神社仏閣に観光に出かける人たちが増えています。
それも流行に敏感な若い女性たちが境内を歩いている姿を見かけることが多くなりました。
最近の若いひとたちは歴史好きや戦国武将のファンも多いので、それがきっかけで神社やお寺に興味を持つ人が増えたようです。
ゲームやアニメから興味が出たということも多いみたいですね。
神社仏閣へ興味が出るのはとても素晴らしいですが、じつはきちんとした参拝のマナーというのが存在します。
正しいお参りの仕方を知って、より深い世界を知っていきましょう。
神社仏閣の観光マナーとは
歴史が好きで神社やお寺に行くようになったという人は多いようです。
歴史好きというと男性が多いイメージがありますが、いまは「歴女」という歴史好きの女性も増えています。
それ以外にもお願い事をしに出かける方も多いですね。
とくに恋愛運のご利益のあるところは女性がたくさんいます。
そんな神社やお寺には参拝の正しいルールというものがあるんです。
神社仏閣を観光するときは、お参りのマナーを知識として身につけておくとより観光を楽しむことができます。
観光場所によってもマナーは変わりますが、例えば神社であれば鳥居の前で一礼をして入るのが正しいとされています。
お参りする前には手水舎で手と口を清めるなどのマナーがあります。
神社は言わば神様のいる家、お寺は仏様のいる家のようなものです。
誰かのお宅を訪問するときに玄関で声もかけないで家に入っていくのは失礼だしマナー違反ですよね。
神様や仏様の自宅を訪問するにあたって、失礼がないように気を付けたいものです。
若い観光客の中にはお参りをせずに観光のみで帰ってしまう方も少なくありません。
勝手に人の家にあがって黙って帰っていく人がいるのは失礼ですよね。
神様の家へ訪問するのであれば、家の主へご挨拶をするのは最低限の礼儀です。
観光をして楽しむことも大切ですが、忘れずにお参りをしてから観光を楽しみましょう。
そして神社やお寺にいるのは自分たちだけではありません。
神職の方たちや地元の人たちも近くにいるということを忘れないようにしましょう。
観光ではなく、純粋にお参りに訪れる方もたくさんいらっしゃいます。
そういった方の迷惑にならないように配慮することも必要です。
楽しいからと言って大きな声を出したりはしゃいだりすることはつつしみましょう。
あくまで常識の範囲内で楽しむことを心掛けてください。
神社仏閣へのお参りの仕方
では実際に神社とお寺への参拝の仕方をご紹介します。
神社とお寺へのお参りは似ていますが少し違うところがあります。
*神社のお参り
1 まず、神社の鳥居の前で一礼をします。
2 鳥居から続く道の真ん中は神様の通り道です。
真ん中を歩くのではなく端に寄って歩くようにしましょう。
3 神様にお目にかかる前に、手水舎で身体を清めます。
清める順番は柄杓を手に取り、左手、右手、口、左手の順です。
口を清める時は柄杓から左手に水を取り、左手にある水で口を清めます。
4 神様の前に来たらお賽銭をお納めして鈴をならし、二拝二拍します。
合掌をしてお願いする時は神様が左手です。
左手を上へ少しずらし合掌します。最後に敬意を示し一礼をします。
5 神社から出る時も、鳥居の前で本殿に向かい一礼をします。
*お寺のお参り
1 まずお寺の入り口の山門で合掌し一礼をします。
敷居は踏まないように気をつけましょう。
2 手水舎で身体を清めます。順番は神社と一緒です。
柄杓を手に取り左手、右手、口、左手の順で清めていきます。
3 一般の参拝客が鐘をつくことを禁じるお寺も中にはあるので
鐘をつきたい場合にはあらかじめお寺の方に許可をとっておきましょう。
4 お線香をあげられる場合はお線香をあげます。
5 お賽銭をお納めして合掌をして祈願します。
(注意:お寺では柏手は打たないこと、静かに手を合わせてお参りしましょう)
数珠があれば数珠をかけましょう。
最後に一礼をします。
6 お寺から出る時も山門の前で本堂に向かい、合掌をしてから一礼をします。
神社仏閣の楽しみ方とは
神社仏閣観光の楽しみ方は人それぞれです。
きっかけや入り方が違えば興味があるものも違ってきます。
たとえば歴史好きなら、歴史の舞台になっている建物や建築物には興味があるのではないでしょうか。
風景や庭、そこにある植物を見て歴史上の人物が何を感じていたかに思いを馳せながら観光するのもステキですね。
または、神社仏閣の近くにある食事処をめぐるのもたのしいですよね。
その地域ならではの名物があることも多いです。
昔からある名物料理なら、もしかしたらあの武将もこれを食べていたかもしれない・・・などと考えるとより美味しくいただけそうですね。
そういった視点から地元の食べ物を堪能するのも楽しみ方のひとつです。
神社仏閣へ行く前にその場所の歴史や建てられた背景などをおさらいしておくといいですよ。
ちょっとでも知識があると、より深く歴史の舞台を感じることができます。
写真を撮るときは周りの方への配慮を忘れずにしましょう。
並んでいる場合は立ち止まる時間などに気を付けるといいですよ。
こちらの記事も参考にして下さい
神社へのお参りの方法は?願い事のやり方や注意することは?
お寺に参拝するときの正しい作法は?神社とは違いがあるの?
まとめ
一般の参拝客が「若いひとでもマナーがきちんとしていてすばらしいね」と思ってくれるように、失礼のない振る舞いをしましょう。
お互い気持ちよくお参りができるようになるといいですね。