引越しで高校は転校することができるの?手続きや編入との違い

引っ越しをすることで今まで通っていた学校に通えなくなり、転校することがあります。
子供が義務教育中なら公立学校には必ず入れます。

しかし、義務教育を終えている場合は簡単に転校することができません。
高校は義務教育ではなく、高校に入学するには受験で合格しなければなりませんでしたよね。

高校生は親の引越しで転校したい場合も簡単に転校するわけにはいかないのです。
義務教育ではない高校を転校することはできるのでしょうか?

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引越しで高校を転校することはできるの?

家族の都合で引っ越しが必要な場合、問題になるのは子供の学校です。
小学校、中学校は公立学校なら必ず転校することができます。

高校を転校しなくてはならない場合はどうしたらいいのでしょうか?
高校は義務教育ではないので簡単に転校することはできないのです。

引っ越しで高校を転校することはできるのでしょうか?
転校することはできますが、義務教育に比べてやることは多くなりハードルも多少高くなります。

まず初めにしなければならないことは、在学中の高校の出席日数を確認することです。
これは正確に把握しておく必要があります。

高校の欠席日数が1年間に出席すべき日数の3分の1以内でないと、転校することができない学校が多いのです。
この日付は学校によっても日数が異なりますので、自分で計算せずに学校に確認してください。

高校生になるということは受験をして合格したから高校に入学できたわけですよね。
今の学校には合格したから通えてるわけですね。

転校する場合はその学校に入る試験を受けなければなりません。
これは転校したい学校に今通っている人たちは、みんな受験をして合格しているわけですから当然のことなんです。

転校する場合は受験ではなく「転入試験」や「編入試験」という形で高校に入るためのテストがあります。
この試験に受からなければ入学基準に達していないということになり、転入することができないのです。

転入試験に合格するのはなかなか大変だと思ったほうがいいかもしれません。
高校受験のときはかなり頑張って勉強していたと思いますが、今も同じくらい勉強してると言えるでしょうか?

たいていは今通っている学校よりもランクを落とさないと受からないことが多いようです。

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高校の転校手続きに必要なことは?

転校の手続きは引っ越しが決まったらすぐに準備を始めましょう。
高校の転校の手続きをご紹介します。

引っ越すことが分かり次第、在学中の学校に電話や直接来訪して転校する旨を伝えます。
引っ越し・転校の意思が決まった段階で早めに伝え、できたら1ヶ月前には知らせておくと良いですね。

学校側で転校における必要書類を用意してくれます。
在学中の学校から「在学証明書」「成績証明書(単位習得証明書)」「在籍校校長の転学照会書」が発行されます。

転入を希望する高校に転校が可能かどうかを電話で確認します。
転入先が公立の場合はその高校か教育委員会に、私立の場合は都道府県私学協会へ問い合わせます。

高校の転校の場合は自分で通う学校を探さなければなりません。
希望高校の欠員状況、応募条件、編入試験について考慮の上、学校選びをしなければなりません。

また、希望する学校に必ず通える保証はありません。
定員がいっぱいのことも多いので、少なくとも2、3校ほど希望高校を検討しておいたほうが良いでしょう。

希望する高校の受け入れが可能な場合はその後編入試験を受けます。
試験内容は学校によって異なり、面接や作文、筆記試験があります。

希望する高校の試験に合格したら入学の手続きを行います。
高校が提示する必要書類を提出して完了という流れになります。

高校の転校と編入はどう違うの?

「転入」や「転校」の他に、「編入」で高校に入る人もいますよね。
高校の転校と編入にはどのような違いがあるのでしょうか。

転校や転入は現在在籍している高校から別の高校に移ることをいいます。
つまり、高校を辞めずに学校を変えることです。

転校は単位がそのまま引き継がれますが、前年度の単位までしか引き継がれないということに注意が必要です。
転校をする際は、学年が変わるタイミングに合わせると良いでしょう。

一方、編入は学校を辞めた状態で別の高校に再入学することをいいます。
前籍校の課程によっては、取得済単位を振り返ることも可能です。

編入は高校を入り直すということなので、学科試験や小論文などの筆記試験のほかに面接などを実施するのが一般的です。
現在の学力や状況を確認することを目的に試験を実施します。

編入の場合には一度高校を辞めてしまいますので、どうしても在籍していない空白の期間ができてしまいます。
このため、転校よりも編入のほうが同じ年齢の同級生と一緒に卒業することが難しくなってきてしまうのです。

転校と編入は意味合いが大きく異なります。
タイミングをしっかりと考え、事前の情報収集を抜かりなくしておきましょう。

まとめ

高校を転校することは、中学までの義務教育とは違い、簡単なことではありません。
引っ越し先で希望する高校に確実に入れる保証がないことが厄介な点です。

引っ越しで忙しい中でも親御さんは早めに準備や転校の手続きをしましょう。
そしてお子さんのサポートをしっかりしてあげたいですね。

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