壁紙に黒い点々としたカビを見つけた時のショックと言ったらないですよね。
これはいったいなに!?・・・と、カビと認めたくないけれど現実を目の前にしてしまうとどうしようもありません。
カビが増えると菌が空気中を浮遊しているわけですから、健康にもよくありません。
できるだけ小さな汚れのうちにすっきりと綺麗にしておきたいですね。
そもそも壁紙にカビが生える原因は何でしょうか?
予防の仕方や壁紙に生えたカビの落とし方を紹介したいと思います。
壁紙に発生したカビの落とし方
カビは根が深いので放っておくとなかなか取れなくなってしまいます。
掃除も大変になってしまいますし、黒いヨゴレが取れなくなることもあります。
そうなると壁紙を張り替えなければいけなくなる可能性もあります。
カビを見つけたらできるだけ素早く取り去ってしまいましょう。
- どんなカビ取り剤がいい?
カビだから一般的なカビ取り剤で大丈夫なんじゃないかと考える方がほとんどだと思います。
市販のカビ取り剤なら薬局で手軽に手に入りますしね。
しかし、市販のカビ取り剤はお風呂等の水場で使うことが前提で作られています。
室内の壁紙に使うには向いていません。
さらに市販のカビ取り剤は塩素系なため匂いもキツイので部屋の中で使うのはやめたほうがいいです。
使用した場合カビが落ちればいいですが、壁紙の素材次第では壁紙がダメージをうけることがあります。
壁紙が変色してしまったり、そこだけ浮いてしまったりと取り返しのつかない状況になる可能性があります。
壁紙のカビ取りにお風呂のカビ取り剤を使うのはやめておきましょう。
長い時間を過ごすお部屋の壁紙ですから害のない方法でお掃除したいですよね。
そこで登場するのがエタノールと重曹です。
- エタノールと重曹で
エタノールと重曹は薬局等で販売しています。
エタノールは無水エタノールと消毒用エタノールが一般的です。
濃度が高いのが無水エタノール、80%濃度のものが消毒用エタノールで濃度が違うだけでどちらも同じものです。
しかし、カビに対しては消毒用エタノールのほうが効き目が高いんです。
そもそもエタノールは殺菌の効果が一番いいのが80%なんです。
無水エタノールは水で薄めて70~80%濃度にして使いましょう。
- 壁紙掃除の仕方
もしくはスプレー等でカビに吹き付けてから拭き取ります。
強く拭き取るのではなく、優しく汚れを取るようにして下さい。
強く叩くとカビの菌が回りについたり飛び散ったりしてしまいますので注意してくださいね。
エタノールを使うことでカビのタンパクを分解する作用があるんです。
カビはエタノールを使えばちゃんと根絶できますので、安心してください。
エタノールでカビを拭き取ったら次は重曹を使います。
水に溶かした重曹をスプレーして拭き取ります。
エタノールは殺菌作用はあるのですが漂白作用はないのでカビの黒ずみはとれません。
重曹もカビを分解する作用もありますし、おだやかな漂白作用もあります。
取りきれない場合は何度か繰り返してみてください。
壁紙にカビが発生する原因は?
壁紙にカビが発生する原因としては湿気が主な原因となります。
カビはジメジメした湿気が多いところが大好きです。
壁紙にカビが頻繁に発生するようであれば部屋の湿度や環境を一度チェックしてみましょう。
結露していないか、換気はしているか気にしてみてください。
空気が淀んでいて湿度が高くなっていませんか?
窓や壁が結露したままだとカビが発生しやすくなる原因となります。
とくに北側の部屋は日が当たることが少ないため結露したままになることが多いですね。
北側の部屋は湿度も高くなりやすいため特に注意してくださいね。
壁紙のカビを予防するには
部屋の中の湿度が常に高いとカビが好む状態のお部屋となりカビが発生しやすくなります。
だったら湿度を低くしてあげればいいのです。
換気をこまめに充分にして部屋の中の湿度を低くしましょう。
空気が動かないと湿度が高い状態がずっと続いてしまいます。
冬や梅雨時期は特に気を付けてほしいのですが、湿気は狭い場所にこもりやすいです。
家具と壁の間は想像以上にジメジメしています。
ジメジメしているとかびがはえやすいので、壁からなはして家具を置くようにしてみましょう。
特に結露のしやすい北側の部屋は離して置くようにして下さい。
壁と家具は5センチ以上、できれば10センチくらいあけておくと空気の流れがあるので湿度がこもりづらくなります。
夏場や梅雨時期は除湿機を利用するのも有効ですね。
壁にカビが発生しやすい部屋はクーラーや除湿機などを有効に使って下さい。
壁に向かって扇風機の風を弱めにかけておくことも有効です。
空気の流れもできますし壁の湿気を飛ばせます。
窓の結露もこまめに拭き取ることでカビの発生を予防することが出来ます。
毎日は手間ですが綺麗な部屋をを保つことでカビの発生も予防出来ますので一石二鳥ではないでしょうか。
まとめ
カビは見た目も悪いですが、健康にも良くないのでできるだけ発生しないように予防したいですね。
とくに小さいお子さんやアレルギーを持っている方、アトピーの方は注意してくださいね。