お休みの日に車での移動や長距離のドライブを楽しむ方も多いと思います。
しかし、そんな楽しみの最中に車に酔ってしまうとせっかくのお出かけも台無しです・・・
楽しみにしていたのに、車酔いがひどい人にとってはドライブや長旅が苦痛になってしまいます。
酔いがおさまるまでつらいですよね、どうして車に酔ってしまうんでしょうか?
車酔いしない方法はあるんでしょうか?
防ぐことはできるんでしょうか?
車酔いを防ぐ方法はあるの?
そもそも車酔いはどんな風に起きるのでしょうか。
- 車酔いとは?
- 車酔いの原因
耳の中に三半規管という体の平衡感覚を保とうとする器官があります。
三半規管の中のリンパ液が揺れたり傾くと、脳は身体が平行ではないと判断してしまいます。
脳は身体を平行に保とうと働いているのに、自分の目に見えている景色や筋肉が感じている感覚は平行ではないわけです。
これが情報のズレとなり混乱してしまい正しい判断ができなくなります。
脳が混乱しているので自律神経が興奮状態となってしまいます。
そのために血圧の変動があったり、あくびや冷え、生唾、吐き気、嘔吐、顔面蒼白を引き起こします。
これが車酔いです。
車酔いが起こる原因は主に3つあります。
「身体が揺れること」「視覚が刺激されること」「嗅覚が刺激されること」の3つが主な原因です。
これらのことがおこるために身体が平行ではないと脳が思ってしまったりするわけです。
嗅覚はちょっと違うかもしれませんが、身体の揺れと視覚は感覚のズレの原因になります。
そのために脳が混乱したり神経の興奮が高まったりしてしまうんです。
逆に言えばこの主な原因となる3つの対策をしておけば車酔いがかなり大幅に防げるようになります。
細かいことを言えば車酔いの原因はいろいろあります。
たとえば寝不足や疲労、空腹や満腹、きつい衣服などの身体の締め付けなども車酔いの原因です。
車酔いは脳が感じている情報と実際の体の情報にズレが生じてしまうことで起こります。
情報のズレをできるだけ修正して、車酔いにならないように自律神経をごまかしてしまいましょう。
車酔いの対策は
車酔いのおもな原因3つの対策方法を各項目にわけて見ていきましょう。
- 身体の揺れ
- 視覚への刺激
- 嗅覚への刺激
上下左右に揺れる動きは三半規管を刺激するため、脳が混乱をして乗り物酔いを引き起こします。
なので、できるだけ身体が揺れないようにすれば車酔いしにくくなるわけですね。
対策としては、できるだけタイヤの真上の席に座ることを避けるようにしましょう。
タイヤは地面の状態を直に伝えるので振動を感じたり揺れが大きいからです。
できるだけ真ん中あたりの座席に座るようにしましょう。
また、運転技術によっても揺れの大きさに違いがありますよね。
急ブレーキや急発進が続くと車の揺れが酷くて車酔いしやすくなります。
加速と減速の繰り返しも酔いにつながる原因のひとつです。
できるだけスピードは一定にしたほうが揺れも少ないです。
運転する人はスムースな運転をして発進と停車はゆっくり行うようにしましょう。
車に乗っているということは身体は車内に固定されています。
しかし、見えている景色は素早く移り変わって見えているために脳が混乱してしまい乗り物酔いを引き起こします。
対策としてはできるだけ遠くの風景を見るようにするとかなり酔いがおさえられます。
というのも、近くの風景を見てしまうとスピードに目が追い付かないからです。
車のスピードは早いので景色が次々と変わっていきます。
脳は身体を動かしているような状態と判断してしまいますが、実際は身体は動いていません。
このギャップでで脳は混乱してしまい、結果として車酔いの症状が起こります。
遠くの景色を見ていることで景色の変化がゆっくりとなるので
脳の混乱が抑えられて酔いづらくなるのです。
車内の臭いを消すための芳香剤や防臭剤を利用していると、ニオイで酔ってしまうことがあります。
嗅覚というのは原始的な感覚のひとつで、脳が直接感じる感覚のひとつなんです。
不快に感じるにおいはストレスとして脳に強く影響してしまうために、身体が反応してしまい気分が悪くなることがあります。
対策としては、香りつきの芳香剤ではなく無臭の防臭剤を利用してください。
もしくは車酔いに有効な柑橘系の香りの芳香剤を使用するといいです。
強すぎる香りは基本的に酔いやすくなりますので注意して下さい。
無臭のものや柑橘系のサッパリした香りに変えるだけでかなり気分の悪さが改善されます。
車酔いにいい食べ物
空腹でも満腹でも酔いやすいので、食事時間と食べる量には気を付けて下さい。
じつは車酔いにとてもいい食べ物があるんです。
食べ物とはいえないかもしれなのですが「氷」です。
氷を舐めてみて下さい、冷たい氷の刺激で自律神経を落ち着かせてくれます。
氷は噛まずにできるだけ口の中で長く舐めて下さい。
氷以外にも酔に良いものはあります。
梅干しは大量の唾液が出るので三半規管の不調を整えて胃腸の不快感を和らげてくれます。
ガムを噛むとミントの爽快感が不快感を和らげてくれます。
飴やチョコレートの糖分は血糖値をあげて脳を活性化させてくれ、車酔いを和らげます。
酔いや吐き気があるときに炭酸水を飲むと、炭酸水のアルカリ成分が自律神経を正常にしてくれます。
サイダーやラムネなどは子供が好きな飲みものなので、子供にも飲ませやすいですね。
炭酸水以外には生姜の絞り汁も効果的です。
生姜も炭酸も効果的なら、ジンジャエールは車酔いに最強であることがお分かりですね。
ジンジャエールといっても単なるジュースではなくちゃんとした生姜の入ったジンジャエールを用意してくださいね。
また、吸収力の高いスポーツドリンクに炭酸や生姜汁を入れるのも効果が高くなりますので是非お試しください。
逆に車酔いしやすい食べ物もあるので知っておきましょう。
まずは柑橘類です。
香りは良さそうですが、消化が良いとはいえないのでやめたほうが良いです。
みかん、オレンジ、オレンジジュースもやめておきましょう。
乳製品や卵、油っぽい食べ物もやめておきましょう。
消化が悪いため胃に負担がかかり車酔いしやすくなります。
こちらの記事も参考にして下さい
乗り物酔いはなぜ起こる 悪化の原因や三半規管を鍛える方法
まとめ
車酔いがなぜ起こるのか、そしてどうすれば車酔いを防ぐことができるのかを知っておけば対応しやすくなります。
車酔いは本当につらいですから、できるだけならないように予防できるといいですね。