夏の暑い日でも足元の寒さに震えている人がいます。
そう、冷え性で悩んでいる人たちです。
エアコンが強めにかかっている所で長時間座って事務仕事をしていると、寒さのために足の感覚がおかしくなってしまいます。
もちろんひざ掛けや靴下は当たり前ですが、それでなんとかなるくらいなら苦労しません。
お風呂に入って温めても寝るときに足が冷たくてしびれてしまって熟睡できません。
夏なのに!暑いのに!汗だってかくのに!足が氷のように冷たいのっ!!
・・・ワタクシ冗談抜きでこんな感じですね、ほんとに困ったもんです。
夏に足が冷えるのはどうして?
夏はどこに行っても冷房がガンガンに効いていますよね。
最初は快適でも長時間いると寒く感じることがあります。
特に足が冷えやすいんですよね、上半身は暑く感じるのに足だけが寒くて仕方ない!
・・・なんてことありませんか?
同じ冷え性でもつらさの度合いはいろいろですが、冷房で足が冷えるという人は多いようです。
と言うか冬よりも夏の冷房のほうがつらくて本気で困る!という人も多くいますね。
冷え性あるあるです。
ではどうして夏なのに足が冷えてそんなにつらくなってしまうんでしょうか。
足の冷えの原因は自律神経が正常に働いていないために起こることが多いですね。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
その二つがバランスをうまく取りながら身体の体温調節を行なっています。
自律神経は自分の意志とは関係なく体の状態を調整しています。
人間の身体の恒常性を保つために必要な末梢神経のひとつです。
夏になると『暑いから汗を流し体温を下げろ』という命令をだして身体の状態を正常に保ちます。
冬になると『寒いから血管を収縮して血流をおさえろ』という命令を出して体の状態を整えてくれる神経です。
自律神経がキチンと働いていれば身体は多少の変化にも対応できるようになっています。
しかし、自律神経はどんな状態でも正常に働いてくれるわけじゃないんです。
通常は「5度以上」の急激な気温差や体感温度差には対応できないことが多いんです。
どうなるかというと上手く機能しなくなってしまうんです。
血流を良くする働きのある交感神経と、血管を広げてリラックスさせる副交感神経がバランスを崩してしまいます。
自律神経がうまく機能しなくなってしまうと汗や体温を調整したりすることができなくなってしまいます。
つまり自律神経がおかしくなっていると夏に寒さを感じたり、冬に暑さを感じたりという状態になることがあるんです。
夏の猛暑日ははっきり言って殺人的な暑さですし、昼間の屋外のアスファルトは40度を超えることもあるそうです。
とても普通の状態とはいえませんよね。
しかし屋内、とくにオフィス内はガンガンに冷房が効いている事が多いですよね。
体を動かしていれば多少は熱も生み出しますが、座ったままで仕事をしていたりすると身体は周りの温度を敏感に感じ取ってしまいます。
屋外と室内は簡単に5度以上の気温差ができてしまいます。
たとえばオフィス内の温度を26度にしていると、外の温度が31度以上だと5度以上の差があるわけです。
外回りの営業さんは暑いのでもっと温度を低くしてほしいという要望も出ると思います。
そうなると室内の温度がものすごく低くなってしまいますよね。
気温差があると身体は暑いのか寒いのかわからなくなっちゃうんです。
交感神経と副交感神経がバランスを崩して冷えを感じてしまうのです。
この状態がいわゆる冷房病と言われるものです。
夏の足の冷えはどう対策する?
冷えているから・・・と自分の体感温度で冷房の設定温度が変えられればいいのですが、
外出先やオフィスではそうはいきませんよね。
冷房の設定温度を変えずに冷え対策をするしかありません。
冷え性を少しでも改善していきましょう。
冷え性を改善するために具体的にはどうすればいいでしょうか。
- とにかく温める
- シャワーではなく湯船に浸かる
自律神経のバランスを整える為には冷えてしまった身体を温めましょう。
体が少し汗をかくくらいまで温めるといいですね。
本当は体を動かすことが1番ですが仕事中はなかなか難しいと思います。
しかし意識してできるだけ歩きまわったり、外に出たりしてください。
デスクワークが主な場合は座りっぱなしで動けないと思うので、
ひざ掛けやレッグウォーマーを着用したり、靴下を重ね履きして冷気をふせぎましょう。
もちろん足元だけでなく羽織りのジャケットやカーディガンで身体全体を冷やさないことも大事です。
暑い時期はついついシャワーだけで済ませてしまいがちです。
しかしシャワーでは冷え切ってしまった身体は暖かくなりません。
シャワーで済ませてしまわずに湯船に浸かるようにしましょう。
温度は低めでも大丈夫、体全体の血行を良くすることが目的です。
ぬるめのお風呂にはいり温まると滞っていた血液が流れやすくなります。
収縮した毛細血管も広げてくれるので血流が良くなりますので冷え対策となります。
足冷えでお腹まで冷えてしまう?
足元が冷えている人は実はおなかも冷えてしまっていることが多いんです。
なんとなく実感としてわかっている人もいるかと思います。
もしかして足の冷えた血液がおなかに影響しているのかも・・・と考えませんか?
確かにそれもあるかもしれませんが、どちらかと言うと逆のことが多いですね。
足の血液はお腹にある太い血管を通って流れていきます。
お腹が冷えていると足に流れる血流が悪くなってしまいます。
冷えにより血管が収縮してしまい、血管が収縮してしまうと血液が流れにくくなるからです。
そのために足先まで十分な血液が流れずに、冷えた足が余計に冷えやすくなってしまうんです。
お腹が冷えている人は足元が冷えやすいということです。
足の冷えが余計に悪化しちゃうんですね。
お腹を温めることで足元の冷えも感じにくくなることがあります。
冷房で足元が冷えるなと思ったら、足だけでなくおなかも温めるといいですよ。
実際にカイロを貼っている人や腹巻きを使用している人もいます。
実際に私も真夏のオフィスでカイロを使っていたこともあります。
温める場所は二箇所で、おなかと足裏です。
おなかには一枚貼っておきますが外は暑いのでオフィス内だけ、
机の下に履き替えのシューズを置いておきそこにカイロを入れて土踏まずを温めます。
本当に冷えてつらい時はためしてみてくださいね。
こちらの記事も参考にして下さい
末端冷え性は足に汗をかく?それが冷える原因?運動不足?
まとめ
夏の暑い中で冷えに悩まされる人も結構多いです。
実際に知人にスゴイ冷え性の人もいます。
その人は真夏なのに足元にはムートンブーツを置いておき仕事中履き替えているそうです。
さらに冬に着るもこもこカーディガンを羽織ってひざ掛けをして仕事をしているそうです。
それでも寒いので上司に直訴してるけど難しいということでした・・・大変ですよね。