布団は衣替えで洗濯する?洗い方は?コインランドリーは?

毎日の生活の中で欠かせない寝具類のお手入れ、どうされていますか?
シーツや枕カバーなどはほとんどのものが手軽に洗えるものばかりですが、布団はどうでしょう?

季節によって使う布団を替える方は、衣類の衣替えと同時に布団の衣替えを行う方もいると思います。
次のシーズンまでそのままの状態で保管しておくのは抵抗がある方も多いのでは?

布団は毎日使うものですし、洗えるなら洗うほうが気持ちよく使えますよね。

でも布団って重いし嵩もあるし・・・洗うとなると大がかりなイメージがあります。
それにそもそも布団って洗えるのでしょうか?

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布団も衣替えで洗濯したほうがいい?

素材によって洗い方が違う衣類と同じで、布団にもいろいろ素材があります。
素材によって洗える布団とあらえない布団があります。

  • 洗える素材の布団
羽毛・羊毛・綿わた・ポリエステル綿・綿/ポリエステル混綿・羊毛/ポリエステル混綿・・・など

一般的な掛け布団や敷布団に使われている素材が多いですね。

  • 洗えない素材の布団
絹(シルク)・ムートンなどの毛皮類・低反発ウレタン・高反発ウレタン・アクリル
ポリエチレン、ラテックス、ゲル、木材、炭 
ムートン等の皮革使用商品・遠赤加工されているもの・ノンキルト・ソバガラ・パンヤ・ヤシガラ
その他、高密度の生地により縫製されたもの、破れなどがあるもの

洗える素材に比べて洗えない素材がずいぶんと種類が多いように感じますが、
一般的な布団は洗える素材のほうが多い印象です。

あらえない素材布団が100%洗えないわけではないのですが、
洗うことで色落ちしたり、素材の風合いや効果などが損なわれたり、破損したりする恐れがあるため洗わない方がいいということです。

まずは布団の表示ラベルをしっかりと確認して洗えるかどうかを確認しましょう。
洗えない素材が含まれている場合はその布団は洗えないと思ったほうが良さそうです。

該当する素材が含まれていない場合でも、破れや穴があったり、キルト部分にほつれがあるようなものは破損の恐れがあるため洗えません。

自分で判断しかねるのであれば表示ラベルに記載されている連絡先に問い合わせてみてもいいですね。

そして洗濯表示を確認します。
洗濯機マーク、手洗いマーク、ドライマークのいずれかがあればその布団は洗えるということです。

その布団が洗えるかどうかを確認したら次は自宅での洗濯が可能かどうかを確認します。

洗濯表示がドライマークのみの場合は、洗えますが自宅での洗濯はできませんので業者に依頼しなければなりません。
洗濯機のマークや手洗いのマークがあれば自宅での洗濯が可能です。
洗濯機マークは洗濯機で洗うことができて、手洗いマークは手洗いで洗います。

自宅で洗えるのを確認できたので早速洗ってみたいところですが、その前にまだ確認することがあります。
その布団、自宅の洗濯機に入りますか?

布団の容量が洗濯機で洗える容量を超えていると洗えません。
布団が容量の範囲内であるかどうかを洗濯機の説明書で確認してください。

余裕で入るわ~って見た目の容量で判断するのはやめましょうね。
入るからといってむやみに詰め込んじゃうと布団も洗濯機もサヨナラする羽目になっちゃうかもしれませんから・・・

面倒でも必ず説明書で確認してくださいね!

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布団を洗濯するときの洗い方

洗濯方法ですが、洗濯機で洗う方法と手洗いで洗う方法があります。
手洗いと言うより実際は浴槽に入れて踏み洗いですね。

  • 洗濯機で洗う
洗濯機で洗う場合は必ず布団専用の洗濯ネットに入れてください。
布団が傷むのも防いでくれますし、洗濯機の中で布団が片寄ったりしてしまうと洗濯機もエラーで何度も止まったりします。

安価で購入できるものですので必ず専用のものを使用しましょう。

洗濯ネットの説明書に従って布団を折り曲げたりくるくる丸めたりしてネットに入れたら、洗剤といっしょに洗濯機に入れてあとは洗濯機におまかせです。

洗剤は中性洗剤がおすすめです、おしゃれ着洗いに使っている洗剤がいいでしょう。

また、布団の表示ラベルの「エンソサラシ」に×印がある場合は漂白剤の使用はできませんので注意してください。
さらに脱水方法や乾燥方法なども布団によって異なりますので必ず先に確認しておいてください。

無事に洗濯が終わりましたら次は乾燥ですが、週間天気などで前もって天気のいい日を調べておくといいですね。

なるべく空間ができるように竿2本にまたがって干すなど、広げて干したほうが乾きが早いです。

  • 手洗いで洗う
次に手洗いというか踏み洗いですが、意外と重労働で汗をかきますので軽装で行うことをおすすめします。

最初に浴槽の淵に布団をかけ、シャワーで流しながらギュッギュッと手で押すようにして予備洗いします。
浴槽に水かぬるま湯を布団がひたひたになるぐらいまで張ります。
ここからはひたすら足踏みです。

水が汚れてきたらきれいな水に入れ替えてまた足踏み、汚れたら入れ替えてまた足踏みを数回繰り返し、ある程度水が濁らなくなったら洗剤を入れてまた足踏みです。

今度は洗剤をすすぐためにまた何度か水を入れ替えて足踏みを繰り返します。
踏むたびに水が少し白く濁ると思いますが、キリがないので水がほぼ透明になったら終了してもいいと思います。

手洗いは脱水が大変です。
とりあえず浴槽の淵にかけて淵の上で何度か折り曲げ、上から全体重をかけて両手でギュ~ッと布団に含まれた水を押し出すように押さえます。

何度か繰り返し持ち運んでも水滴が垂れないぐらいになったら、洗濯機で洗えるものと同様に空間ができるように工夫して干します。

しかし水滴が垂れなくなるまで水気を切るのは大変です。
そして浴室から庭やベランダまで運ぶときに水滴がたれてしまいます。

室内が濡れてしまうのは困るので、下に新聞紙を引いたり洗う予定の洗濯物を置いたりして工夫してくださいね。

自宅での布団の洗濯方法について、こうして文章だけで見てみるととても簡単なように思えます。
明日にでも洗ってみようかしら?って思いますよね。

しかし、ただでさえ重い布団が、水を含むと男性でも扱うのが大変なくらいにものすごく重くなっちゃうんですよね。

もし自宅で布団の洗濯を検討されているなら、想像以上の重労働だと考えてそれなりの時間と労力を確保した上で行ったほうがいいでしょう。

布団の洗濯コインランドリーでできる?

コインランドリーで布団が洗える大きな洗濯機や乾燥機があるのを見たことがある方もいると思います。
ほとんどの店舗が大型の洗濯機を置いてますし、大型の乾燥機もあります。

家庭用サイズから大型のものまでそれぞれ洗濯物量の目安が書かれていると思いますが、大型のものは布団も洗えるようになっています。

コインランドリーなら乾いた状態で布団を持ち運びますので、自宅で洗うよりも労力は少ないかと思います。
乾燥機を使えば早く乾くのでそういった点でもコインランドリーを使った布団の洗濯は手軽で簡単ですね。

コインランドリーでも洗濯ネットを使ったほうが型崩れが少なくなるので良いです。
もしくは麻ひもなどで縛って洗いましょう。

自宅の洗濯機で洗って乾燥だけコインランドリーを使うという方も多いです。
布団は厚みもあるので乾きにくく、乾くのに時間がかかるとにおいが発生することもあります。
濡れている時間は短いほうが良いですね。

コインランドリーの洗濯で気になるのが「衛生面はどうなのか?」ということです。
不特定多数の人が使っているわけですから気になる人はものすごく気になるかもしれません。

でも自宅の洗濯機だって使うたびに滅菌しているわけではありませんので100%清潔とはいえません。
なのでそこまで神経質になることもないかとは思います。

それに乾燥機を使うということはかなり菌を減らすということにつながりますよね、熱風が出るわけですし。

布団洗いで効果を期待していることのひとつに「ダニ退治」があるかと思います。
でもダニは洗っただけじゃダメなんです、50度以上の高温でようやく退治できるんです。

そしてコインランドリーの高温乾燥は50度以上になります、つまりダニ退治には効果があるということです。
布団はだいたい40~60分間くらいで乾燥できるものが多いですね。

古いタイプのコインランドリーは確かに衛生面で問題があることも多かったようですが、最近のコインランドリーは進化していてほんとに使い勝手が良いんですよね。

どうしても不安があるなら家に帰ってから布団に掃除機をかけて物理的にヨゴレをとりましょう。

なので自宅で時間と体力を消耗して無理して洗うよりもコインランドリーで洗ったほうが時間の節約になり、手間もかからず、衛生的に仕上がります。

大型の洗濯機なら布団を2枚くらい一度に洗えてしまいますので、思ったよりは大変じゃないみたいです。
季節の変わり目だけじゃなく、時々定期的に清潔を保つために洗えるのは気分的にも安心です。

こういったものを上手に利用して寝具を気持ちよく使えるといいですね。

こちらの記事も参考にしてください
油汚れの衣類の落とし方 洗剤は何が良い?ベンジン使える?

まとめ

どうせなら寝具もサッパリと洗って気持ちよく睡眠を取りたいものです。
お子さんが小さいとどうしても汚れが気になることもあるかと思います。

ペットがいるお宅でもやはり布団を清潔に保つためにも定期的に洗いたいですね。

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