雨の日の犬が臭うのはなぜ?対策は?シャンプーすればいい?

犬を飼っている人はわかると思いますが、雨が降っているときはものすごくにおいがきつくなりますよね。
いわゆる犬臭いにおいがとっても強くなるんです。

ちゃんと清潔にしているのになぜ雨の日はにおいがきつくなっちゃうんでしょうね。
室内飼いのわんちゃんはとくに困ってしまいます。

雨に濡れていなくても湿度が高いと気になる犬の匂い・・・どんな原因があるんでしょうか?
どういった対処法があるんでしょうか?

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雨の日の犬が臭いのはなぜ?

雨の日に散歩に行ったり、途中で雨が降ってきて濡れてしまったわんちゃんは特有のにおいがします。
犬には「犬のにおい」があるのですが、ぬれるとそのにおいがとってもきつくなります。

ちゃんと清潔にシャンプーをこまめにしていても、なぜか犬臭いにおいはしてしまいます。
どうしてなんでしょうか?

これは梅雨時期に酵母やバクテリアの活動が活発になるからなんです。

犬の身体には皮脂腺とアポクリン線があります。
皮脂腺というのは身体のアブラを分泌するところで、アポクリン線は汗腺の一種です。
哺乳動物である人間にももちろんあります。

このアポクリン線からはタンパク質や脂肪を含んだ成分が出て、それがさらに常在菌で分解されてニオイを出します。
常在菌というのが酵母とかバクテリアだと思ってください。

そしてこのアポクリン線のにおいというのは人間で言えばワキガの臭いのようなものなんです。

犬の体の臭いは、皮脂腺とアポクリン汗腺の分泌物と酵母やバクテリアの出す臭いが混ざったものです。
そりゃあものすごく強いニオイに感じるのはしょうがないですね。

人間でもワキガは清潔にしていても発生します。
犬も清潔にしていても特有の匂いが出てしまうのは、そういうわけだったんです。

犬のアポクリン線や皮脂腺は尾のつけ根、肛門の周り、足の裏、耳に多くあります。
そういった部分を念入りにお手入れすることで、多少はニオイをおさえることができます。

それから雨の日はトイレの臭いもかなりニオイます。
ペットシーツをこまめに取り替えてできるだけ匂いをおさえるように気をつけましょう。

雨の日は換気もあまりしないことが多いと思いますので、
換気扇や空気清浄機を利用してみてください。

犬と飼い主が雨の日も快適に過ごせるようにしましょう。

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犬の臭いはどんな対策すればいい?

  • エサを変える
  • ドックフードを変えて体臭が変わることもあります。

    市販の安いドックフードはどうしても動物性の脂が多く入っています。
    添加物の少ないナチュラルな物を食べさせる方が犬の臭いを抑えられるようです。

    手作りの餌をたべさせて体臭がほぼなくなったという方も知っていますので、
    食べ物を変えるというのは効果があるんじゃないでしょうか。

  • お手入れをする
  • 餌を食べたあとに口をすぐ拭いてあげるのも効果的ですよ。
    歯磨きさせるともっと効果的なので、できれば歯磨きに慣れておいたほうがこまめにできていいですよ。

    同じように排泄の後もすぐに拭くことでニオイをおさえることができます。
    ペットシーツもすぐに変えましょう、においはもとから断つのがいちばんです。

    耳掃除や足の裏を拭くなども効果ありますよ。
    人間と同じように身だしなみを整えてあげる事が大事ってことですね。

  • 重曹を使う
  • 早く臭いを抑えたい時には重曹の粉を直接犬に振りかけて、毛に揉み込んだ後ブラッシングしましょう。
    重曹は弱アルカリ性なので酸性のにおいを中和してくれるんです。

    重曹を水に溶かしたものをスプレーしてブラッシングするのも匂い予防になります。
    重曹は消臭力がありますが食品にも使うものなので安全に使えます。

犬の匂いはシャンプーすればいい?

手っ取り早くニオイを取るには洗えば良いんじゃない?と思いがちですね。
でもシャンプーするために身体を濡らしただけでけっこう強いにおいがしますよね。

犬は濡れるとそれだけでにおいが出てしまいます。
なのでシャンプーの回数を増やせばいいといういうわけではありません。

犬のシャンプーは多くても月に1〜2回が適当って知ってましたか?

臭いが気になると言ってシャンプーをしすぎると必要な皮脂まで落としてしまい、皮脂のバランスが崩れてしまいます。
結果、さらに臭いが強くなることもあるんですよ。

また、皮脂のバランスが悪くなると皮膚炎などのトラブルになる恐れもあります。
何ごとも適量がありますので、犬のシャンプーも適度な頻度にとどめましょう。

どうしても気になるという方はお湯だけで犬の体を洗い流すようにしましょう。
できるだけ皮膚へのダメージを減らして健康な状態を保ってあげてください。

シャワーの温度は37度〜38度に設定しましょう。
少しぬるいと感じるくらいが犬にとっては適温です。

犬は全身が毛で覆われているので人間のようには体温調節がうまくできないのです。
冷たすぎず熱すぎない犬の体温くらいの温度がちょうど良いのです。

ドライヤーで乾かす際も直接熱風を当てず、風も温度もやゆるめにしてあげましょう。
手に風を当てて直接犬に風が当たらないようにして乾かすといいですよ。

濡れた部分が無くなるまで完全に乾かしてくださいね。
ちゃんと乾かすことで臭いを抑えることができます。

またシャンプー後は早く乾かすことも大切です。
乾かす際は体の余分な水を手でさすって取りタオルで入念に拭いてからブローすると早く乾きます。

わんちゃんにできるだけストレスがかからないようにシャンプー・ブローしてあげてくださいね。

こちらの記事も参考にして下さい
雨の日の犬の散歩どうする?ストレスは?室内での発散方法?

まとめ

特に湿度の高い梅雨時期や雨に濡れた時には臭いがとても強くなってしまいます。
これはしょうがないことなので、できるだけニオイ対策をしていくしかないですね。

こまめにお手入れしてあげればトラブルがあってもすぐに気がついてあげられます。
犬も飼い主もお互いにストレスなくすごせるようにしていきたいですね。

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