夏の終わりに髪が傷んでパサパサになってしまったという経験はありませんか？
それは髪の毛が紫外線で傷んだからかもしれません。
お肌と同じように髪も紫外線によってダメージを受けています。
夏の間になんの対策もしないで過ごしていると、痛みがひどくなってしまって取り返しがつかなくなるかもしれません。
頭というのは太陽に一番近い場所です。
きちんと対策をして紫外線の害から守ってあげましょう。
髪の傷みは紫外線が原因？
梅雨があけると太陽がギラギラと眩しい季節がやってきます。
紫外線が気になる季節になるとほとんどの方は肌の紫外線予防対策を気をつけるようになります。
しかし見落としがちなのが頭や髪の紫外線予防です。
実は顔よりも髪や頭皮の方が紫外線を浴びる量は多いのです。
なんといっても実際に人間の身体の中で太陽にいちばん近いのは髪の毛なんです。
身体に比べると倍以上もの紫外線を浴びていると言われているんです、かなり多いですよね。
しかし髪の毛の紫外線対策を本気でしっかりしている方はそれほど多くないように見受けられます。
紫外線は髪のタンパク質を分解する働きがあります。
髪の毛のほとんどはタンパク質の一種アミノ酸でできています。
とくにシスチンと言う成分を含んでいるのですが、このシスチンが結合して健康で丈夫な髪の毛を作っています。
紫外線はそのシスチン結合を破壊する事があるんです。
また髪を保護するバリアである「キューティクル」を壊すこともあります。
キューティクルはうろこ状になっていて髪を守るよろいのような役割を持っています。
髪の外側にあるキューティクルが剥がれてしまうと、守るものがないのでそこから水分が流れていってしまいます。
そうすると潤いが失われてしまい、乾燥してツヤ・ハリのないパサパサの髪になってしまうのです。
枝毛や切れ毛の原因にもなるということですね。
冬の間に髪も肌と同じように乾燥しているのでダメージを受けやすくなっています。
そこに紫外線を浴びるとさらに乾燥してしまい、髪も老化してしまうんです。
じつは3月くらいから紫外線量はどんどん増えていきます。
ようやく乾燥が回復しかけた髪が違うダメージを受けてしまうわけです。
キューティクルは壊れてしまうと元に戻ることはありません。
髪を傷めないように心がけて、今の綺麗な髪を保つことが大切なんです。
髪だけではなく紫外線は頭皮にも影響を及ぼしてしまいます。
頭皮もまた髪と同じように肌ほど気をつけている場所ではないですよね。
でも考えてみてくださいね、頭皮は顔と同じ皮一枚で繋がっています。
ということは、頭皮も紫外線によって老化するのです。
頭皮が老化すると抜け毛や薄毛になる可能性もおおくなりますし、白髪が発生する可能性も高くなります。
そして健康的な頭皮でなければ元気な髪も生えてきません。
髪の土台である頭皮もしっかりとケアをし、若々しく元気な髪でありたいものです。
紫外線による傷んだ髪のケア方法
夏になると楽しい海水浴にお出かけの方も多いと思います。
海の爽やかな風が夏になると恋しくなりますよね。
しかしそこには落とし穴があるので、気をつけなければなりません。
じつは海水に含まれる塩分は髪の水分を奪う性質があります。
水分が奪われた髪は乾燥しやすくなりますので傷みやすくなります。
傷んだところへさらに強烈な紫外線を浴びている状態になっちゃうんです！
海辺の紫外線の強さは市街地よりも強烈ですからね。
これでは髪はパサパサになってしまうのも当たり前です、
塩分と紫外線というダブルパンチです。
プールも同じく塩素によって髪が傷んでしまいます。
塩素とタンパク質が反応してキューティクルが剥がれやすくなり、髪のオイル分も奪われてしまうからです。
ずっと濡れている状態も髪にとって悪条件なのでしっかりとタオルドライするようにして下さい。
もちろん塩分や塩素をキチンと落としてからタオルドライしましょう。
タオルドライの仕方も重要です！
ゴシゴシとこすってしてしまうと髪のキューティクルが傷んでしまいます。
髪に負担がかからないように優しく水分を吸い取るようなイメージで。
紫外線を浴びてしまった後はできるだけ早く保湿しましょう。
保湿成分のあるシャンプー・トリートメントを使うといいですよ。
トリートメントは洗い流さないタイプのものもあるので、そちらもおすすめです。
しっかりとケアをしてキューティクルを保護するようにして下さい。
髪を紫外線から守るためには紫外線を浴びない工夫も大切です。
紫外線防止グッズとしては日傘や帽子は必須ですね。
紫外線カット率が高いもののほうが安心して使えるので
UVカット加工されたものは特におすすめです。
また、髪専用の日焼け止めスプレーも合わせて使用すると安心です。
UVカット効果があるヘアケア用品もあります。
お手入れは紫外線を浴びたらできるだけ早くおこないましょう。
そしてUVカット製品も上手に利用して傷まないように予防してくださいね。
飲む日焼け止めならケアもラクチンですね。
こちらは成分が高配合のサプリです。
紫外線で髪色も変わる？
屋外で過ごす時間が長い方はなんとなく髪の色が変わったと思うことはありませんか？
久しぶりに合う人に言われたことがある方もいるのではないでしょうか。
紫外線は髪の内部のメラニンを分解する働きがあります。
そうなると髪は変色し赤茶けた色になってしまうことがあるのです。
髪の水分も失われてパサパサになってしまい、赤茶色と言うより傷んでくすんだ色になる場合もありますね。
これは傷みによって髪が老化しているんです。
髪がボサボサでパサパサだと見た目も老けて見えてしまいますね。
女性には悲しい結果を招いてしまうのです。
健康的な髪の方もこのような現象が起きてしまうのに、髪色を染めたりパーマをかけている方は更にダメージを受けやすい状態と言えます。
髪が美しい方は生き生きと若々しく見えます。
肌のケアも大事ですが、同じくらい髪や頭皮のケアも大切です。
紫外線から髪をしっかりと守り、綺麗な女性でありたいものですね。
こちらの記事も参考にしてください
髪と頭皮の紫外線対策 ダメージケアやりかたや守る方法は
まとめ
夏の髪は紫外線で傷んでしまいやすいということが理解できたと思います。
ほんとに紫外線って怖いですね。
できるだけ紫外線に当たらないほうがダメージは少なくて済みます。
強い日差しをできるだけ避けて、紫外線カット用品も上手に組み合わせてみてください。
夏を過ぎてもきれいな髪でいられるように気をつけましょう。