
外に干した布団はふっくらとお日様の暖かさを感じて気持ちがいいですよね。
干したばかりの布団で眠ることができるのは幸せです。
しかし、様々な事情で布団の外干しができない人も多くいます。
仕事の関係や住宅事情、花粉症のために干せない人などいろいろな理由がありますよね。
布団を外に干せないなら、室内に干すのはどうでしょうか?
室内干しの効果ややり方などについてご説明していきます。
布団は室内干しでも効果があるのか?
昼間は家にいないので時間的に洗濯物や布団を外に干すことができない方は多いでしょう。
マンションなどでは外観の問題でバルコニーで布団干しができなかったりすることもあります。
さらに昨今では花粉症の人が多くなり、花粉がひどい時期は外に洗濯物や布団を干さない方も増えています。
さまざまな理由で布団を外に干すことができない、この場合はどうしたら良いでしょうか?
そんなときは室内干しをして布団をすっきりさせましょう。
室内干しでも効果があるのか疑問に思う方も多いでしょうが、室内干しでも充分に効果はあります。
まず、布団をどうして干すのかという理由ですが、布団にこもった湿気をとることが第一の理由です。
人間は眠っているときに汗をかいていますので、布団には湿気がこもりやすいのです。
畳に布団を敷きっぱなしにしているとカビが生えてくることもあります。
これは布団にずっと湿気が溜まりっぱなしになっているからおこることです。
湿気ている布団で眠るのはジメジメしていて寝心地も良くありません。
健康にも良くないことと言われているので、湿気のないさっぱりした布団にすることはとても大事なことなんです。
なので「湿気を取る」ということだけを考えれば、どんな方法でもかまわないのです。
湿度がとれてサッパリするなら屋外でも室内でもどちらでも良いのです。
布団を室内干しするポイントは、布団の間に隙間を開けて風通しを良くすることです。
風通しが良ければ湿度が抜けて乾燥していくことが多いのです。
布団のあいだに空間や隙間を作るように置きましょう。
折りたたみ式や伸縮タイプの布団干しや室内物干しなどを利用すると便利です。
そういったもを室内に置けない場合は、テーブルや椅子を利用することで代用できます。
布団のあいだに空間ができるように置けば、空気が通って湿度が減っていきます。
できればM字の形に干すと布団の表裏の両面に風を通すことができて効果的です。
室内干しをする時間がないときは、布団をめくって空気に触れるようにするだけでも違います。
これなら急いでいるときでも簡単にできますよね。
外干しは日光に当てることでダニ退治ができると考える人も多いと思います。
でも実際はダニ退治にはあまり効果はないことがわかっています。
ダニ退治には布団に掃除機をかけることが効果的なんだそうです。
室内干しには大きなメリットもあります。
天候に左右されずに布団を干すことができるということです。
雨の日や梅雨の時期でも室内干しでふわふわなお布団を手に入れることができます。
また、花粉やPM2.5などのアレルギー物質の影響を最小限に抑えられます。
花粉やホコリが多い時期だけでも室内干しに変えてみるのも良いかもしれません。
布団を室内干しする場合の時間は?
では実際に室内干しをするときはどのようなことに気をつければいいでしょうか。
布団の室内干しは屋外の天日干しに比べてどうしても湿度が抜けにくくなります。
布団が乾きにくいので、できれば片面2~3時間ずつ干すと良いでしょう。
可能なら途中で裏返してできるだけ両面をしっかり乾燥させるといいです。
昼間は留守にしているので片面しか干せないという方も多いと思います。
でも片面だけでもまったく何もしないより乾燥しますので、大丈夫ですよ。
干す場所は風通しの良い、太陽が少し当たるような場所がオススメです。
ガラス越しの太陽でも自然の力は偉大です。
日当たりが悪いという場合でも、空気が通るように工夫してください。
風が通ればそれでかなり湿度は減ります。
布団の室内干しは、週に1回以上を目安に行いましょう。
干すことで布団の中に含まれる水分を外に出して、カビやダニの発生を予防することができます。
また、布団を干すことで布団の弾力性が改善され、さらに保湿性も高めてくれます。
寝心地も良くなるので布団干しをきちんとするように心がけましょう。
布団の室内干しにエアコンどう使う
布団を干す第一の目的は湿度を減らすためなので、室内干しにエアコンを利用することは効果的です。
とくに気温が低い時期や湿度が多い日はエアコンを効率的に使うといいでしょう。
梅雨時や雨の日など湿気が多いときは、布団にも大量の湿気がこもって不快です。
そんなときは色々な家電を使って、布団を乾燥させることを考えましょう。
湿度が高い時はエアコンの除湿機能やドライ機能を使うと効果も高くなります。
布団の乾燥だけではなく、部屋全体の湿度を下げてくれます。
1~2時間タイマーにしておけばそれほど電気代もかかりません。
そしてただ干しておくだけよりもずっと効果的です。
扇風機やサーキュレーターを使って部屋の風通しを良くするのも効果があります。
扇風機の風を直接布団に当てると効果的に湿気を飛ばすことができます。
衣類除湿乾燥機を使うと短時間で布団をふかふかに乾燥させることができます。
効率良く乾燥させることができて低コスト、さらに部屋そのものを除湿したいときにもオススメです。
衣類除湿乾燥機は洗濯物を外干しできない方はとくにおすすめの家電です。
部屋を冷やすことなく布団乾燥や除湿してくれるので、寒い季節にはありがたいですね。
そのほかにも一般的な布団乾燥機がありますが、これがあれば布団乾燥は問題ないといえるレベルになります。
布団乾燥機は布団を敷いた状態で使用できるので、布団を移動させる手間も省けます。
今は布団マットが無いタイプもあるので、手間を掛けずに手軽に布団乾燥ができるようになりました。
布団乾燥機を使用することで、天日干しよりダニ予防の効果が高くなります。
冬の寒い時期などには寝る前に布団乾燥機をかけるといいですね。
布団がとても温かくて快適に眠ることができます。
ここで忘れてはいけないポイントがあります。
布団を室内干しや家電を使って乾燥させた後は掃除機をかけましょう。
ゆっくり時間をかけて埃やダニの死骸を吸い取ることで、さらに快適な睡眠を手に入れられます。
こちらの記事も参考にしてください
布団の効果的な干し方は?掃除機の使い方は?叩くのはNGなの?
まとめ
布団は室内干しでも十分な効果があることがご理解いただけましたか?
それぞれのご家庭に合った家電アイテムを使うのも効果的ですし、こまめに行うことでいつも布団を清潔に保っておくことができます。
できれば年に1、2回は布団をクリーニングしたり丸洗いするとさらに理想的です。
今は家の洗濯機で洗える布団も増えています。
天気や季節を問わず室内干しで快適な生活を送りたいですね。