寝違えの痛みはなぜおこる 首のつらさ治すには?対策は?

朝、さわやかに目が覚めてさて起き上がろうか・・・と、身体を動かすと、
首に痛みが!!

そうですね、この首を動かそうとしても痛くて動かせない「寝違え」、
だれでも一度は寝違えを経験したことがあるんじゃないでしょうか。

寝違えになってしまうと普通に起きているだけでも痛くてつらい、寝ていてもやっぱり首が痛くてつらい、何をやっても痛いという状態になってしまいます。
このつらい寝違えの痛みというのはなぜ起きるのでしょうか。

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寝違えの痛みはなぜ起こる?

痛くてつらい寝違えはどうしておこってしまうのでしょうか?

  • 寝違えがおこる原因
  • 寝違えは寝ている時に不自然な動きをしていたり、
    首に負荷がかかる姿勢をし続けた結果起きてしまいます。

    通常人は寝ている間に何度か寝返りを行なっています。
    これは身体にとって無理な姿勢や不自然な姿勢を続けないように楽な姿勢に変えたり動かしたりするためです。

    人間は無意識のうちに身体への負担を少なくするために寝返りをうっているんですね。

    ところがなぜか体が動かせないような状態になっていたり、
    身体にとって不自然な動きをしていると筋肉が緊張して硬直してしまうんです。

    そして寝違えによる痛みが起きてしまいます。

    たとえば着ているパジャマがきつくて身体が動かしにくかったり、
    かけている布団がずっしり重くて寝返りが打てないという状態が考えられます。

    使っている枕が体に合わないことで寝返りしずらくて寝違えになることもありますので、
    眠るときの環境というのはとても大切ですね。

    寝具やパジャマは自分に合ったものを用意して睡眠環境をきちんと整えるようにしてください。

  • 環境や姿勢によっても
  • また、環境によるストレスでも寝違えの痛みが起きてしまいまうことがあります。

    たとえば普段の生活で猫背のように姿勢が悪い方、パソコンでずっと作業をしている方、スマートフォンを見過ぎている方、体の冷えが強い方も、寝違えによる痛みを起こしやすいと言われています。

    これも身体の筋肉や関節が凝り固まって寝返りしづらい体になっちゃってるんでしょうね。
    身体をスムーズに動かすことができなくなっている可能性が高いですね。

    寝違えが頻繁に起こる人は、こういった日常の要因を改善することで寝違え頻度が減らせるかもしれませんね。

    あとはあまりにも眠りが深すぎて身体を動かせなくなってしまうこともあります。
    忘年会新年会の時期に寝違えをおこす人が多いのも、泥酔してしまうことで寝返りの回数が減ってしまうことが考えられます。

  • 寝違えの症状
  • 寝違えの症状としては、首から肩、背中にかけて痛みがでてしまいます。
    そのために首の可動域が極端に減ってしまいます。

    いつもは意識していないと思いますが普段の生活は首を動かす事がかなり多いです。
    ちょっとした確認のために軽く振り返ったり、左右を確認するのに無意識に首を動かしています。

    寝違えの痛みだけでなく首の可動域が減ってしまうのは生活にかなり支障が出てきてしまいますね。

    寝違えの痛みはそのときの症状によって違いがあります。
    軽ければ数時間で痛みが治る場合もありますし、重症になると起き上がれなかったり、10日以上痛みが続く場合もあります。

    「寝違え」は医学的にいうと頸椎周りの痛みを総称したもので、
    「急性疼痛性頸部拘縮」と呼ばれます。

    拘縮とは筋肉が収縮していることなので、
    寝違えは首回りの筋肉の収縮による痛みが起きている状態であるというわけです。

  • 首の痛みが治らない?
  • 一週間以上首の痛みが治まらない場合や痺れがある場合は寝違えではない他の病気の可能性があります。

    たとえば頸椎捻挫や頸椎症、頸椎椎間板ヘルニアなどが寝違えに似た症状の病気です。
    これらの病気であった場合、寝違えの対処法では当然治りませんよね。

    一週間以上痛みが治まらないような場合は整形外科病院を受診することをおすすめします。

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首のつらい寝違えを治すには

寝違えは「首の痛み」「首が動かせない」というとても困った状態です。
すぐに完治させるのは難しいかもしれませんが、少しでも痛みをかるくしたいですよね。

そこで痛みを楽にして早く治す方法を2つ紹介したいと思います。

  • ツボ押し
  • 寝違えに良いと言われているツボが幾つかありますので、そういったツボ押しをおこなってみてはどうでしょう。
    個人差がありますがラクになることもあります。

    落枕(らくちん)というちょっと笑える名称のツボがあります。
    名前からして効きそうな感じですね。

    落枕は、手の甲の人差し指と中指のつけ根辺りの骨と骨のあいだで、押すと少し痛いところにあります。
    ここをゆっくり押して、ゆっくり離す動作を2分くらいかけて繰り返し行ってください。

    寝違えの痛みが軽くなるかもしれません。

  • 冷やす
  • 寝違えは筋肉が炎症を起こしている状態なので、冷やして炎症を抑えましょう。

    氷などで冷やしてもいいですが普段の生活ではずっと氷を当てているのはちょっと難しいですね。
    まずは湿布を貼ってみてはどうでしょう。

    湿布する場合はまずは冷湿布を利用し、炎症が収まったら温湿布でもOKです。

    どこに湿布をしたら良いのかですが、この4箇所に貼ってみてください。

    1 首の付け根から肩甲骨の内側
    2 痛みがひどい方の反対側の鎖骨の上
    3 首が回らない方の首から肩にかけて
    4 痛い方の耳の下

    ちょっと貼る箇所が多いと思われるかもしれませんが、この4箇所に貼ることによって早目に痛みが取れると言われています。

    ただし、冷やすのは炎症がおさまるまでです。
    日にちにすると多くても2日くらいですね。

    炎症が治まってきたら、温めて血行が良くなるようにしましょう。
    そうすることで患部が温まり筋肉のコリや内出血を改善してくれます。

    注意してほしいのは炎症が起きているあいだは無理に動かさない、刺激を与えないということです。

    なんとなく考えがちな対処法として患部のマッサージを考えてしまいませんか?
    これは絶対といっていいほどお勧め出来ません。

    筋肉が炎症を起こしている状態なのに、マッサージをしてしまうと炎症を拡大させて悪化する可能性が高いのです。
    とにかく冷やして安静にするようにしましょう。

首を寝違えてしまったときの対策

寝違えになったら「安静」にして「炎症を落ち着かせる」ことが大事だということがわかったと思います。

寝違えは首の筋肉の炎症によるものです。
炎症は冷やすのが1番です。

では、お風呂はどうしたら良いのでしょう。
お風呂でじっくり温まると良く眠れそうな気がするんですが・・・

結論としては、できれば控えたほうがいいというのが答えです。
血行が良くなるから痛みが和らぐような気がしますが、寝違えは筋肉が炎症をおこしているので逆効果です。
むしろ炎症がひどくなってしまうのです。

ですから痛みが緩和されて炎症がおさまるまで、お風呂は控えて軽くシャワーを浴びるくらいにしておきましょう。
炎症のある部分はあまり暖めずに全体にぬるめのシャワーで汗を流す程度にしましょう。

とにかくできるだけ安静にして痛みが治まるのを待ちましょう。

そして、寝違えの痛みが緩和されて炎症が落ち着いてきたら、血行を良くするためにストレッチを無理のない程度で行うと効果的です。

1 手を合わせ、両ひじを肩の高さまで上げて30秒停止します。
2 次に高さをキープしたまま両手を左右に広げ、手のひらが正面を向くようにし30秒キープします。
3 1と2の動作を繰り返すことで肩・胸・背中の筋肉が伸びます。

筋肉をストレッチすることで寝違え予防することにもつながります。
ただし、痛みがあるときにストレッチをすると痛みがひどくなる場合がありますので、あくまで回復してきたらおこなってくださいね。

まとめ

寝違えは本当にひどい時は振り向くことも痛くてできないので、首をずっと同じ姿勢にしているしかありません。
その姿勢もつらいんですけどね。

振り向けないと思ったよりも危険だし不便ですよね。
外を歩いているときや運転しているときなどは危険ですのでより一層注意してください。

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