ピーマンの栄養素は?保存方法は?おいしい簡単レシピは?

ピーマンというと子供が嫌いな野菜のベストスリーに入ってしまいます。
味覚が発達していない子どもにとっては苦手な味ということです。

普通のピーマンは「苦味」があるために得手不得手がでてしまうようです。
「苦味」の美味しさをわかるためには味覚の経験値をあげる必要があるんですね。

子どもに不人気のピーマンですがとても体にいい野菜のひとつなんです。
これは食べなきゃ損しちゃいますよ。

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ピーマンの栄養素は?

ピーマンは「ニガミ」と独特の食感があります。
子供の頃は苦手でも大人になりといつの間にか美味しく食べられるようになるのがピーマンです。

人間は本能で「苦味」が不得手なのですが、大人になって味覚が発達してくると苦味も美味しさとして判断できるようになります。
コーヒーなども大人になってから飲めるようになるのは同じ理由です。

でもじつはピーマンは素晴らしい栄養素がたくさん入っている健康野菜なんです。

  • ピーマンの栄養素
  • ・ビタミンC
    ピーマンで一番注目すべき栄養素は「ビタミンC」でしょう。
    ビタミンCは水溶性ビタミンのひとつで、コラーゲンを作り出しシミやそばかすを防ぐために美肌効果が期待できます。

    また、体の抵抗力を高めたり疲労回復効果が期待できます。
    貧血を予防したり抗酸化作用などももつので、毎日の食事でしっかり多めにとって欲しいビタミンです。

    ビタミンCは熱に弱いとされていますが、じつはピーマンのビタミンCは熱に強いのです。
    ピーマンの苦味は生食だとわかりやすいですが、調理することで苦味が弱まって食べやすくなります。
    苦いピーマンを生食にしなくても加熱調理して食べればいいんです。

    熱に強い理由としてビタミンPがビタミンCを熱から守ってくれているからなのです。
    ビタミンPはビタミンCを安定させる働きの他に、酸化防ぎ体の中での働きを助けてくれる働きがあるのです。

    ・ビタミンD・E
    「ビタミンD」は骨の健康な状態を保ってくれる働きがあります。
    強い抗酸化作用を含む「ビタミンE」は老化を防止しアンチエイジングが期待できます。

    どちらの栄養素も血行を良くして新陳代謝を高めてくれる働きもあります。

    ・ビタミンA
    粘膜を丈夫にして肌や髪の健康を保ってくれる「ビタミンA」も入っています。
    ビタミンAは油と一緒に摂取することで吸収力がUPしますので、炒め物や揚げ物などはおすすめです。

    ・カプサイシン
    「カプシエイト」は、血行を良くして冷え性改善効果が期待できます。
    脂肪燃焼効果があるので、ダイエット中の方にも注目して頂きたい栄養素です。

    カプサイシンという名前は聞いたことがある方も多いと思いますが、たいていカプサイシンが入っている食材はからい事が多いですね。
    しかしピーマンはからみがないために、からい味が苦手な方でも食べられます。

    辛味が苦手な方は、ピーマンでダイエットを試みるのも良いかもしれませんね!

    ・ピラジン
    香り成分の「ピラジン」は血液をサラサラにしてくれる効果があります。
    脳梗塞や心筋梗塞の予防に期待が持てます。

    ピラジンはピーマンの種に多く含まれているのでつい捨ててしまいがちです。
    これからは捨てずにお料理に使ってみて下さい。

  • 選び方のコツ
  • 表面が緑色でツヤがあるものが新鮮な証です。
    シワシワで変色しているものは鮮度が落ちているので注意して下さい。

    ヘタが緑色が鮮やかで切り口が瑞々しいものを選ぶようにしましょう。
    黒く変色しているものは避けて下さい。
    持った時に重みがあり肉厚のものは水分を多く含み新鮮です。

    ピーマンの苦味が苦手な方はヘタを見るようにして下さい。
    ピーマンのヘタは五角形と六角形のものがあります。
    六角形のヘタの方が糖度が増し甘いのです。

    購入する際は、ヘタの部分にも注目してみて下さいね。

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ピーマンの保存方法は?

  • 野菜室で保存
  • ピーマンは水気が付いていると痛みやすくなっています。
    水気をしっかりと拭き取り1個ずつラップで包み、フリーザーバックに入れて冷蔵庫の野菜室で保存するようにして下さい。

    冷蔵庫に入れてしまうと低温障害を起こすので注意して下さい。
    冬の寒い時期は冷暗所での保存が可能です。

    傷んだピーマンを見つけたらすぐに取り出して下さい。
    一つ痛むと移ってしまいどんどん傷んでいくので注意して下さい。

    保存期間は約1週間です。

  • 冷凍保存
  • ピーマンは冷凍保存が可能です。

    ピーマンをしっかりと洗い種とヘタを綺麗に取り除きます。
    種を冷凍すると黒く変色してしまいますので、綺麗に取り除いて下さい。

    水分をしっかりと拭き取ります。
    水分が残ったまま冷凍すると解凍した時にシナシナになったり、腐敗の原因になるので注意して下さい。

    解凍した時に使いやすいようにカットしておきます。
    ピラフならみじん切りに、青椒肉絲なら細切りにしておくと、使いやすいですよ。

    なるべく重ならないようにラップで包みジップロックに入れ冷凍します。
    保存期間は約1ヶ月です。

    冷凍ピーマンをお料理に使う場合はそのまま炒めたり煮込んだりして下さい。

ピーマンのおいしい簡単レシピ

  • たっぷりピーマンの青椒肉絲
ピーマンに含まれるビタミンAは油と相性がいいので、油と一緒に調理することで吸収力がUPします。
ピーマンのビタミンCは熱に強い性質を持っているので、その栄養素は壊れることは少ないです。

豚肉に含まれるビタミンB1は糖質をエネルギーに変換してくれる働きがあります。
また疲労回復効果も期待できるスタミナおかずにもなります。

味がしっかりしているのでお弁当のおかずにしてもおいしいですよ。

<材料>
・豚薄切り肉   200g
・ピーマン    5〜6個
・茹でたたけのこ(小) 1個
A醤油   小さじ1
A酒    小さじ1
A片栗粉  小さじ1
Bオイスターソース 大さじ1
B酒    大さじ1
B醤油   小さじ1
B砂糖   小さじ1
B片栗粉  小さじ1
ごま油   小さじ2

<作り方>
①豚薄切り肉は1cm幅にカットします。Aを揉み込み30分以上置きます。ピーマンと茹でたけのこは細切りにしておきます。
②フライパンに油を熱し、油を引いて①の豚肉を炒めます。
③豚肉の色が変わってきたら、細切りにしたピーマンとたけのこを加え更に炒めます。
④野菜がしんなりとしてきたら合わせたBの調味料を一気に加え、強火で絡めて完成です。

<ポイント>
調味料の甘さは砂糖の量で調節して下さい。
甘めがお好みの方は砂糖を増やしていただいても良いですよ。

お肉を牛薄切り肉でも作っても美味しいですよ。

こちらの記事も参考にして下さい
人参の栄養素は?長持ち保存方法は?簡単おいしいレシピ

まとめ

子どもが苦手なピーマンですが、今はほとんど苦味がないものも出ています。
無理強いすることはありませんが、栄耀があることを教えてあげてできるだけ食べられるようにしてあげたいですね。

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