夏の花粉症の原因は?イネ科アレルギーの症状は?対策は?

春の花粉症のつらい時期を過ぎて、ようやくのんびりと過ごせるようになった・・・と思っていたら、なんだか花粉症の症状がでてる気がする??

そうなんです、花粉症は春だけじゃないんです。
夏でも花粉症になってしまうことがあるんです。

でも夏の花粉症は春の花粉症とはちょっと違った特徴があるんです。
原因や対策をきちんと知っておきましょう。

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夏の花粉症の原因はなに?

「花粉症」と聞くと春のイメージがあると思います。
スギ花粉やヒノキの花粉が飛散して大変な思いをしている方は日本中にいます。

しかし、花粉が飛ぶのは春だけじゃありませんよね、ほぼ一年中何かしらの花粉がとんでいると言っても過言ではありません。
様々な植物から季節を問わず飛んでいるために、一年中花粉症になる可能性があるんです。

もちろん夏の時期にも植物の花粉は飛んでいます。
そしてその花粉でアレルギー症状をおこす人が一定数いて、夏の花粉症が起こってしまうのです。

夏の花粉症は「草木花粉」が原因です。
草木花粉というのは、河原や空き地などに自生している背の低い雑草からの花粉のことです。
つまり背の高い木ではなく、草による花粉です。

具体的にはイネ科植物のカモガヤやハルガヤなど、キク科植物のブタクサやヨモギなどによる花粉です。
初夏の5月ころから9月ころまで飛散していて、花粉アレルギーの原因となります。

ちなみにカモガヤは世界で一番自生している牧草なんだそうです。

5月というとヒノキがようやく終わったかなと、ホッとしている頃だと思います。
ほっとする間もなく次の花粉症に突入するというのはイヤですよね。

イネ科の植物やキク科の植物はその辺に普通に自生しています。
公園や道端の雑草なので、日本中にあって避けようがありません。

夏にハイキングに行ったり山歩きをしたりゴルフ場に行ったりすると、もしかしたら花粉が飛んでいるかもしれません。
暑いかもしれませんが、花粉症の症状がでてしまったらマスクをするなどして避けてくださいね。

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イネ科アレルギーの症状は?

イネ科植物のアレルギーはどんな症状が出るんでしょうか?

基本的には春の花粉症とあまり変わりはありません。
鼻水、くしゃみ、目の痒み、頭痛等の症状があります。
イネ科植物の花粉が肌につくと皮膚のかゆみがおこることも多いです。

夏の時期は肌が出ていることも多いと思いますので、その点も注意したいですね。
公園などに行く場合は薄手の長袖を持っていきましょう。

イネ科植物アレルギーは春の花粉症と比べて少し厄介な部分もあるんです。
一度ある種のイネ科アレルギーにかかってしまうと、他の種類のイネ科植物にもアレルギー反応を起こしやすくなることがあります。
いろいろなイネ科植物のアレルギーを併発しやすくなるので、注意しなければなりません。

特定の食べ物や果物にも反応してしまうことがあります。
イネ科植物を原料にした食べ物のアレルギーがおこることがあるので、原材料にも気を付けて食べなければなりません。

たとえば小麦製品は比較的多くの食品に含まれていますよね。
パン、お菓子、カレールーなどにも小麦粉は入っています。

こういったものを気づかずに摂取してしまい、原因がわからずアレルギー症状が起こってしまうと大変です。
食品のアレルギーは身体への負担がとても大きく、最悪の場合はアナフィラキシーショックを起こします。

アナフィラキシーショックを起こしてしまうと、最悪命の危険にさらされてしまいます。
たかがアレルギーとはいえないので、注意して下さい。

イネ科アレルギーにかかってしまっているかもしれないと思ったら一度きちんと検査しておきましょう。
血液検査をして原因の植物を特定しておきましょう。
治療をキチンと受けて、自分がどういったことに気をつけるべきかを知っておきましょう。

お米もイネ科植物ですが、お米は比較的アレルギー反応は起こりにくいと言われています。
しかし、まれにアレルギーをおこす方もいるので気を付けてくださいね。

夏の花粉症にはどんな対策?

春の花粉症の原因であるスギやヒノキは背の高い木です。
そのため花粉は数10kmという広範囲に飛んでいってしまいます。

しかし、夏の花粉の原因は雑草です、背が低いために花粉はせいぜい数10mくらいしか飛びません。
つまり花粉が飛ぶ範囲はとても狭い範囲なんです。

そのため、それらの雑草が自生している場所に近づかなければ花粉を浴びることもなく予防することが出来るんです。
雑草が生えている場所をできるだけ避ければ良いですね。

更に朝は朝露に濡れているので花粉はあまり飛びません。
お昼くらいから飛散しやすくなるので、どうしても近づかなければいけない時は朝の時間帯がいいでしょう。

イネ科植物が生えているところはおもに河原とか空地などです。
雑草が多い川沿いをできるだけ避けるとか、どこを通るか考えて行動すればある程度は避けられそうですね。

さらにイネ科植物の花粉は田植え時期と、稲刈り時期にたくさん飛散します。

田植え時期は5月です。
この時期に稲には花が咲いて花粉が飛んでしまいます。

稲刈り時期は9月頃です。
稲刈り時には稲を脱穀したりモミガラを除いたりすることにより、たくさんの残骸が大気中に舞うことになります。
それらを吸ってしまうとアレルギー反応を起こしやすくなってしまいます。

地域によっては難しいかもしれませんが、イネ科アレルギーがある場合はその時期の田んぼにはできるだけ近づかないようにするなどの対策をしてくださいね。

こちらの記事も参考にして下さい
花粉症に乳酸菌が効果?腸内環境とアレルギー性鼻炎の関係

まとめ

たしかに花粉は一年中飛んでいるので一年中花粉症になる可能性はあるわけです、怖いですね・・・
どの花粉に反応するかは体質にもよりますが、できるだけ近づかないようにするのも一つの方法です。

花粉でアレルギーをおこしやすい人は、自分の体質を理解して行動するようにしてください。

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