女性にとっては「お肌の悩み」と一言で言えないくらい、いろいろな悩みがあります。
とくに年齢とともにお肌の悩みの種類も変わってきます。
年齢と共に気になってくるのが目元のたるみではないでしょうか。
以前はお肌にハリがあったのにたるんできてしまった・・・と、鏡を見るたびにため息を付いたり気分が沈んでしまう人もいるでしょう。
どうして目元の周りの皮膚はたるんでくるのでしょう。
まずはその原因から知って、予防に務めたいですね。
目元のたるみができる原因は?
目元にたるみができてしまう原因はいくつか考えられます。
まずは加齢による肌の老化、これは誰でも起こりうることです。
年令を重ねると肌がゆるんでくるのは仕方がありませんが、たるみが目立ちやすい人というのも存在します。
そして紫外線などの外部の刺激による肌ダメージです。
紫外線は日焼けするだけでなく、お肌の劣化を加速してしまうことがあります。
他にも生活習慣が原因になることもあります。
睡眠不足や血行不良などによる肌の劣化で、デリケートな目元がたるんでしまうこともあります。
それではそれぞれくわしく原因について見ていきましょう。
年齢によるもの
目のたるみの一番の原因として、年令による肌の老化が挙げられます。
加齢により目の周りの筋肉が衰えて、表面の肌がゆるんでしまいたるみが出てきます。
皮膚の下の真皮内にあるコラーゲンの低下により、ハリや弾力がなくなると考えられます。
目の下の皮膚は薄いので余計たるみが目立ちやすくなるのですね。
また、年齢を重ねると目の下の脂肪が膨らんで来ます。
これもたるみの原因の一つです。
この目の下の脂肪がふくらむと、影になった部分がクマのように見えてしまいます。
そうすると余計にたるみが目立ってしまうのです。
これは老化のひとつのサインではあるのですが、じつは体質によっても脂肪が溜まりやすい方がいらっしゃいます。
体質なので仕方がない部分もあるのですが、疲れ切って老けたようにも見えてしまうので困ってしまいますね。
紫外線
紫外線も目のたるみの原因の一つと考えられます。
紫外線をたくさん浴びてしまうと皮膚は大きなダメージを受けてしまいます。
若いうちは肌の状態がいいのでまだ耐えることができるのですが、歳を重ねると共に肌のバリア機能が失われていきます。
そうなると肌の水分量も減少してしまいます。
肌水分が失われていくと皮膚のハリがなくなっていきますよね。
また、紫外線によりコラーゲンが破壊されてしまうことがあります。
コラーゲンが減ってしまうと肌のハリも弱くなり、たるみへと繋がってしまうのです。
加齢+紫外線となるとダブルパンチですので、目のたるみも悪化する一方です。
これらは、しっかりとした紫外線予防をすることで、多少はカバーできます。
その他
パソコンや携帯が普及し、頻繁に使っている方が増えてきています。
スマホなどを長時間見ていると、まばたきの数も減っていきます。
まばたきの回数が少ないと筋力はどんどん衰えていってしまうので、そうなると目元がたるんできてしまいます。
さらに眼精疲労による血行不良も考えられます。
長時間モニターを見ていることによって目の周りの筋肉が疲労して血流が悪くなります。
血流が悪いとお肌の状態も悪くなるので、目の周りの皮膚の状態も悪くなります。
血行不良によって酸素だけでなく栄養も行き届かなくなるので、たるみだけではなくシワの原因にもなってしまう危険性があります。
意外と知られていないのが、目をこすることによる皮膚のたるみです。
目をこすることで目の周りの皮膚が伸びて、それがたるみとなってしまいます。
目元を触るクセがある方も多いのではないでしょうか。
日頃何気なく行っていることですが、たるみになると思うと怖いですね。
目元のたるみを予防するには?
それではこういった原因で起こってしまう目元のたるみをなんとか食い止めることはできるのでしょうか?
目の周りの筋肉を鍛えておくと予防になります。
目元のたるみの原因のひとつが老化にあるとお話しました。
目の周りのストレッチなどををしていると筋肉の衰えを少なくすることができるので、たるみを予防することができます。
血行不良にならないように目元を温めるのも効果が高いです。
蒸しタオルを目元に当てて温めるといいですよ、疲れも取れてスッキリします。
乾燥もたるみの原因となるので、保湿をして乾燥を防ぐようにしましょう。
外からの保湿も大切ですが、体の中からもしっかりと水分補給を心がけて下さい。
そしてしっかりと睡眠を取るようにしましょう。
睡眠不足などの生活習慣の乱れは、お肌が荒れる原因ともなります。
ゆっくり湯船に浸かってから眠りにつくと、良い睡眠が取ることができます。
不摂生をしていると老化は更に悪化してしまいますよ。
生活習慣が乱れているなと自覚がある方は、この機会に見直してみてはいかがでしょう。
目の周りの皮膚は薄いので、とてもデリケートです。
上記でもお話しましたが、目をこすることは肌がダメージを受けてたるみに繋がります。
顔や目元のマッサージも予防には効果的ですが、こすりすぎると逆効果になってしまいます。
正しくマッサージをすることにより血流が良くなり、たるみを予防できると言われています。
その際はたっぷりとマッサージクリームなどを使い摩擦を防ぐようにして、優しくマッサージしましょう。
洗顔もゴシゴシ擦るのではなく、泡で包み込むように優しく洗顔して下さい。
アイメイクは落ちにくいですが、落とそうとして強くこするのは避けて下さいね。
そして紫外線予防も忘れずに!
紫外線予防のための日焼け止めクリームをしっかりと塗ることが大切です。
1日のスタートに一度だけ塗るのではなく、こまめに塗り直すことが効果的です。
紫外線の強い時期は外出時は日傘をさしたり帽子をかぶることも必要となってきます。
頭も紫外線のダメージを受けてしまうので、しっかりと対策をしておいて下さい。
日焼け止めクリームを塗ったあとのケアも大切になってくるので、洗顔後にしっかりと保湿するようにして下さい。
こちらの記事も参考にして下さい
目元のたるみ解消するには?食べ物やメイクでカバーできる?
まとめ
きちんとお手入れを続けることで、目のたるみも予防することができます。
だんだんにお肌がゆるんでくるのは仕方ありませんが、できるだけ食い止めていきたいですね。