はどこまでするのが正しいのでしょうか?
これは、物件の種別によって異なります。

まず一戸建てですが、向かい三軒と両隣にご挨拶するのが一般常識であるとされています。
つまり、自分の家の玄関からみて取り囲んでいる周りのお宅ですね。

これは顔を合わせる頻度が高いので、きちんとご挨拶をしておいたほうがいいという考えでしょう。

もちろん自分の家が接しているお宅にはご挨拶をするべきです、洗濯物が風でとんでいったり木の枝が伸びて出てしまうかもしれませんからね。
なので裏側のお宅にもきちんと挨拶をしましょう。

他にも大家さんや町会の会長さん、役員さん、ごみ置き場近くにお住まいの方などにもご挨拶しておくと良いですね。
今後なにかとお世話になることが多いと思われますので、できるだけご挨拶しておきましょう。

マンションやアパートなどは、上下と両隣のお宅に挨拶するのが一般的です。
大家さんや管理人さんがいる場合はこれらの方にも挨拶します。

フロア全体に挨拶する必要はありませんが、フロア全体の世帯数が少ない場合は挨拶してもいいでしょう。

お子さんがいるご家庭は広い範囲をご挨拶しておいたほうが良いかもしれません。
特に小さいお子さんがいる場合は、泣き声や足音などの騒音問題などが今後おきる可能性も考えられます。

アパートは壁が薄いなどの理由で何かと迷惑をかけることもありますので、できれば全入居者に挨拶するほうが良さそうです。

引越しは時間帯が早いこともあります。
あまり朝早くからご挨拶に伺うのも非常識になりますので、その点は気をつけてくださいね。

引っ越し挨拶はいつまでにするべき?

せっかくご挨拶に行っても、お仕事などで不在がちなお宅もあります。

しかし引っ越しからあんまり日にちが経ってしまうと、挨拶に行きづらくなってしまいますよね。
結局そのままにしちゃうこともあるんじゃないでしょうか?

でもちゃんと挨拶しとかないとこの先バッタリ会ったりした時に気まずいですよ。
挨拶するなら早めにサラッとしておきましょう。

では、いつまでに挨拶に行くのが常識なのでしょうか?

旧居での挨拶は、当日以外の数日前に済ませておきます。
当日になって「今から引っ越します!」というのはそっけない印象ですから。

新居ではできれば当日中がベストです。
不在であればまた日を改めて、遅くとも一週間以内に済ませるようにします。

時間帯ですが10時~18時頃がいいとされています。
早すぎず遅すぎない時間帯がベストです。

不在続きでなかなかご挨拶できない場合は、部屋に明かりが点いてるか、自転車や車が停まっているか、換気扇が回っているかなどを確認してから行くといいでしょう。
でも、あまりにも失礼な時間帯は避けてくださいね。

それでも不在が続き一週間を過ぎてしまったら、粗品にご挨拶のお手紙やカードなどを添えてポストやドアノブにかけるなどしてください。

その後、また日を改めてご挨拶に行くといいでしょう。

また、親しい友人や知人、親戚などにも引越しの報告を忘れずに。
ポストカードで十分ですのできちんと知らせましょう。

粗品の相場としては500~1000円くらいでしょう。
金額はあくまで目安なので、自分でラッピングするなどして高級感を出すのもいいですね。

「粗品」というのは手土産の一般的な呼称であって、粗末な品物という意味ではありません。
「粗品」は謙譲語で、謙譲語とは自らをへりくだり相手に敬意を表す言葉です。
ですので、ご挨拶の手土産を「粗品」と言うのは決して失礼なことではありません。

品物は消費期限のない日用雑貨などを選ぶのが無難かと思います。
男性でも女性でも関係なく使える台所用洗剤や石鹸、タオルなどが喜ばれます。

消費期限の長いお菓子や特産品、乾物なども喜ばれることが多いです。
受け取られる方の年令などによっても好みがありますので、事前にわかっている場合はそういったことも考慮すると良いかもしれません。

引越しの粗品には「のし紙」をつけるのが常識です。
というのも名前がわからないと何のためにご挨拶に行ったのかがわからなくなってしまいますから。

名前がすぐに分かるように「外のし」にしてもらいましょう。
「ご挨拶」として、下に名前を書きます。
名前は名字のみでかまいません。

のし紙があることによって名前を覚えてもらえますので、名刺のような役割を果たしてくれます。
口頭で名前を言っても聞き取れないこともありますので、文字で書いてあればしっかりわかってもらえると思います。

まとめ

旧居では、今までお世話になりましたと感謝の気持ちを表すご挨拶を。
新居では、これからお世話になりますという気持ちと自己紹介を含めたご挨拶を。

事務的ではなく、心のこもったご挨拶ができるといいですね。

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