
たけのこは水煮が一年中出回っているのでいつでも食べられる印象がありますが、旬のたけのこの美味しさは全く別物のようです。
やはり季節の食べ物はその時期に食べるのが一番美味しいですね。
アク抜きが必要なので手間はかかりますが美味しい筍をいっぱい食べておきたいですね。
旬の筍に出会えるのはまた来年の春です。
どんな料理にしようかワクワクしますね。
たけのこの栄養成分
たけのこが、スーパーに並び始めると春を感じますね。
筍は言わずと知れた竹の若芽のことです。
たけのこご飯や煮物、お味噌汁、天ぷらなど様々な料理に使える
春を感じさせる食材の一つです。
そんなたけのこですがどのような栄養素が含まれているのでしょう。
- チロシン
あれは、「チロシン」と呼ばれるアミノ酸の一種です。
これはたけのこのうまみ成分となるので食べても害はありません。
チロシンはアミノ酸なので摂取することでストレス緩和や脳の活性化が期待できます。
チロシンは脳のエネルギー源でもあるブドウ糖と一緒に摂取することで効果的に働いてくれます。
たけのこと言えば「たけのこご飯」ですよね、ごはんはブドウ糖がしっかり接種できます。
美味しいだけではなく体にも良いのですね。
- 食物繊維
便秘の解消にも役立ってくれます。
また、食物繊維は便秘解消してくれるだけではなく大腸ガン予防にも期待ができそうです。
あのシャリッとした歯ごたえが効きそうな感じがしますよね。
食べ応えがあるので食べすぎ防止にもなりそうです。
- アクの成分
それは「アセチルコリン」という物資で、アレルギー症状を引き起こしてしまう場合があります。
たけのこ自体にはアレルゲンは含まれていませんが、
化学物質成分の「アセチルコリン」がアレルギー源となることがあります。
そのアレルギーのほとんどは喉がイガイガする程度の症状です。
しかしひどくなると喘息や嘔吐、下痢といった症状がでることもあります。
アレルギー症状は1時間ほどで収まることが多いのですが、アレルギー持ちの方は気を付けてくださいね。
もともとアレルギーがない方でも体が疲れているなどの体調が優れない時は摂取に注意して下さい。
- エグミ成分
たけのこのえぐみ成分である「シュウ酸」は胃腸に負担をかけ、吐き気や下痢の症状をおこすことがあります。
きちんとアク抜きをすれば大丈夫なので
シュウ酸が増えてしまう前にしっかりとアク抜き下処理をしておきましょう。
- おいしいたけのこの選び方
皮の色が薄茶色のものを選ぶようにして下さい。
ずんぐりとして持った時にずっしりと重みのあり、根元に赤い粒が少ないものを選んで下さい。
穂先が黄色く開いていないものが新鮮です。
緑色のものはえぐみがきつく固いものが多いので注意して下さい。
根元部分の切り口が、変色せず瑞々しいものを選んで下さい。
たけのこの保存方法
- たけのこのアク抜き
②大きめの鍋にたけのこと、たけのこが浸かるくらいのたっぷりの水、米ぬか、鷹の爪を入れ火にかけます。
③沸騰したら火を弱めコトコトと約1時間火にかけます。竹串をさしてスッと通れば火を止めます。茹で汁に冷めるまでそのまま置きます。
④皮を剥いてアク抜きは完了です。
- たけのこの保存方法
茹でて皮をむいたたけのこをタッパーに入れ、
たけのこが浸かるくらいの水を入れ保存します。
冷蔵で約1週間程保存可能ですが、毎日水を換えるようにして下さい。
冷凍保存する場合は、茹でた後皮を剥いたたけのこの水気をしっかりと切っておきます。
解凍後すぐに調理できるように目的別にカットしておくと便利です。
そこへ砂糖をまぶしフリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存して下さい。
砂糖をまぶす目的としてたけのこに「ス」が入りにくくなるためです。
解凍方法は凍ったまま炒めたり煮込んだりするようにして下さい。
保存期間は約1ヶ月です。
おいしいたけのこ簡単レシピ
- たけのこの必須レシピ!たけのこご飯
・たけのこ 200〜150g
・米 2合
A酒 大さじ1
Aみりん 大さじ1
A塩 小さじ½
A薄口醤油 大さじ1.5
Aだしの素(顆粒) 小さじ1
<作り方>
①お米を研ぎ、約30分浸水したの後、ざるに上げて水気を切っておきます。
②釜に①を入れ、Aを加え、2合の線まで水を入れ、一度かき混ぜます。
③短冊切りにしてたけのこを入れ、炊飯器で炊いて完成です。
まとめ
とれたての筍は生で食べられるくらい美味しいんだそうです。
自宅に竹林がないと難しいかもしれませんが、いちど食べてみたいですね。
美味しいたけのこですが食べすぎてしまうと胃腸に負担がかかることがあるので食べ過ぎには注意してくださいね。
筍はボリュームがあるのでそれほど大量には食べられないと思いますが、適量を守って美味しくいただきましょう。