お箸のマナーで気をつけたいことは?置き方や食べ終わりは?

日本人なら食事のたびに当たり前に使っている道具がありますね。
食べるときになくてはならないのがお箸です。

三度の食事に必ずお箸を使う方もいるでしょう。
毎回じゃなくても1日に1回はお箸を使うという方がほとんどなのではないでしょうか。

日常生活で誰もが普通に使う箸だからこそ、 使い方を改めて考えることってないのではないでしょうか。
大人として大事なお箸のマナー、どのくらい正しく理解していますか?

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お箸のマナーで気をつけたいことは?

食事のときにはほぼ無意識で使っていることの多いお箸。
日本人はお箸を使う機会も多く、当たり前のように毎日利用していますよね。

お箸の使い方にはきちんと決められたマナーがあります。
マナーとは自分にも他人にも不快感を与えないようにするための振る舞いのことです。
自分のマナーが正しいかどうか、わかっていますか?

家族は日頃から見なれているので、箸の使い方についてあなたをじっと観察することはありません。
しかし他人は家族ではありません。

もしかするとあなたの箸の使い方を見て、不快に感じているかもしれません。

食事は家庭だけでなく仕事場やプライベートなお出かけのときなどにもつきものです。
友達との集まり、デートの時、仕事の場など、シチュエーションはさまざまでしょうが相手との距離感がグッと縮まる時です。

そんな時に相手に不快感を抱かせては、うまくいくものもうまくいかなくなってしまいます。
きちんとした使い方を知ってマナー違反をしないようにしましょう。

箸は箸先だけ使い、あまり上まで汚さないようにという話はよく耳にしますね?
そうなんです、じつは箸は箸先だけで食べるのが美しいのです。
箸が長くても短くても、割り箸でも塗り箸でもそれは変わりません。

ではどれくらいが適切なの?という疑問があると思います。
「箸先五分、長くて一寸」というのが昔から言われている言葉です。

五分とか一寸がどのくらいか分からない人も多いですよね。
五分は1.5センチ、一寸は3センチの長さになります。

1.5センチというのはなかなか厳しいですね。
3センチと言われると、まあなんとか大丈夫かな?・・・と振り返って考える人も多いのではないでしょうか?

使い慣れているから自分では気にしなくなりがちですが、他人はよく見ています。
食事の時の箸の使い方というのは、いっしょにいる人にはしっかり見えてしまうのです。

お箸の使い方がだらしない、あんな食べ方はしたくないな・・・など思っていたとしても誰も言ってくれません。
一緒に食事したくないと思われてしまうかもしれません。

箸使いがきれいな人は、とても感じが良いですね。
箸の美しい使い方をマスターして、相手に不快感を与えないようにしたいですね。

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お箸のマナー 食事中の置き方

では具体的に実際の食事中のマナーを見ていきましょう。

食事中に一旦箸を置きたい場合、箸はどうしたら良いのでしょうか?

正解は「箸置きに置く」ことです。
箸は机やお盆に直接のせてしまうのではなく、箸置きにちゃんと置くようにしましょう。

箸を茶碗に横向きに揃えてのせる方もいますが、それはやめたほうがいいです。
お椀やお茶碗に箸を橋のように渡らせて置くのは、渡し箸と言ってマナー違反になります。
ただし、茶懐石で大皿料理の取り箸は、渡し箸といってもマナー違反ではありません。

渡し箸にはもう一つの意味があり、箸で持ったものを他の人へ渡す使い方もあります。
この渡し箸もマナー違反になります。

火葬の際に骨を骨壷に入れるとき、他の人に骨を箸渡ししますよね?
これと同じであると考えてください。
箸から箸へと物の受け渡しをするのはやめておきましょう。

きちんとした作法であれば、料理には箸置きが置かれています。
しかし、箸置きが無い場合も多いと思います。
例えば、割り箸が料理と一緒に出されている場合はどうしたら良いのでしょうか。

割り箸は本来であれば、作法の外という概念になっています。
そのため食器に揃えて渡して置く渡し箸をしてもしかたがない、まあ良いとされているのです。

しかし最近では食事の場で割り箸がよく使われるようになっています。
そのため割り箸であっても箸マナーは守れていた方が、相手を不快にさせないという考えになってきています。

割り箸が箸袋に入っているようであれば、箸袋を箸置き替わりにして箸を置きましょう。
箸袋を簡易的に結べは箸置き替わりになります。

箸袋がないような場合は、箸先を盆に少しかかるように置くようにしましょう。
もしくは取り皿などに少しかけておくと良いかもしれません。

お箸のマナー 食べ終わりは?

食事が終わったあと、箸はどうしたら良いのでしょうか。

食事中と同様に箸置きに箸を置きましょう。
箸置きがある場合は、食事の途中でも食べ終わりでも必ずそこに箸先を置くのがマナーです。

蕎麦屋などの屋台の場合は、どんぶりに箸を入れたり渡し箸をしてどんぶりを返すこととなりますが、これは問題無いとされています。
しかし、屋台以外で食事をするのであれば箸マナーをしっかりと守ったほうがいいです。

割り箸で食事をした場合は、箸袋に戻して食事を終えましょう。
ただし箸袋をそのままにして箸を戻してしまうと使用済みかどうかがわかりにくくなります。

使い終わったことが分かるように箸袋を半分に折り、半分に折った箸袋に箸先を入れて置きましょう。
箸袋が無いような場合は、食事が終わったら皿に少し箸がかかるように置くようにすると良いですよ。

まとめ

マナーを守るということは相手に敬意を払うことにもなります。
作法を守らなければ感じが悪いですし、今後の人付き合いに支障をきたすこともありえます。

マナーを守ることで、さらに楽しく快適な時間を過ごせるかもしれません。

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