そら豆の栄養素は?保存方法は?簡単でおいしいレシピは?

春から夏にかけて出回るそら豆は、とっても存在感のあるお野菜のひとつです。
さやが大きくて中の豆のかたちもかわいくてちょうど食べやすい大きさなんですよね。

そら豆のさやは空に向かって成長していきます。
実はこれが「そらまめ」という名前の由来だと言われてるんですよ、知ってました?

豆が育って重くなると下がってきて収穫になりますが、収穫したらすぐに食べたほうが美味しいです。
そんなそら豆の栄養や保存法についてお伝えしていきます。

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そら豆の栄養素は?

豆の中では大きくて緑がとっても綺麗なそら豆。
形も可愛くて「そらまめくん」の絵本の主人公にもなるくらい特徴的な形をしています。

麻婆豆腐には欠かせない「豆板醤」も実はそら豆を原料としているのです。
旬のそら豆で自家製調味料を作るのも楽しいかもしれませんね。

そんなそら豆の栄養素をご紹介しましょう。
ほんとに見事なくらい栄養がたっぷりはいっているお野菜なんです。

疲労回復や夏バテ防止ビタミンとしても有名な「ビタミンB1」は糖質をエネルギーに変えてくれる働きがあります。
お米が主食の日本人は糖質(炭水化物)をたくさん取ることが多いために、不足しがちな栄養素です。

神経や筋肉を正常に機能させる働きもあり、脳にも栄養をはこんでくれます。
脳は糖質が唯一のエネルギーなので、ビタミンB1が足りないと糖質が足りなくなって頭の働きが悪くなってしまいがちです。

そら豆には「鉄分」も多く含まれているので貧血の改善や予防にもなります。
めまいや冷えを感じている人には最適な食べ物ですね。

造血ビタミンと呼ばれ赤血球の形成を助ける「葉酸」も含まれています。
葉酸は循環器の疾患も予防する働きがあるとされています。

貧血の方や妊婦さんには進んで摂取して頂きたい栄養素です。

カリウム」は利尿作用があるので、女性の大敵むくみ予防の効果も期待できます。
心肺機能を調節したりする働きもあるので、不足すると不整脈などがおこる可能性もあります。
また、余分な塩分を排出してくれるので高血圧予防にも効果的です。

レシチン」は、肝機能障害を改善してくれる働きがあります。
身体の細胞膜の主な原材料なので、すこやかな生活を送るには必用な栄養ですね。

発育ビタミンと呼ばれる「ビタミンB2」は、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。
不足すると炎症を起こしやすくなり口内炎や目の充血、肌トラブルなどもおこりがちです。

成長期のお子さんには必要なビタミンで、不足すると成長障害がおこる可能性もあるので充分に取るようにしましょう。
また、脂肪の代謝を高めることからダイエット中の方におすすめの栄養素です。

ビタミンC」はコラーゲンを作る働きがあるので美肌効果が期待できます。
また、免疫力を高めるので風邪予防にも効果があります。
とても強い抗酸化作用があるために健康と美容には欠かせないビタミンです。

そら豆には「食物繊維」も豊富に含まれているのでお腹の調子を整えてくれます。
薄皮に食物繊維が多く含まれるので気にならない方は薄皮を剥かずに食べる方が便秘解消に効果的です。

  • 選び方のコツ
さやの色が鮮やかな緑でハリと艶のあるものを選びましょう。

筋が茶色くなっていないもの、触った時にふっくら膨らみがあり弾力のあるものを選んでください。

劣化がとても早いため、さやから出して販売してあるものは手間は省けますが傷みやすいです。
できればさや付きのものがおすすめです。

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そら豆の保存方法は?

  • 保存方法
  • さやから出してしまうと劣化が進みますので、
    そのままの状態でポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存してください。

    さやから出してしまったらその日のうちに調理するようにして下さい。
    調理直前にさやから出すのが良さそうですね。

    保存期間は2〜3日です。

  • 冷凍保存
  • そら豆はとても劣化が早いので、すぐに調理しない場合は冷凍保存がおすすめです。

    さやから出したそら豆を固めにサッと茹でます。
    水気をしっかりと切りフリーザーバッグに入れ急速冷凍します。

    茹ですぎてしまうと解凍して使う時に水っぽくべちゃっとしてしまいますので、固茹でくらいがおすすめです。
    解凍方法はそのまま再度かるめに茹でて下さい。

    保存期間は約1ヶ月です。

そら豆のおいしい簡単レシピ

  • そら豆のグリル
そら豆の栄養素を逃さず食べる方法のひとつが魚焼きグリルでまるごと焼くことです。
そら豆に含まれるビタミンも壊れにくくてすむので多く摂取することができます。
中の豆がふんわりと仕上がるので素材の甘みを感じることができます。

<材料>
・そら豆 適量
・塩   適量

<作り方>
①そら豆をしっかりと洗い、端を切り落とします。
②魚焼きグリルでさやの表面が黒く焼けるまで焼きます。
③さやからそら豆を出して、塩を振って召し上がって下さい。

<ポイント>
さやからそら豆を出す際、焼きたては熱いので火傷に注意して下さい。

  • そら豆のペペロンチーノ

ペペロンチーノにそら豆を加えて色鮮やかなパスタの完成です。
そら豆はにんにくと組み合わせることで、ビタミンB1を効率的に摂取することができるのです。
お一人様ランチに、お友達とのお家ランチにおすすめのメニューです。

<材料>(1人分)
・そら豆  適量
・パスタ  100g
・塩    10g
・にんにく 1片
・鷹の爪  1本
・オリーブオイル 適量

<作り方>
①にんにくはみじん切りに、鷹の爪は種を取って小口切りにします。
②そら豆はさやから出し塩茹でしておきます。
③大きめの鍋に水1Lと塩を入れ、パスタを茹でます。袋に表示されている時間より1分短めに茹で上げて下さい。
④フライパンにオリーブオイルと①を入れ、弱火でじっくりと香りを出します。
⑤パスタの茹で汁を、おたま1/2杯分入れます。
⑥茹で上がったパスタ、そら豆を加え、絡めて完成です。

まとめ

そら豆は大きいので豆の味がしっかりするために苦手な方もいますよね。
その場合は豆をつぶすと食べやすくなります。

他の材料と合わせて濃い目の味付けにするととても食べやすくなりますよ。
カレーなどもおすすめです。

とても優れた栄養があるのでぜひそら豆の季節には味わってみてくださいね。

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