お箸の使い方でマナー違反になることやNGだけどやりがちなこと

日常的に使っているお箸、マナーを守って正しく使っていますか?
箸使いがきれいでマナーを守れる人は、礼儀正しいきちんとした人だと認識されます。

しかし、自分では正しいと思っていても実は間違っているということがあるかもしれません。
マナー違反だということを知らずにしているかもしれないのです。

している人が多いから正しいはずだと勘違いしている使い方もあります。
やりがちな間違いにはどんなことがあるのかを知っておきましょう。

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お箸の使い方でマナー違反になること

食事にお箸を使う日本人は、自分のお箸の使い方が正しいのか間違っているのかを気にしてないですよね。
あまりにも日常の中に入り込んでいるので、間違ったことをしているという認識をもつ人が少ないのかもしれません。

しかし食事をとるということは、毎日行っていることなので目につきやすいのです。
誰かと一緒に美味しい物を食べるとき、良い印象を持ってもらえるような食べ方をしたいなって思いませんか?

職場などのオフィシャルな場でも、同僚とお昼ごはんを食べに行ったり職場の上司と食事することもあるかと思います。
もしかしたら取引先のクライアントと食事をすることもあるかもしれません。

プライベートでも友人と美味しいものを食べに行ったりすることもあるでしょうし、恋人と食事をすることもあるでしょう。
ちょっとした集まりなどであまり親しくない人と一緒に食事をする機会があるかもしれません。

食事の場でマナー違反をしてしまうと一緒にいる相手には嫌な部分がよく見えてしまうものです。
相手を不快にさせたりがっかりさせることになるかもしれません。

日常的に使っているために敢えて気にすることがなかったのではないかと思います。
マナー違反になっていないかチェックして、相手に失礼のない食事が出来るように心がけましょう。

和食のマナーで最も大切なのは、箸使いと言われています。
綺麗に使いこなしてスマートな箸使いが出来るとステキな人だと思ってもらえます。

箸を持つときは、下の方過ぎず、上の方過ぎない場所で持つようにしましょう。
箸を使うとき箸がクロスしてしまったり、握り方が違うととても目立ちます。

正しい箸使いができない人は、矯正箸を利用して正しい箸使いをマスターした方がいいかもしれません。
矯正箸はほとんどが子供用ですが、大人用のものもあります。

それでは、箸のマナー違反をいくつか紹介したいと思います。

迷い箸。
箸を持ったまま、どの料理に手をつけようか箸先を動かしながら使うことです。
字のごとく迷うような箸の使い方です。

寄せ箸。
取りたい食事の器を箸を使って自分の方に引き寄せるやり方です。
ズルズルっと手前へと寄せるというのはお箸ですることじゃありませんよね。

涙箸。
お吸い物や煮物などの汁気の多い料理の時にやりがちです。
箸先から汁をポタポタ落とすような箸の使い方です。

探り箸。
料理の器の中から食べたいものを探って取ろうとすることです。
これも見ていて感じが悪いですね。

どれも活字にすると、ダメでしょと思うと思います。
しかし意外と食事の時に無意識にやってしまう人もいるんじゃないでしょうか。

ついうっかりやってしまうことのないように気をつけてくださいね。

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お箸使いでNGだけどやりがちなこと

普段何気なくお箸を使っていて、じつはNGだったということもあります。
やっちゃいけないと知らずにマナー違反をしていることって、意外と多いって知ってますか?

たとえば渡し箸。
食材を箸で挟んで、それを他の人がその食材をもらおうと箸で受け取ってしまうことです。
これはありがちなことかもしれませんね。

しかし箸のマナーでは、ありえないこととして忌み嫌われる行為になります。
理由を知っておくと納得できますので、紹介しますね。

火葬した時、遺骨を箸から箸へと渡して骨壷に収めます。
骨を箸渡しで納骨することから、料理は箸渡しするのはとても縁起が悪いと考えられます。
マナー違反だと言われる所以を知るとやれませんよね?

食器にお箸をかけてしまうのは、もう食事を終了したということを意味します。
食事中に食器に箸をかけてしまうと、「ごちそうさま」という意味になっちゃうんです。

作法としては、食器に箸をかけてしまう作法はありません。
お酒の席で食器に箸をかけることや、茶懐石の大皿料理の取り箸として食器に箸をかけることは存在します。

しかし、普通の食事の場ではじつはマナー違反になってしまうことがあるのです。
箸を食器にかけることは、その料理が作法外の料理であるということになってしまいます。
そう考えるとずいぶんと失礼な行為ですよね。

拝み箸もマナー違反です。
箸を持って拝んだような格好で「いただきます」や「ごちそうさま」をするものです。
これはやっている人を多く見かけますし、礼儀正しいことだと思っている人も多いようです。

いただきますやごちそうさまは、合掌といって手を合わせておこなうことはいいのです。
合掌は基本、物を持ってすることではないと考えられています。
合掌するときに持っていいものは「数珠」です、お箸ではありません。

返し箸もよくあるマナー違反です。
大皿料理などを取り分けて食べるような場合、自分のお箸を反対に返して自分に取り分けていませんか?
お箸の反対側を使うことを返し箸といいます。

箸の両側が細くなっている祝い箸があるため、勘違いしている方も多いかもしれません。
箸の上下が細いものは、祝い箸といってお正月などの祝い事に使うものです。
じつは祝箸にはきちんとした意味があるのです。

祝い箸の片方は自分が食事をするときに使いますが、反対側は神様が使うためのものなのです。
そのために両方の箸先が細くなっているのが祝い箸なのです。
ですから、神様が使う箸先で物を取って使うのはとても失礼に当たるのです。

箸を反対にして取るのではなく、大皿料理では取り箸を使うようにしてください。

箸のマナーなんて知らなかったという人は多いのではないでしょうか。
理由を知ると、なるほどと納得することばかりですね。

まとめ

日本では神様にまつわることや死に関係することは、やってはいけないこととしてしっかりと区別しています。
そういったことを理解しておくと、間違いも少なくて済みそうです。

これからは箸についてのマナーを守って使えるように心がけましょう。

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