敏感肌の日焼け止めの選び方 SPFとPA?紫外線吸収剤はダメ?

夏が近づいてきて日焼け止めが必要な季節になってきました。
日焼けは肌の劣化につながるので日焼け対策はしっかりと行いたいものです。

お肌が弱い方や敏感肌の方は日焼け止めを選ぶのもなかなか大変です。
それに日焼け止めってSPFとPAがあって、ちょっとわかりづらいでんです。

数字が多くて、+が多いほうが効き目も効果もいいのかな??・・・と、なんとなく思っている人が多いと思います。

数字が多いのは効き目が強そうではあるけれど、肌への負担はどうなのか?
なにを基準にどうやって選ぶのか、日焼け止め選びのポイントを見ていきましょう。

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敏感肌の日焼け止めの選び方

これからの季節は紫外線が多くなり日焼け止めを使用する頻度が高くなります。

日焼け止めなんてどれもたいして違わないだろうと思っているかもしれませんが、
選び方を間違えるとお肌にも負担が大きくなってしまいます。

敏感肌の方でも使える肌への刺激が少ない日焼け止めはどんなものがあるんでしょうか?
何を基準に選ぶと良いのかをひとつづつ考えていきましょう。

敏感肌の日焼け止めの条件として考えておきたいことは
「低刺激」「簡単に落とせる」「ノンケミカルのもの」

上記の3つを考慮して選ぶことをおすすめします。

もちろんレジャーで日差しの強いところに何時間もいるという場合は選ぶ基準が変わります。
あくまで日常使いというコンセプトで選ぶ場合はこのようなことに気を付けて選んでくださいね。

  • 低刺激
  • 敏感肌の方はできるだけ肌に負担がないものを選んだほうがいいですね。
    思っているよりも違いが大きいですよ。

    日焼け止めにはいろいろなタイプのものがあります。
    ローションタイプのもの、パウダータイプのもの、スプレータイプのものなどもあります。

    ドラッグストアに行くといろいろなタイプの日焼け止めがあって選ぶのが難しいと思います。
    まずは低刺激のものを選んでくださいね。

    一般的にはミルクタイプ、ローションタイプ、パウダータイプは刺激が少ないものが多い傾向があります。
    敏感肌向けの日焼け止めは比較的このようなタイプのものが多くでています。

    クリームタイプやジェルタイプは使い心地が重いために刺激が強く感じられるようです。
    しかし実際は成分が自分に負担のないものなら問題なく使えます。

    気を付けてほしいのは成分にエタノールが入っているものです。
    さっぱりとしたつけ心地なので快適さはあるのですが、エタノールが入っていると肌には刺激となります。

    特に乾燥肌の方は余計に乾燥してしまうことがあるので、成分もきちんとチェックしてくださいね。
    「エタノールフリー」表示があるものなら大丈夫です。

  • 簡単に落とせる
  • 日焼け止めも肌にしっかりと密着してつくタイプのものもあります。
    そういったものはクレンジングを使わないと落ちないですよね。

    クレンジングで落とさないと落ちないということは、それだけ肌にしっかりと付いているわけです。
    肌への負担が大きいということにもなります。

    水で落ちるタイプの日焼け止めはそれほど負担は大きくありません。
    日常使いでの日焼け止めならこのくらいでも十分ではないでしょうか。

  • ノンケミカルのもの
  • 日焼け止めの表示に「紫外線吸収剤不使用」や「ノンケミカル」「合成界面活性剤不使用」となっているものがあります。
    お肌への負担という点ではそういったことも考慮するといいでしょう。

    使い心地という点では紫外線吸収剤が入っているもののほうが使いやすいと思います。
    肌なじみがいいのでよく伸びて白浮きしませんからね。

    ノンケミカルのものはどうしても白浮きしやすくなってしまいますし、塗りづらいものもあります。

    しかし最近ではかなり改良されてきており、あまり気にならない事が多いですね。
    普段使いなら問題なく使えるレベルだと個人的には思います。

この選び方はあくまでも普段使いでの日焼け止めという視点です。
日差しが強いところに出かけたり、外にいる時間が長いというときにはもっとしっかりとしたものを選ぶ必要があります。

日焼けによるダメージと日焼け止めのダメージを比べて、どちらがよりダメージをうけるか・・・という視点で選ぶといいですね。

日焼けのダメージはとても大きいので、その場合は肌はちょっと荒れるかもしれませんが強めのものを使ってしっかりカバーしてください。

日焼け止めにはPAやSPFという表示があります。

紫外線にはA波B波があり、それぞれ波長が違います。
A波は長くB波は短いのですが、この長さが違うことで肌に与える影響が全く違ってきます。

日焼けをして肌を小麦色にさせてしまう紫外線はA波で、コラーゲン層を破壊してしわやたるみを発生させます。
ガラス越しでも曇りや雨の日でも冬でも、一年中降り注いでいるものです。

肌が赤くなって炎症をおこしたりシミ・ソバカス・皮膚ガンを発生させてしまう紫外線はB波です。
波長が短いことから帽子や日傘でかなりブロック出来るものです。

日焼け止めは紫外線A波対応がPA、紫外線B波対応がSPFで指数が表記されています。
PA指数もSPF指数も高いほど紫外線を防御出来るわけですが、そのぶん肌に負担がかかると言えます。

ではそのSPFやPAについてよりくわしく見ていきましょう。

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日焼け止めのSPFとPAはどう違う?

まず、SPFとPAはどのような意味なのでしょうか。

SPFとは「Sun protection factor 」の頭文字を取った略で、紫外線防護指数のことをあらわしてあます。
これは紫外線B波をカットする力のことです。

紫外線B波は「UVB」とも言われ、シミ・ソバカス・皮膚ガンの原因となると言われています。

紫外線防護指数というのは、紫外線を浴びた時に肌が焼けて赤くなるまでの時間を何倍伸ばすかを表したものです。
日焼け止めで表しているSPFの数値の単位は時間にすると20分から25分です。
これは個人差があるので目安として考えてください。

例えばSPF20ならば、20(SPF)×20(分)=400(分)
400分=6時間40分
ですので、6時間40分は日焼けがしにくい、ということになるわけです。
そして50+が最高値です。

PAとは「Protection grade of UV-A」の略です。
+の数が多いほど紫外線A波からの刺激で肌が黒くなるのを防ぐ力が強いという意味です。
++++が最高値です。

紫外線A波は肌の奥深くまで届き、シワやたるみの原因となります。
窓ガラスや雲も通り抜けますので室内や雨の日や曇りの日でも注意が必要です。

SPFとPA値をうまく使い分け、場所、場面によって使い分けるようにしましょう。

例えば、

  • 海や山、川でのアウトドアなど屋外に長時間いるとき
  • →PA+++か、++++
    →SPF50

  • 散歩や通勤等のちょっとした外出時
  • →PA++か、+++
    →SPF30

  • ゴミ捨てや洗濯干し時等の日常使い
  • →PA++
    →SPF20

上記を目安に使用してみて下さい。

日焼け止め、敏感肌は紫外線吸収剤は合わない?

日焼け止めには2タイプあり、ケミカルとノンケミカルがあります。

ケミカルは「紫外線吸収剤」で有機化合物を含んだものです。
紫外線を吸収して熱エネルギーとして放出することで紫外線をブロックします。

化学反応が起きることで肌への負担が大きく時間とともに効果が薄れるデメリットがあります。
しかし紫外線のブロック率が高くしっかりと防御できるというメリットがあります。
つけ心地が良くて肌なじみがよく、簡単に落とせます。

ノンケミカルは「紫外線散乱剤」で金属酸化物を含みます。
鏡のように紫外線を反射することで紫外線をブロックします。

金属酸化物は自然に存在するものなので肌の負担が軽く持続性があるというメリットがあります。
しかしケミカルに比べるとつけ心地が悪く、やや落としにくいというデメリットがあります。

敏感肌の方の日焼け止めは刺激の強いケミカルの紫外線吸収剤より、刺激の少ないノンケミカルの紫外線散乱剤のほうが負担が軽いです。

最近は使い心地のいい物も増えているので、自分に合った日焼け止めを見つけてくださいね。

こちらの記事も参考にしてください
運転の日焼け防止する方法は?顔はどう予防する?手袋は?

まとめ

強い日焼け止めばかり使っていると肌への負担も大きくなって、より乾燥を引き起こす可能性もあります。
しかし、紫外線はきちんと防御しないと別のダメージを受けてしまいます。

どちらを選ぶかということではなく、
肌への負担も考慮して使い分けをしたり、美容成分や保湿力のある日焼け止めを使ったりしてみてはどうでしょう。

PAが表す紫外線A波は、春や夏だけでなく一年中降り注いでいます。
秋冬でも、室内の窓際に長くいるときや外出する際は必ず使用したほうが安心ですね。

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