梅雨の時期になると食中毒が増えてきます。
梅雨から夏にかけておこりやすい食中毒というのがあるんです。
じつは食中毒の約1割は家庭でおこっているんだそうです、気をつけたいですね。
食中毒を起こさないようにするにはいくつか注意することがあります。
とくに調理をする人は自覚を持って気をつけるようにしてほしいです。
梅雨時期の食中道の特徴や予防方法についてチェックしておきましょう。
梅雨に気をつけたい食中毒の種類は?
梅雨の時期は湿度も高くなっており、気温も上がっていきます。
梅雨から夏にかけての時期に心配になるのが食中毒です。
この時期の食中毒はおもに細菌性食中毒が起きやすくなります。
食中毒には幾つかの種類があり、それぞれ特徴があります。
「細菌性食中毒」「ウイルス性食中毒」「自然毒食中毒」
主にこの3つですね、それぞれの特徴を知っておきましょう。
- 細菌性食中毒
- ウイルス性食中毒
- 自然毒食中毒
細菌性食中毒は、食中毒菌が食べ物に混入したことで起こります。
例えばカンピロバクターや黄色ブドウ球菌、サルモネラなどが挙げられます。
時期としては梅雨から夏にかけて起こりやすくなります。
ウイルス性食中毒はウイルスが蓄積している食品や人の手をかいして起こります。
例えば、ノロウィルスなどです。
ウイルス性食中毒は冬の時期に起きやすいですね。
例えば、ふぐや、毒キノコです。
いつでも起こりうるのですが、調理する人の知識などで予防することが可能です。
これらのうちで梅雨時期に気をつけたいのは細菌性食中毒です。
細菌性食中毒はなぜ梅雨時期に起きやすくなるのでしょうか。
細菌は湿度や温度で増殖しやすいからなんです。
なので梅雨時期の高温多湿はとくに注意しなければなりません。
とくに気をつけたいのは台所の調理環境です。
食器を洗うときのスポンジは使い終わったらちゃんと水を切って除菌していますか?
食器洗いのスポンジは細菌が増えやすいもののひとつです。
まな板はきちんと洗浄していますか?
食品がきちんと落ちていないと有機物を餌にする細菌が増殖してしまいます。
冷蔵庫の野菜室の底に野菜くずが溜まっていませんか?
ふきんはきちんと除菌・消毒していますか?
ほかにも調理台やシンクなどを常に清潔にしておかないと危険です。
とにかく食事に関する場所は注意して管理することが大事です。
梅雨時期の細菌はとても増殖しやすいので気をつけないといけませんね。
梅雨の食中毒を予防するには
食中毒予防には三原則というものがあります。
「細菌をつけない」「細菌を増やさない」「細菌を殺菌する」
ことが大事なんです。
細菌が汚れのように見えたり腐った味や臭いがあれば分かりやすいのですが、
実際は分からないというのが難点ですね。
症状が出てはじめて分かることが多いんです。
予防するためには気をつけなければならないことがあります。
まずは「清潔」、そして「正しい保存」と「正しい処理」です。
- 清潔
- 正しい保存
- 正しい処理
日頃から手洗いをキチンと行いましょう。
調理する人ももちろんですが、食べる前には手を洗うという基本的な習慣をわすれずに。
そして食器や調理具の洗浄殺菌をしっかり行いましょう。
冷蔵庫は万能なわけではありません、
とりあえずなんでも冷蔵庫に入れておけば安心というわけではありません。
いらないものまで買い込まず必要なものを適量購入しましょう。
そして冷蔵庫に大量に保存しないようにしましょう。
買い物した後はできるだけすぐに冷蔵庫で冷やして保存するようにしましょう。
加熱処理を中途半端にせずきちんと火を通しましょう。
食品内部温度が75度以上かつ1分以上加熱する事が大事です。
調理済みの作り置き料理でも、食べる前には必ず再加熱をしてください。
スープ類は沸騰させるように気を付けてください。
食器や調理具を清潔に保つにはまずはきちんと洗浄することですが、
アルコール除菌スプレーをしたりお酢やハーブで除菌することもできます。
食品が加熱されて細菌が無くなっても、食器や調理具に細菌が繁殖していては意味がありません。
常に清潔にするようにしましょう。
梅雨の食品管理はどうする?
食品管理を徹底することで食中毒はかなり防ぐことができます。
- 手洗い
- 食材
- 残った食品
- 調理時の注意
まずは基本中の基本ですが、「食品の取り扱い前後は必ず手洗いする」ことです。
必ず石鹸を使ってできるだけ丁寧に洗ってください。
爪の間も忘れずに。
手のひらというのは実はものすごくたくさんの菌がついているんです。
目には見えませんが清潔とはいえないことが多いんです。
調理する人はその自覚をキチンと持って手洗いを必ずするようにしてください。
食中毒の菌は肉、魚、タマゴなどについていることが多いです。
肉や魚の汁を調理済みの食品や生野菜につけないように注意してください。
生鮮食品はできるだけ早く持ち帰り冷蔵庫に入れるようにしましょう。
冷蔵庫も詰め込み過ぎは冷えが悪くなるので7割程度にしておきましょう。
食中毒が多い時期は肉や魚の生食は注意してください。
ほんとうに新鮮なもの以外は調理して食べたほうが安心です。
作った食品が多くて残る場合は、はじめから取り分けておきましょう。
食べかけの箸が付いたものを保存するのは注意です。
食材の保存に使う容器も清潔なものを使いましょう。
取り分ける菜箸もきれいに洗ったものを使ってください。
調理をする際は時計や指輪、つけ爪などのアクセサリーは外したほうが安全です。
とくに指輪は注意してくださいね。
怪我をしている場合は傷が食品に触れないようにしましょう。
傷口が化膿している時は食品に菌がうつる可能性があります。
また、包丁、まな板、ふきん、たわし、スポンジなどは、使ったら細菌が繁殖しないように手入れしましょう。
よく洗って熱湯をかけたり、煮沸・漂白するようにしましょう。
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正しい食品管理を行うことで食中毒を予防することができます。
まとめ
梅雨時期の食中毒は細菌性食中毒が多いんですね。
ということは細菌をつけない、増やさない、きちんと殺菌と意識して調理しなきゃダメだってことですね。
とくに子供や高齢者がいるご家庭は気を付けてください。
安全な食生活で健康な毎日をおくるようにしてくださいね。