実家にいるときには親まかせだった親戚づきあいも、独立すると自分たちで考えなければなりません。
とくに結婚後初めて迎えるお中元はどうすればいいのか迷ってしまいます。
そもそも親戚にお中元を送るものなんでしょうか?
贈る場合はどこまでの付き合いの親戚に贈るべきなんでしょうか?
必ず送らなきゃダメでしょうか?
もちろん家庭によっても考え方が違いますが、一般的にはどうなんでしょうか?
お中元は親戚に送る?どこまで必要?
結婚というのは家族間のつながりや付き合いが増えていくものです。
付き合っている頃には全く気にもしなかった親戚同士の付き合いが増えていきます。
色々と考えなければならないことも多くなります。
「親戚といってもどこまでお付き合いをしていかなくてはいけないの?」
「そろそろお中元シーズンだけど、誰にあげたらいいの?」
こういったことに頭を悩ませてしまいますね。
もちろんお中元をどこまでの親戚に送ればいいのかというのは家庭によっても考え方が違います。
住んでいる地域によっても変わってきたりするものですので、一概にこれが正解というものはありません。
ですが「一般的にどこまで」という目安はあるのでそれをご紹介していきたいと思います。
お中元とはそもそも何かというと、感謝の気持ちを形に表したものです。
お中元は夏の贈り物でお歳暮は冬の贈り物です。
日ごろお世話になっている両親や親戚、
恩師や仲人、仕事などでお世話になっている方に贈ります。
言ってしまえば感謝の気持ちさえあれば誰に送ってもいいわけです。
一般的にはお中元の贈り先としては
両親、兄弟
本家
付き合いのある親戚
お世話になった先生
仕事でお世話になっている方
上司
習い事の先生
このような方々に送ることが多いと思います。
では親戚に贈る場合はどうしましょうか?
どこまでで線引きをすればいいのか迷うと思います。
基本的には付き合いがあってお世話になっている場合は贈りましょう。
たとえば結婚のお祝いをもらったり結婚式に出てくれている場合ですね。
それでもどうして良いかわからないこともあるでしょうが、悩んだ場合は両親に確認した方がいいですね。
自分たちは知らないけれど、じつはとてもお世話になっているということもあります。
お中元の相場 親戚には?
とは言っても、結婚してからはじめて迎えるお中元シーズンは確認することすら失礼なのでは?と感じてしまうものです。
両親の顔に泥を塗らないようにしなければと思うとお中元の相場も気になりますよね。
親戚にあてたお中元というのは安すぎても高すぎても失礼になりそうで不安になります。
一般的に親戚へ贈るお中元は3,000円前後が相場になります。
中でも特に親しくしてもらっている親戚の方には5,000円~10,000円ほど見積もってもいいでしょう。
ただし、あまり高額なものを選んでしまうと相手方も恐縮してしまいます。
消耗品や消え物だと気軽に受け取ってもらえそうですね。
お中元を送らないのは?
自分や配偶者の両親については直接確認してみるといいと思います。
確認する場合は自分の親には自分が聞き、配偶者の親には配偶者に聞いてもらったほうがもめませんよ。
親に贈るかどうかは地域によって考え方の違いがあるみたいですが、
今は親には贈らないという家庭のほうが多いかもしれません。
親から御中元やお歳暮は贈らなくていいと言われることも多いようです。
誕生日、母の日、父の日など、他にもプレゼントをする機会はおもったよりたくさんありますからね。
若いうちは特に家計も大変ですし、
御中元やお歳暮は実家には贈らないということでも問題はありません。
親戚に関してはよく考えて親とも話し合って考えてみてください。
我が家では親戚にはお中元を一切贈ったことがありません。
というのも、義祖母が健在なのでお伺いを立てたところ
「お中元なんていらないから自分たちのたくわえにしなさい」
とのおたっしがあったので主人と相談してお中元は贈らないと決めました。
このように嫁いだ先によっても大きく左右されるものですので
分からない場合にはお義母さんに相談してみるといいかもしれません。
または我が家のように義祖母に聞くのもいいでしょう。
家のしきたりや風習を細かく知っている嫁の先輩なので、ここぞとばかりに頼ると喜んで教えてくれます。
御中元やお歳暮は一度贈り始めたらなかなかやめることは難しいですよね。
基本的には贈り始めたらずっと贈るものだと考えたほうが良いです。
親戚とはこれからも長い付き合いになるわけですから、周りの意見を聞きながら自分たちなりに考えて決めていってください。
こちらの記事も参考にして下さい
喪中のときのお中元お返しは?お礼状はどう書く?水引は?
まとめ
各家庭で決まり事というのは違うのでこれが正しいということは言えません。
逆にいえば贈っても贈らなくても間違いではありません。
考え方や解釈によってすべて正解とも言えるので、自分たちなりに考えておかなきゃなりません。
あとは夫婦でよく話し合いしっかりと方針を考えておきましょう。
御中元やお歳暮はどこまで贈るか、そもそも贈らないかを決めていきましょう。
最初に決めてしまったほうが後々になってもめたり変なしこりが残らなくて済むと思います。