日差しが強くなってきて気になることといったら「紫外線」です。
紫外線は一年中降り注いではいますが、5月から夏にかけて強くなってくるんです。
紫外線によってシミやシワができてしまうのはよく知られていることなので大抵の方はご存知だと思います。
紫外線を予防するために日焼け止めを塗っている方も多いですね。
でもじつは紫外線は乾燥肌にも大きく影響しているんです。
紫外線と乾燥肌にどんな関係があるのか、どう対策すればいいのかをご紹介します。
乾燥肌の原因は紫外線だった?
紫外線には肌の水分を奪い取って乾燥させてしまう力があります。
肌が健康で十分潤ってキメが整っている場合は、紫外線を反射して侵入を防ぐ力があります。
しかし乾燥肌で表面が乾燥していると紫外線によってキメが崩れて水分が奪われてしまいやすいんです。
紫外線は肌の深層部まで入り込んでコラーゲンを破壊してしまいます。
そのために肌の潤いを奪ってしまいさらに乾燥肌が悪化してしまうのです。
冬の乾燥する時期は肌の水分量が減っているのでトラブルになりやすくなります。
元々乾燥肌の人にとって、ようやく肌のトラブルが減ってきたと感じるのが春なんですよね。
しかしまだまだ回復している状態ではありません。
春とはいっても、季節の変わり目で忙しかったり体調を崩して肌状態が良くないという方も多いです。
トラブル肌の状態で紫外線の強い時期を迎えてしまうと肌は更にダメージを受けやすくなるのです。
回復していない状態で違うダメージをうけるようなものです。
初夏の紫外線は実はかなり強くて真夏とあまり変わりません。
一年間で見てみると3月くらいからだんだん増えてきて、5月には8月とほぼ同じくらいの紫外線が降り注ぎます。
梅雨で雨の日があるので多少減りますが、7月にはピークとなり9月の半ばくらいまで紫外線が強い時期が続きます。
まだ夏じゃないからと言って紫外線対策していないと大変なことになってしまいます。
初夏の紫外線は危険なんです!
紫外線を浴び続けると過剰にメラニン色素が発生して沈着してシミができてしまいます。
トラブルの少ない肌であっても紫外線対策は欠かせませんが、
トラブル肌の方は特に気をつけて対策をしないともっと大変です。
肌が上手くターンオーバーすれば新陳代謝がうまくいくのでいい状態を保つことができます。
しかし、乾燥などのトラブルの多い肌ではターンオーバーがうまくできずにシミやくすみなどになリやすいんです。
トラブル肌によりシミ、シワ、くすみ・・・と女性には悲しい出来事が多くなるばかり。
乾燥肌はこういったトラブルが多くなりやすいんです。
そこで乾燥肌を防ぐためにも紫外線予防をしっかりして、トラブルの原因を減らしていきましょう。
紫外線による乾燥対策は?
それでは具体的にどんな対策をすればいいでしょうか。
紫外線対策
紫外線対策に有効な方法として「日焼け止め」は欠かせません。
日焼け止めは自分に合った使いやすいものを見つけてください。
日差しの強くなる夏だけ日焼け止めをするのではなく、
年間通して紫外線はありますので一年中使用する方が肌にとっては紫外線の害が少なくなります。
天気に関わらず雨の日や曇りの日でも紫外線対策は必要です。
じつは曇っているときであっても60%、雨の日でも30%の紫外線は降り注いでいるんだそうです。
初夏から夏にかけては紫外線量が多くなるので、雨であっても日焼け止めを使ったほうが安心かもしれません。
朝に一度だけ塗るのではなくこまめに塗り直すことも大切です。
UV対策グッズもたくさんありますね。
定番の「日傘」、昔は黒一色のイメージがありましたが今はカラフルでおしゃれなものも販売されています。
日傘でおしゃれを楽しむこともできます。
「帽子」は頭皮や髪をカバーしてくれるだけでなく顔もカバーしてくます。
頭だけ顔だけではなく、首もカバーしてくれるようなツバが広い帽子を選ぶとさらにいいですね。
また、衣類は黒色の方がUVカット効果がありますが、紫外線を防ぐカーディガンやシャツも販売されています。
ラッシュガードも一般的になりましたからね、UVカット率が高いものを選ぶようにしてください。
肌だけではなく、実は目も紫外線による影響をたくさん受けています。
紫外線によって受けたダメージによって様々な眼病を引き起こしてしまう可能性もあります。
目から入る紫外線によってメラニン色素が生成され、肌にも影響を与えてしまうのです。
目から日焼けするなんてちょっとおどろきです。
そこで、目を紫外線から予防する方法としてサングラスがおすすめです。
サングラスは色の濃さではなくUVカット率が高いものを選ぶようにして下さい。
肌には保湿が必要
潤いがなく元気がない肌は紫外線のダメージを受けやすいです。
保湿をしっかりした健康的な肌であれば、紫外線からのダメージも最小限に抑える事ができます。
紫外線を浴びたとしても潤っている肌は回復力が強いのです。
保湿は乾燥しやすい冬にしっかりとする方がいると思いますが、年間を通してしっかりと保湿したほうがいいです。
夏は汗をかくので乾燥していないように感じてしまい、保湿を怠ってしまうことがあります。
でもじつはクーラーや扇風機の風でお肌が乾燥していることも多いんです。
そういった環境による肌の乾燥にプラスして紫外線のダメージをうけるともっとひどくなりますよね。
たとえ肌が潤っているように感じても汗かいてるだけかもしれませんので、ちゃんと保湿はしてくださいね、
冬だけとは言わずに一年中しっかりと保湿をし、紫外線に強い肌バリアを保てるようにして下さい。
内側から健康に
紫外線対策グッズを使うのも良い事ですが、体の内側から紫外線対策をすることも綺麗でいられるポイントでしょう。
ビタミンEは強い抗酸化作用を持っているので、肌の老化を防いでくれる働きがあります。
「若返りビタミン」と呼ばれるほどなのでお肌のトラブルにはぜひ摂って欲しいビタミンです。
ビタミンCはメラニン色素の生成を抑える働きがあります。
コラーゲンを作ってくれる働きがありますのでお肌のトラブルには欠かせません。
余分なビタミンCは排出されてしまうので、こまめに摂取することをおすすめします。
紫外線対策にいい食材を積極的にとりましょう。
- トマト
- バナナ
- さつまいも
- 魚
トマトはビタミンCを豊富に含んでいます。
また、強力な抗酸化作用を持つ「リコピン」が含まれていて肌の老化を防いでくれる働きがあります。
油と一緒に調理すると吸収力がUPして効果的に摂取できます。
リコピンは熱に強いので、オリーブオイルで炒めたり煮込み料理にすると良いですね。
バナナは抗酸化力の強い「ポリフェノール」を含んでいます。
さらに果物の中でも「美容ビタミン」と呼ばれるビタミンB2を豊富に含んでいます。
ターンオーバーを正常にする働きがあります。
さつまいもは強い抗酸化作用を持っており老化防止作用が期待できます。
髪・爪・肌の健康に保つ効果もあります。
また、ビタミンCも含んでおり美肌効果が期待できます。
オメガ3脂肪酸を含む魚がおすすめです、鮭・いわし・アジなどに多く含まれています。
それらは紫外線から肌を守ってくれる働きがあります。
乾燥肌の人が外出時に気をつけること
スキンケアをしっかりとして外出時は日焼け止めを塗るようにしましょう。
とはいってもどんな日焼け止めでも良いということではありません。
用途に合わせて使い分けるようにしましょう。
SPFやPAの数値が高いものほど紫外線を受けにくくなります。
しかし、効果の高い日焼け止めは強い成分が入っているので乾燥してしまう傾向もあるんです。
折角日焼け止めを塗っているのに肌が乾燥してしまうと日焼けしやすくなってしまうので、
それでは逆効果ですよね。
つまり強すぎる日焼け止めはデメリットもあるということです。
海とか長時間外にいる時は数値が高いものを使う必要がありますが、日常使いの場合はそこまで強いものじゃなくても大丈夫です。
用途に合わせて選ぶようにしましょう。
シルク愛用 ノンケミカル日焼け止め 日本最高基準 SPF50+PA++++ 50… |
乾燥肌の方は保湿効果のある日焼け止めを選ぶと良いかもしれません。
そして基礎化粧品で保湿もしっかりとすることもお忘れなく!
外出時に乾燥しているなと感じたら、
スプレータイプの化粧水や美容液をシュッと顔に噴きかけるのも良いと思います。
持ち歩けるミニタイプのものもあります。
たしかに日焼け止めもトラブルのもとになることはあります。
でも紫外線と日焼け止めを比べてよりダメージが大きいのが紫外線です。
現代では紫外線は浴びなければその方がいいというレベルで考えられています。
昔はくる病予防で日光を浴びろと言われていましたが、今はむしろ害の方が大きいという認識ですね。
いろいろと研究されて時代によって評価が変わることは多いので、つねに新しい情報を取り入れてくださいね。
こちらの記事も参考にしてください
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まとめ
乾燥肌の原因のひとつは紫外線によるダメージであるということは間違いないようです。
紫外線は目に見えないので油断してしまいますが、窓ガラス越しに家の中まで入ってくるので注意してくださいね。