無防備に何の対策もなく日焼けをしてしまったら肌が真っ赤に腫れ上がってしまいます。
ひどい日焼けをしてしまうと痛いし、ヒリヒリするし、熱が出てしまう人もいますよね。
日焼けはできるだけ避けたほうがいいのですが、日焼け対策をしていない男性や子供はありがちです。
今は日焼けは百害あって一理なしと言われているくらいです。
どうして日焼けって真っ赤に腫れてしまうんでしょうか。
できるだけ避けたい日焼けについて知っておきましょう。
日焼けが赤くなる理由とは?
紫外線が肌に与える影響についていろいろと言われていますが、できるだけ気をつけてほしいのが日焼けです。
昔は健康的と言われた日焼けですが、今現在はできるだけ避けるようにと言われています。
日焼けの害については健康面からも美容の点からもたくさんの事が言われていますよね。
日焼けの種類
日焼けには肌が黒くなる「サンタン」と、赤くなってしまう「サンバーン」の2種類があります。
サンタン
日焼けしてもヒリヒリもせず痛みも伴わず、すぐに黒くなってしまうのは「サンタン」です。
日焼けしても赤くならずにすぐに黒くなってしまう方はこのサンタンが起こっています。
「サンタン」は紫外線を浴びることでおこる皮膚へのダメージをおさえるために起こります。
紫外線によるダメージから肌を守るために表皮細胞がメラニンを作り出します。
メラニンは黒い膜状の組織をつくりだし紫外線を遮断して肌の奥に入らないようにしてくれます。
つまり黒く日焼けするのはメラニンが作られるからです。
小麦色の肌はメラニンによって作られるのですね。
サンタンが起こる方は紫外線のダメージに強いのですが、日焼けしやすいという特徴があります。
外を歩いてるだけですぐに黒くなってしまうという日焼け体質の方は一定数いますよね。
サンタンが起こった肌はその後ターンオーバーによって元の肌に戻ります。
しかしスムーズに回復しないとシミやシワになってしまうので注意が必要です。
このサンタンは紫外線A波によって起こりやすくなります。
サンバーン
皮膚が真っ赤になり水ぶくれができてしまうのが「サンバーン」です。
これは皮膚が火傷している状態です。
つまりメラニンが生成されず皮膚表面の組織が炎症を起こしているのです。
サンバーンを繰り返すとダメージを直接受けるわけですから細胞が傷つきやすくなります。
もちろんシミやシワというリスクも大きいですが、それだけでなく皮膚ガンになるリスクも高くなってしまいます。
メラニンは紫外線をさえぎって細胞の中のDNAを守る働きもあるために皮膚がんのリスクも減らしてくれるんです。
メラニンは紫外線のダメージをある程度おさえてくれますが、メラニンができにくい人はたくさんのダメージを受けてしまうんですね。
日焼けした時に真っ赤になってその後黒くならずに戻ってしまう方も多いですね。
「サンバーン」になりやすい方はもともと肌が白い方に多いんです。
サンバーンは紫外線B波によって起こると言われています。
強い紫外線を浴びた時、すぐにサンバーンが起こるとは限りません。
日焼けした数時間後赤くなり24時間後に痛みのピークとなることも多いです。
この時期はヒリヒリと洋服にこすれるだけでも痛いので、服装にも気をつけましょう。
きつい服ではなくややゆるめで、肌なじみのいい綿素材など、アクセサリーもやめておきましょう。
サンタンになる方とサンバーンになる方がいますが、その違いは何なんでしょうか?
じつはメラニン色素の分泌量が異なるからです。
黒くなる方(サンタン)は、メラニン色素を作る力が強く、
赤くなる方(サンバーン)は、メラニン色素を作る力が弱いのです。
紫外線は肌を老化させると言われています。
シミやシワやたるみは紫外線の影響を大きく受けているのです。
サンバーンがおこりやすい方は日焼け対策は万全にしておきましょう。
日焼けの赤みの消し方は?
実際にサンバーンになってしまった場合はどうしたら良いでしょうか?
サンバーンは「やけど」なので火傷と同じように患部を冷やすようにして下さい。
冷水で濡らしたタオルを患部に優しく当てましょう。
刺激を少なくしてとにかく冷やして熱を取ってください。
保冷剤をタオルで包んで患部に当てても良いですよ。
しかし保冷剤や氷を直接患部に当てるのは皮膚によくないので避けて下さい。
やけどの治療はまず冷やすことですが、日焼けの治療も同じです。
そして患部のほてりが落ち着いたら保湿をしましょう。
サンバーンが起こった直後の肌は水分が不足している状態です。
低刺激でアルコールの入っていない化粧水をたっぷりとつけて下さい。
化粧水がしみる場合は無理に付けないようにしましょう。
やけどによって皮膚が弱ってしまってるので、できるだけ刺激をへらしてください。
化粧水で保湿した後は水分を逃さないようにクリームを塗ったほうがいいですね。
化粧水のあとに火傷用の軟膏を塗っていただいてもいいです。
日焼けがひどい2~3日の間はお風呂の湯船に浸かるのは控えて下さい。
温めてしまうと傷みがぶり返して治りが遅くなります。
肌の状態がひどくなければシャワーがおすすめですが、温度と水圧は低くして浴びるようにして下さい。
ボディーソープも刺激が強いので付けずに、軽く汗を流す程度にしておきましょう。
身体全体からも水分が逃げてしまっているので水分補給をいつもよりしっかりとして下さい。
そして食事から必要な栄養を取るようにしましょう。
ビタミンC・ビタミンA・ビタミンEと抗酸化作用のあるビタミンがおすすめです。
特にビタミンCとビタミンEは一緒に摂取すると効果が高まります。
ビタミン類と言えば柑橘系を思い浮かべるかと思いますが、じつは紫外線を吸収してしまうソラレンという成分を含んでいます。
柑橘以外のフルーツや野菜をおすすめします。
紫外線が強い時期の柑橘類は夕方以降に食べるようにしてくださいね。
肌を元気な状態に戻すために身体をリラックスさせましょう。
ターンオーバーのためにもストレスを減らしてしっかりと睡眠をとるようにしましょう。
サンバーンを起こして水疱ができていたら、それはひどい火傷状態です!
早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
細菌が入る可能性があるので水疱を潰さないようにして下さい。
潰してしまうと跡が残ってしまうことがあるので注意して下さい。
日焼けの赤みは何日くらい?
個人差はありますが、きちんと対処すれば2~3日で赤みは引きますし、
かゆみも2~3日で治ることが多いです。
サンバーンが終わった後は通常は肌が黒くなるサンタンが起こります。
つまり赤くなっていた肌が黒く日焼けする状態ですね。
サンタンになっても保湿は続けて下さいね、
肌は日焼けによるダメージを受けた状態が続いていますし、回復にはある程度時間がかかります。
しばらくは外出時は紫外線に当たらないように注意して下さい。
肌はまだ回復していないのでUVカットの衣服や通気性の良い長袖を来て外出して下さい。
痛みがなかなか消えなかったり、1週間以上赤みが続く場合は念のために皮膚科を受診するほうが良いかもしれません。
日焼けしづらい体質の方は赤みが消えると黒くならずに白く戻ってしまうことがあります。
元々の体質として紫外線のダメージを受けやすいので日焼けには気をつけて過ごすようにしてください。
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まとめ
じつは私はものすごく日焼けしにくい体質なのですが、焼いて火傷になったことがあります。
皮膚が腫れ上がってしまって熱が出て痛みがひどくて眠れず、かなりのダメージを受けました。
当然ほとんど黒くはならずに赤く腫れてそのまま白く戻ったのですが、皮膚へのダメージはかなりひどかったみたいです。
背中にいまだにうっすらしみがありますが、火傷痕のような感じです。
皮膚科でもらったやけどの塗り薬を塗ってたんですけどね。
持って生まれた体質なので仕方ないですが、たかが日焼けとはいえない体験です。
日焼けに弱い方は本当に危険なので対策は万全にしてほしいです。
日焼けに強い方であっても日焼けはダメージが大きいのでできるだけ注意してくださいね。