七五三は子供の成長を祝う行事です。
ここまで育ったことに感謝してこれからも健やかに育ってくれるようにお祝いします。
兄弟がいる場合、七五三を一緒に行ったほうが良いのか迷うこともあると思います。
いっしょにお祝いしたほうが兄弟も喜ぶし、盛大にできそうな気もします。
それに毎年七五三を行うのも親としてはなかなか大変です、一度にできたほうがありがたいですよね。
兄弟いっしょの七五三は何歳違いまでできるものなんでしょうか?
七五三を兄弟一緒にやっても良い?
子供の七五三のお祝いをするのは親としては嬉しい半面、大変さも感じてしまいがちです。
どんな衣装が良いかを考えて、写真撮影から食事会から予定を組まなくてはなりません。
当日もぐずる子供をなんとか着替えさせて神社に連れていく・・・というなかなかにハードなスケジュールですね。
兄弟がいる場合、できればいっしょにやってしまいたいと考える親御さんも多いと思います。
3人兄弟なら6回行わなければならないところを3~4回にすることができるかもしれませんからね。
でも実際に兄弟いっしょに七五三をしても大丈夫なのかという疑問を持たれる方もいるでしょう。
何歳違いまで不自然じゃないのか?一般的にはどうなんでしょうか?
一般的には同性兄弟であれば一歳差、男女の異性兄弟であれば2〜3歳差なら七五三を一緒にしても問題ないとされています。
年子の男の子兄弟や女の子姉妹は問題なく一緒にできます。
2~3歳差のお兄ちゃんと妹、またはお姉ちゃんと弟でもいっしょに七五三を行えます。
なぜ問題なくできるのかというと年齢の数え方には種類があるからです。
今は数え年でおこなっても、満年齢でおこなってもどちらでも問題ないからです。
年子の兄弟の場合は上の子を満年齢で、下の子を数え年にすればいっしょに七五三ができてしまうのです。
3歳差の男女兄弟の場合も数え方を変えれば一緒にできますね。
七五三は本来数え年でお参りするものでした。
数え年というのは生まれた時点で1才、年を越した時点で年齢がひとつプラスされるという考え方です。
つまり誕生日で年齢が上がるのではなくお正月に年齢が上がっていたわけですね。
この考え方でいくと、たとえば12月生まれの子供はその時点で1才、お正月が来た時点で2歳になります。
実際はまだ一ヶ月なんですけどね。
次ののお正月を越せば実際は1才1ヶ月ですが数え年では3歳なので、七五三を行う年令になるわけです。
11月に七五三をおこなうとしても2才前ですが、数え年はそれで正解で間違ってはいません。
でも今は誕生日で年齢を数えるのが一般的になっています。
数え年と言うのは馴染みのない方がほとんどだと思います。
七五三は今はどちらの数え方でも問題なく行うことができます。
日本古来の考え方を大切にしている家庭もありますが、最近は数え年や満年齢を気にしないお家が増えてきているのが現状です。
むしろどちらかというと満年齢で行うほうが多いかもしれません。
七五三は子供の成長を神様に報告、感謝して今後の成長の祈願をするものです。
3歳、5歳、7歳に行うことにはもちろん意味がありました。
3歳の男女は髪型が変わり、5歳の男の子は袴を履くようになり、7歳の女の子は着物の仕立てが変わるという節目の年でした。
昔は子供の死亡率が高かったため、そうした節目にお参りをしてここまで無事に育ちましたと神様に感謝していたわけですね。
着物を着る機会が減っている現代は、年齢にこだわるより成長報告や祈願に重きを置いていますよね。
だから満年齢でも数え年でもあまり関係ないわけです。
結局七五三は、満年齢でも数え年でも納得できていれば問題ないのです。
何回も行うのはスケジュールを合わせるのも予算的にも大変だから・・・とか、いっしょに七五三をして記念写真を残したい・・・など事情は様々でしょう。
家庭によって考えも違うでしょう。
でも基本的には年齢の数え方を変えるだけで兄弟いっしょに七五三を行うことは可能です。
七五三 兄弟で2歳差の場合は?
兄弟が2歳違いの場合は問題なく一緒に七五三をすることができます。
年齢の数え方も数え年でも満年齢でもどちらでもいいでしょう。
幼くても少し大きくなってきてもそれぞれの可愛さがあるのであまり気にしなくても良いと思います。
せっかくなので2人一緒の記念写真と、それぞれ1人ずつの記念写真を撮ってもらうと良いでしょう。
七五三は一緒に行ったとしてもそれぞれが主役です。
記念として必ず1人ショットで写真を撮影してあげましょう。
2人ショットの写真は年賀状に使ったりすることも出来ます。
お家に飾る記念写真にもなるので、2人ショットを撮っておくと思い出に残って良いですね。
七五三 兄弟で3歳差の場合は?
年齢が2歳違いであれば七五三を一緒にすることが出来ますが、3歳違いの場合はどうしたらいいでしょうか。
3歳違いの場合は、今年も来年も七五三という連続になる可能性があります。
その場合は満年齢と数え年をうまく使い分けて行えば問題ありません。
たとえば上の子を数え年で、下の子を満年齢で行えばいいですね。
七五三は神様への成長の報告や感謝、祈願をする行事です。
それぞれの家庭で合った時期に七五三を行っていきましょう。
昔からの風習で七五三は年齢を節目としていますが、現在は着物を着て生活しているわけではないので本来の趣旨とは違ってきています。
成長を感謝するお参りとして神社に行くという気持ちがあれば、それで良い気がします。
神社に行ってもこの年齢は七五三ではないとお断りされることはありませんので、大丈夫です。
心配することなく神社にお参りに行ってください。
こちらの記事も参考にして下さい
七五三のお祝い料理は子供の好きなものでOK!簡単レシピも
七五三のときの両親の服装マナー 父親と母親それぞれ選び方
まとめ
兄弟はそれぞれにきちんと行事を行いたいと考える親御さんももちろん多いでしょう。
でも本人たちはそこまでこだわっていないこともあるし、むしろ兄弟でできたほうが楽しいと感じている子もいますよ。
兄弟いっしょの七五三はみんなが主役で華やかに行なえます。
お祝いする気持ちがあればそれでいいんじゃないでしょうか。