兄弟姉妹が多いご家庭は七五三を何度かおこなうことも多いと思います。
知人の秦野さんのお宅には3人のお嬢さんがいらっしゃいます。
三姉妹の七五三というと、かなり大変なんじゃないかというイメージがあります。
3歳と7歳にそれぞれ着物を着せるとなると、親の気力と体力と時間と資金がかかりそうですよね。
秦野さんに三姉妹の七五三をどのようにおこなったか体験談を書いてもらいました。
とっても素敵なお話なので、これから七五三を迎えるお母さんにはぜひ読んでいただきたいと思います。
七五三体験談 わが家の三姉妹
七五三は子どもを持つ親にとって特別な日ですね。
もちろん私もその中のひとり。
わが家の子どもたちは三姉妹で年の差も近く、一気に大きくなった感じです。
長女が三歳になるころ、いつ七五三をやっていいのか?何が必要なのか?わかりませんでした。
お義母さんと一緒にショッピングに行ったとき、ふと七五三の着物を見つけました。
お義母さんがお祝いにと真っ赤な可愛い着物を選んでくれたのです。
七五三の参拝日を決め、氏神様のある神社に予約を入れました。
当日の着付けは私の母がやってくれる事になりました。
着付けまでに髪の毛のセットを済ませておきたくて、私の行きつけの美容室に相談したところ快く引き受けてくれました。
髪飾りも準備してくれると言うことなので着物のイメージを伝えました。
美容師さんがそのイメージに合わせて髪飾りを購入してきてくれました。
美容室で飽きてはいけないと思ったのでパソコンを持ち込ませて貰い、セット中にDVDを見せていました。
DVDを見ながらだんだん可愛くなっていく自分の姿にわくわくして、そちらにも注目していたのでグズることなくセットを終えることができたんです。
セット料ですが、早朝料金も加算され5000円前後だったと思います。
髪飾りも5000円位だったので少し出費が多くなりました。
しかし、この可愛くやってもらった髪型も、七五三が終わる頃には乱れてました・・・。
お転婆娘は、ついつい着物を着ていることも可愛くセットしてもらっていることも忘れてしまうようです。
そういう姿も子供っぽくて私は好きですけど。
これがわが家の初めての七五三。
これが何回も繰り返されるかとおもうと大変です。
二人目からは、私もある程度髪の毛のセットができたので自分ですることに!
お家なのでいつものようにリラックスした状態でセットすることができました。
何よりセット料は無料だし、早朝から美容院に連れて行かなくて済んだので時間に余裕ができました。
三番目も同じようにセットはおうちで。
次女はお団子ヘアで、三女はキャンディーのようなセットにしたと思います。
七五三の着付けを自分でやってみた
7歳の七五三は、長女が自分で決めた着物。
真っ黒な着物に赤い花、ゴールドの帯ととてもシックな着物を選びました。
自分で選んだ着物はとてもお気に入り♪
3歳のときと同じように、三姉妹で同じ着物を着ました。
妹達はお姉ちゃんが着た格好いい着物を着れることが嬉しくて、三人共とってもかわいかったです。
3人目ともなると、着付けを覚えた私が全て準備することができました。
七五三の着物は着付けが簡単な物が多いので、ママでも着付けがしやすいと思います。
分からなければインターネットで着付けについて載っているので、そちらを参考にするのも良いと思いますよ。
参拝時、多少乱れても自分で着付け直せるという利点も。
七五三の姉妹写真をどう撮るか
わが家のパパは写真好き。
長女が生まれて、記念日に数回は写真スタジオに行きましたが、泣いてばかりであまりいい思い出がありません。
撮影が終わるころには親も子もぐったり・・・。
写真代も高いので、それからというもの写真はパパが撮るということになりました。
そちらの方が子どもたちは緊張もせず、いい笑顔で笑ってくれるんです。
そういう姿が一番かわいいんです。
ヘアセットも着付けも時間がかからなくなった分、その時間でお家で写真撮影をします。
前日からたくさんの風船を膨らませておき、それを子供部屋にいっぱい広げておきます。
その真ん中におうち型のテントを置くとお花畑のような、とても可愛らしい雰囲気になります。
スタジオに見立てて写真を撮りました。
風船で遊んでいる姿や、テントから顔を出している姿、椅子に座っている姿など自然な姿を撮りました。
大好きなぬいぐるみがある場合は、ぬいぐるみを抱っこして。
三姉妹でもたくさん撮りました。
主役を盛り上げるように、他の2人は紙吹雪を作ったり。
主役だけでなく、三姉妹で楽しめたのはやはり家での撮影だったからだと思います。
スタジオの様に完璧な環境ではありませんが、普段の様子が撮れるので良かったです。
子どもたちもパパに撮影してもらって嬉しそうでしたが、娘達の晴れ姿を撮っているパパは一番良い顔をしていました。
神社でもパパがカメラを構えてくれました。
それらをデジタルアルバムにして保存してあります。
写真スタジオはもらえるデータと枚数が決まっていたと思いますが、自分で撮ればデータは全て残ります。
デジタルアルバムにする写真もページ数によって決めることができるので、殆どの写真をアルバムにすることができます。
「三姉妹だと、衣装代がかかってたいへんね」とよく言われます。
おばあちゃんたちが用意してくれて着物は購入しましたが、問屋さんなどを回って探すと格安で探すことができます。
それを三姉妹で着まわしてくれたのですから、3回レンタルするよりかは安いと思います。
長女が選んだ着物を、妹たちが嫌がらずに着てくれたことも助かりました。
写真はスタジオの様に完璧に撮れるわけではありませんが、表情はとっても素敵なものが残ります。
自分たちでデジタルアルバムを作る手間もありますが、データの中から写真を選ぶのも楽しみの一つでした。
そこに、その時の私の気持ちを書き込んだりして、いつか子どもたちが見返したときに思い出してくれたら良いなと思います。
まとめ
秦野さんに体験談を書いていただきました。
三姉妹の七五三を家族みんなで楽しんだのが伝わってきますね。
家族全員でお祝い行事を盛り上げるという感じがとても素敵で、情景が目に浮かぶようです。
思わずほっこりしてしまいました。
七五三も家庭によってやり方がありますし、親御さんの考え方もいろいろです。
自分たちが納得できる七五三ができるといいですね。