衣類が汚れてしまった!というのは嫌なものです。
特にアブラの汚れは一度ついてしまうと落ちにくくて、シミになって残っているときも多いですね。
このいやな油の汚れを落とすにはどんなことをすればいいでしょうか?
油汚れって普通に洗濯機で洗っただけではきれいに落ちないんですよね、困ったことに・・・
どうすれば油汚れがきれいに落ちるんでしょうか。
油汚れがついた衣類の落とし方
油汚れがついた衣類は丁寧に水洗いしてもなかなか落ちません。
なぜなら水と油は交わらないからです。
水洗いして汚れが落ちるというのは、布に付いていたヨゴレが水の方に移ったからなんです。
水と混じらない油汚れは水で洗っても落ちません。
- 油汚れの落とし方
40度くらいのお湯と洗剤で手でもみ洗いしてください。
洗剤は台所洗濯や弱アルカリ性の洗濯洗剤が効果的です。
水ではなくお湯を使う事によってこびりついている油が緩くなり汚れが落ちやすくなります。
お水で洗うと油が固まってしまうためにヨゴレが落ちにくいんです。
その後洗濯機で通常の洗濯をすれば油汚れが落ちています。
- 頑固な油汚れの落とし方
30分~1時間以内で大丈夫です、あまり長い時間だとせっかくゆるんだヨゴレが再付着してしまいます。
その後通常の洗濯をすると綺麗に落ちています。
洗濯機はあまり熱いお湯には耐えられないのでバケツなどを利用してつけ置きしてくださいね。
また油汚れを綺麗に落とすポイントとしては、汚れたら早めに落とすことです。
時間の経った油汚れは素材と強く結びついて布に深く染み込んでしまうので
落とすのに更に手間がかかる上に衣類自体の傷みも大きくなります。
油汚れに気づいたらなるべく早くめにお湯で洗って、シミにならないようにしてくださいね。
油汚れの衣類を洗う洗剤は何が良い?
頑固な油汚れを落とすためには、通常の洗濯の前にお湯と洗剤を混ぜたところにつけおきをするとヨゴレが落ちやすくなります。
その時に使う洗剤も油汚れに適したものがあるのでそういうタイプを選んでください。
- 弱アルカリ性の洗濯洗剤
ご家庭にある洗濯洗剤はほとんどがアルカリ性なので、いつも使っている洗剤でもちゃんと落ちるはずなんです。
しかし同じアルカリ性の洗剤であっても油汚れが落ちやすいものというのはあります。
液体洗剤よりも粉末洗剤のほうが汚れ落ちに関しては優秀です。
さらに1番おすすめなのは固形石鹸ですね、洗濯用固形石鹸は頑固なとれにくい汚れをしっかり落としてくれます。
薬局などで100円くらいで売っているので、一つ持っているといいですね。
ただし、洗濯洗剤と言ってもお洒落着洗い用の洗剤は中性洗剤なので油汚れは落ちません、注意してください。
- 台所用洗剤
お料理をして油だらけになった食器や調理器具を綺麗に洗っているのは台所洗剤です。
台所用洗剤には界面活性剤が入っていて油汚れを落とすのに最適なんです。
台所用洗剤を油汚れの部分につけて軽くもみ洗いをして、それから通常の洗濯をしてください。
あまり広い部分を洗うと泡切れが悪いので狭い部分に使うようにしましょう。
この2種類の洗剤を上手く使えば油汚れも落ちやすくなります。
もし洗剤だけでシミが落ちなければ漂白剤も使いましょう。
- 酸素系漂白剤
バケツなどにお湯と漂白剤をいれてそこで30分ほどつけ置きしてください。
その後普通に洗濯してください。
衣類の油汚れにベンジンも
洗剤を使ってもなかなか落ちない頑固な油汚れありますよね。
そんな時はベンジンを使うと油汚れが落ちやすいのでとても便利です。
注意していただきたいのは、ベンジンを使っても色落ちしないかを最初に確かめてから使ってください。
服の裏側の目立たないところにベンジンをつけ色が落ちなければ使えます。
ベンジンとは原油から精製した可燃性の高い揮発油で、
業務用としても使われる染抜き剤です。
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- ベンジンの使い方
汚れの上を歯ブラシで落ちるまでたたいて、下のタオルに汚れを移してください。
その後通常の洗濯をすれば綺麗になります。
薬局やホームセンターで手軽に手に入るベンジンを使って頑固な油汚れが落とせます。
それでもなかなか落ちないからといって無理矢理落とそうとすると衣類が傷ついてしまいますので、その場合はクリーニングのしみ抜きをすることをおすすめします。
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まとめ
食べこぼしなどちょっとした油断で付いてしまいがちな油汚れですが、落とし方がわかっていればあせらずに済みそうですね。
すぐに対処すればけっこうちゃんと落ちるので、想像していたより気楽だなと思いました。
家庭で洗えるような油汚れはほとんど綺麗に落ちますので是非取り入れてみてくださいね。