朝目覚めて身体が楽になっているはずなのに、なんだか疲れが取れていない。
目が覚めたばかりなのに肩が凝っている・・・
本来なら疲れが回復して元気になっているはずなのに、眠っても身体がバリバリに凝っているのはなぜなんでしょう?
もしかして睡眠中に肩こりがひどくなっているのかも。
眠っている最中に肩が凝ってしまうのには理由があります。
肩が凝らない寝具や寝方を知りたいですね。
睡眠中に肩こりになる原因とは?
本来は睡眠をとることによって疲労回復やダメージの回復ができているはずです。
しかし、眠ったはずなのに肩が凝って目覚めがつらい状態というのは、何かがおかしいですね。
肩がこる原因は?
睡眠中の肩こりには原因がありますが、そのひとつにきちんと寝返りができないことがあげられます。
寝返りは身体の体温調整や血のめぐりを良くする生理現象で、ごく自然に起こることです。
私たちは一晩に20~30回も寝返りをうっているんだそうです。
言い換えれば身体の調節のためには寝返りが必要ということです。
寝返りができない理由として寝具に問題がある事が挙げられます。
布団の重さ、枕のサイズ、敷布団のかたさや、パジャマなどです。
それ以外の原因としてはストレスや過度の疲労なども考えられます。
寝具
布団やパジャマ、枕などの寝具が原因で寝返りができず、肩こりになることがあります。
寝返りがきちんとできるかどうかは睡眠中の肩こりに大きく影響してきます。
というのも、そもそも寝返りは血液の循環を良くし、身体の負担を和らげるために自然と行う生理現象なのです。
同じ姿勢で長時間動かないというのは人間の筋肉にとってはいいことではありません。
眠っている時は脱力していることが多いですが、それでも同じ姿勢をしているのは身体にとっては負担が大きいのです。
寝返りで適度に体を動かすことによってこわばりかけた筋肉をのばし、偏った姿勢を正常な状態に戻します。
ところが寝返りがうてないことで筋肉や関節にかかった負担が改善されず、筋肉は緊張したまま凝り固まり血行が悪くなってしまいます。
これが睡眠中に肩こりになるおもな理由です。
たとえば掛け布団が重すぎて身動きがとれないとか、パジャマの緩みが少なくて姿勢が変えられないとか、枕が合わなくて横向きになりづらい・・・と言った寝具が問題になる肩こりですね。
枕が合わない
寝返りができないことが肩こりの主な原因ですが、枕が問題のことも少なくありません。
と言うか枕を変えて肩こりが楽になったという人もかなりいます。
高さが自分の体型と合わないと頚椎が正しい位置になりません。
これは個人差がかなりあって、首の形や頭の位置、体幹の厚みなどによって合う枕の高さは変わります。
また、硬さが合わなくても寝返りができずに肩こりが悪化してしまいます。
柔らかすぎる、硬すぎる枕はどちらも肩こりを引き起こします。
柔らかい枕を使っている方は枕に頭が埋もれすぎていないかチェックしましょう。
頭が枕に深く沈むとあごがあがって頭が安定せず、首の筋肉の硬直につながり肩こりの原因となります。
寝返りをうつときなども首がねじれてしまうため、寝違えてしまう恐れがあります。
逆にかたい枕を使っている方は頭のみが支えられ、首と敷布団の間に隙間ができて肩と首に負担がかかります。
寝返りもうちづらくなるため血行が悪くなり、肩こりが悪化する場合があります。
姿勢
寝る時の体勢も肩こりと関係があります。
眠るときの姿勢はどのようにしていますか?
医学的には仰向けの体勢が一番体の負担が少ないとされています。
うつ伏せで眠る方も一定数いますが、うつ伏せになってしまうとどうしても肺が圧迫されてしまいます。
大きく呼吸をすることができないため睡眠中の寝苦しさを引き起こす原因になります。
そのために眠りが浅くなったりして疲労が取り切れず、こりを感じてしまうことがあります。
うつ伏せで寝ると枕に顔をうずめる形になってしまいます、そうすると息が苦しいですよね。
なので、首が必然的に横へと向いて不自然な体勢となりやすいです。
眠っているときには無意識で向きを変えていることが多いです。
でも何かの理由で向きが変えられないと首や肩の筋肉が圧迫され続けるために肩こりになってしまうこともあります。
楽な寝方は?
体への負担が少なく肩のこりを最小限にする寝方は仰向けです。
肩の筋肉も圧迫されず肺にも負担がかからないため呼吸がしやすく、ゆっくりと深い睡眠をとることができます。
仰向けに寝ているからと言っても、手を胸やおなかの上に置いてしまうと肺やおなかに負担がかかります。
内蔵が圧迫されると睡眠中の呼吸に影響がでてしまうので肩がこってしまいます。
手のひらを上に向け、体の横に置く姿勢が睡眠中のラクな姿勢です。
手のひらを上に向けることで腕が疲れにくく血のめぐりがよくなります。
結果として、肩こりの解消に繋がります。
うつ伏せ眠の時は片方の首を曲げていると思いますが、
そういった姿勢は首に負荷がかかり、背中や肩のゆがみの原因となってしまいます。
横向き寝は片側だけに大きな圧がかかり肩の痛みやしびれの原因となります。
仰向けで寝ることが最も肩が凝りにくい姿勢と言えます。
良質の睡眠を得ることが肩こりの緩和につながります。
肩こりを緩和するためには自分に合った寝具を見つけ、正しい姿勢で寝ることが重要ということですね。
肩こりにならない枕の選び方
私たちは1日の3分の1を睡眠に使っています。
寝心地が悪くて肩に負担がかかる枕を使用していると、睡眠中でも肩周りが緊張して肩こりを引き起こすことがあります。
枕選びのポイントは大きく分けて「高さ」「大きさ」「素材」の3つです。
- 高さ
- 大きさ
- 素材
枕の高さは気道が確保しやすいかどうかと肩から首の位置が自然であることが重要です。
寝る時も普段立っている時と同じような姿勢を保てることがベストな体勢です。
枕には肩こりしづらい高さがありますが、平均すると女性は約3cm、男性は約4cmくらいになります。
体形によっても合う高さに違いがあります。
痩せている人は2.5cm~3cm、体格の良い人は4cm~5cmと、数センチ単位で細かく分かれています。
枕の1センチの違いというのもかなり大きく感じますよね。
それだけ枕は睡眠にとって重要なものです。
しかし、理想の高さというのはあくまでも目安でしかありません。
体形や骨格は十人十色です。
枕を選ぶ際には平均値などを目安として、自分の身体にぴったりな枕を選ぶことが重要となってきます。
枕を購入する前にはできれば一度試して寝心地を確認してから購入するようにしたほうがいいですね。
あごが後ろへ移動しすぎて見下ろすような姿勢になってしまったり、
逆に前に突き出ていて頭の位置が下がってしまうような姿勢は血行が悪くなり肩がこりやすくなってしまいます。
枕の大きさは自分の肩幅と頭の大きさに合った枕を選ぶことがポイントです。
寝返りをうった際に頭が落ちない大きさで肩幅にフィットするものを選びましょう。
寝返りしたときに頭が落ちてしまうと首と肩に負担がかかり、肩こりの原因となってしまいます。
枕が肩先までしっかりと支えることができていないと、肩が安定せず熟睡することができなくなります。
自分に合った大きさの枕を選ぶようにしてください。
素材選びのポイントは通気性と吸収性、そして寝心地の良さです。
枕は素材によって硬さが違うため、お好みの素材探しが必要になります。
枕のかたさ次第では寝返りがしづらく、とても窮屈な体勢で一晩眠ることになってしまいます。
寝返りがうちやすい素材の枕は睡眠中の肩こり解消の近道になります。
素材には色々なタイプが有り、羽根・そば殻・綿・パイプなど様々あります。
特徴もまったく違いますので、手入れのしやすさと寝心地と好みで選んで下さい。
汗の吸収や通気性で考えるとパイプ枕はかなり優秀です。
お手入れもしやすくて洗濯もできて清潔さをキープできます。
昔はガサガサと音がして硬いパイプの感じがわかるものでしたが、今のパイプ枕は柔らかくて音がしないものもあります。
高さも簡単に変えることができるので、自分に合った高さを追求することもできますね。
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自然素材が好きな人は羽根枕もいいですね。
お好みの寝心地の素材を探してください。
寝心地が良い枕は良質な睡眠をとる助けとなります。
首や肩のストレス軽減のほかにも、朝にすっきりと目覚めることができるので気分も爽快ですね。
自分に合った枕を選ぶことで快適な睡眠を得ることが可能になるので、
枕を選ぶときにはこだわってみてもいいですね。
睡眠で肩こりを改善できるの?
睡眠中に肩がこってしまう原因は、寝相や寝具によって血のめぐりが悪くなり筋肉か凝り固まってしまうことです。
肩こりを改善させるには筋肉をリラックスさせ血行をよくさせる必要があります。
就寝前に全身のストレッチをすることで身体と心をリラックスさせることができます。
リラックスすることによって快適な眠りにつくことができます。
ストレッチは身体だけではなく心のリラックス効果にも繋がります。
血が全身にめぐることで脳の疲れが和らぎ、ぐっすりと眠ることができるのです。
眠る前にはリラックス効果のあるアロマを焚いて嗅覚から働きかけても良さそうです。
眠りに効果的と言われる香りはたくさんあります。
部屋の明かりを普段よりも暗くしてみるのも効果あります。
睡眠に入る数時間前にはテレビやスマホなどのブルーライトを見ないようにするとよく眠れます。
天井の明かりを消して足元にスタンドを置くのも良いですね。
目に直接光源が入らないようにすると脳がリラックスしやすくなります。
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まとめ
体を締め付けないような寝間着も重要です。
うっかり服のまま寝落ちしてしまって、朝起きたら身体が疲れていたということもあります。
寝心地の良いパジャマを探してみるのも良い眠りには大事ですね。