子供が熱中症になったら 応急処置のやりかたや予防は?

夏になると健康管理に気をつけなきゃなりませんね。
とくに熱中症は気をつけていても知らないうちに症状が出ていることもあります。

暑さは身体にはとってもストレス、もちろん子どもにとってもストレスなんです。
子どもの熱中症は親が気を付けてあげる必要があります。

熱中症になっているのかどうかの見極めをちゃんとできるようになっておきたいですね。
判断するにはまず熱中症について知っておいたほうがいいでしょう。

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子供が熱中症になったら

気温があがってきて暑くなってくると心配なのが子どもの熱中症です。
熱中症は命の危険につながることもあります。

もしかして熱中症かも?と思ったら
ひとまずはクーラーがある室内などへ子どもを連れていき身体を冷やしてあげましょう。

外出先なら日陰に入って風通しのいいところを見つけてください。

病院へ行くべきか行かないべきか判断がつかない場合は、
子どもが身体を冷やしている間に迷わず医療機関へ相談をしたほうがいいです。

「この程度なら平気かな?」という軽い自己判断で
命の危険がある場合も少なくありませんから。

特に子どもが0~3歳くらいの幼さであれば言葉もはっきりと話すことができません。
上手く伝えられないわけですから親が判断するしかありません。

あとから後悔をしないように心配であれば病院へつれて行きましょう。

しかしある程度の知識を持っていれば
判断もしやすくなります。

熱中症の重症度

熱中症は1~3の重症度合で分けることができます。

子どもがどの重症度に当てはまるのかを確認することで
緊急度が分かります。

どんな症状がどの重症度に当てはまるのかを知っておけば判断しやすくなります。

熱中症の重症度数1

その場で応急処置をして改善が見られない場合には病院へ連れていけば大丈夫でしょう。
いちばん軽い重症度数が1度です。

1度の熱中症レベルには
めまい、ほてり、たちくらみ、あくび、大量の汗をかく、筋肉痛、足がつる、こむら返りなどの症状があります。

このような熱中症症状が見られる場合は
すぐに応急処置を行う事で熱中症が治ることがほとんどです。

万が一治らない場合は、すぐに病院へ連れていきましょう。

熱中症の重症度数2

すぐに病院へ連れて行かなければならないレベルの熱中症です。
中度の熱中症レベルが2度です。

2度の熱中症には、
頭痛、嘔吐、ぐったりとしている、力が入らない、集中力がないというような症状が見られます。

病院へ連れていって体温の管理や点滴などで治療をしてもらいます。
近くに病院があるなら連れて行く、外出先ならタクシーで病院に連れて行くといいですね。

すぐに病院へ連れていける状態でなければ救急車を呼んでもかまわないレベルです。

熱中症の重症度数3

すぐに入院が必要な熱中症レベルが3度です。
3度の危険性がある場合は迷わずに救急車を呼び、すぐに病院へ搬送したほうがいいです。

いちばん重い症状の3度には
意識がもうろうとしている、身体がけいれんを起こしている、まっすぐに歩けない、意識はあっても寒気をうったえる、汗をまったくかかなくなってしまったというような症状が出ます。

命の危険性がある症状ですのであわてずに救急車を呼び、
どういう症状がでているかを明確に伝えます。

救急車を待っている間は応急処置をしながら、
子どもの小さな変化も見逃さないように気をつけましょう。

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熱中症の応急処置 子供の場合

子どもが熱中症になってしまったときはまずはクーラーがある室内や車内に連れていきます。
クーラーがない公園など屋外の場合は木陰や建物の陰になっているすずしい場所へ連れていきます。

すずしい場所が確保できたら頭よりも足が高くなるように横向きにして寝かせます。
これは脳に血をめぐらせるためです。

家の中であれば服をぬがせて体温を外から下げるようにします。
外の場合は少しでも熱が逃げられるように服をゆるめてください。

氷まくらや保冷剤などを首の後ろ、わきの下、首すじなどの
太い血管がある部分に当てて熱を下げていきます。

外だったら自販機の冷たい飲料で代用してもいいでしょう。
冷えた缶ジュースを脇の下などに当てて熱をできるだけ下げます。

うちわなどで風を送り外側からひやしてあげても効果的です。

もし水分がとれるようであれば水やスポーツ飲料を飲ませます。
しかし、飲めない状態であれば無理に飲ませないでください。

ムリをして飲ませてしまうと、水分が気管に入ってしまい息ができなくなってしまいます。
余計に危険なので無理はしないで下さい。

ハンカチなどの布に水分をしみこませてゆっくりと飲ませてあげてもいいですよ。

子供の熱中症を予防するには

子どもは大人よりも体温調節ができないため、熱中症にかかりやすいと言います。
熱中症にならないためにどういった予防法があるのでしょうか。

  • 水分補給はこまめに!
  • 水分をたくさんとることは、脱水症状を防ぎ熱中症予防につながります。

    子どもは代謝がよくて大人よりも汗をかきやすいものです。
    水分が汗となって身体から逃げていってしまうのでこまめに水分補給をするように心がけましょう。

    0歳~3歳の子どもが水分補給をするには、
    白湯を哺乳瓶に入れて与えるようにするといいですよ。

  • 強い日差しを浴びない
  • 熱中症予防の基本は日差しから身を守る事です。
    日差しをさけるために帽子をかぶり、強い日差しがあたらないようにします。

    また、黒や紺の服は日差しを吸収しやすく熱を持ちやすいです。
    熱がこもらない白に近い色の服を着せるなどの工夫も大切です。

  • 体調を整え無理をしない
  • 具合が悪いとき無理をして学校での体育や部活、または外遊びなどをしてしまうと
    熱中症にかかりやすくなってしまいます。

    子どもが体調不良をうったえているときは、
    無理をさせずにゆっくり休むように言い聞かせましょう。

    そして体調を整えるように気をつけてあげましょう。

  • 屋内でも油断をしない!
  • 体育館などの室内であってもスポーツや遊びをしていると熱中症になってしまいます。
    室内だからといっても油断は禁物!気温は高いです。

    直射日光はありませんが、室内では空気がこもって気温が高くなってしまうことがあります。
    油断をせずにスポーツや遊びを長時間続けないように気を付けて、小まめに水分補給をしましょう。

  • 小さい子どもは照り返しに注意!
  • 道路からの照り返しと熱は50℃~60℃と言われています。

    アスファルトの道路はとても高温になってしまいやすいので気を付けてあげましょう。
    大人は気づきづらいですが、子どもの距離はとても近いもので子どもはとても暑い思いをしています。

    日中の暑い時間は外出することを避けて、
    お散歩やお買い物はすずしくなった夕方や道路が熱されていない早朝に行くようにしましょう。

こちらの記事も参考にして下さい
赤ちゃんの日焼け止めの選び方 いつから必要?落とし方は?

まとめ

子どもはすぐに体調が変わるので、大人が気をつけてみていないと大変です。
気がついたらぐったりしていたということもあります。

子供の熱中症症状が出たと思ったらすぐに対処して下さい。
早めの対処が軽く済むコツです。

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