果物は冷蔵庫だと甘みが落ちる?保存は常温?保存場所は?

果物はみずみずしくてさっぱりしてて美味しいですね。
旬のフルーツはスーパーでも手軽に手に入れることができますから、ついつい買い物かごに入れてしまいます。

でも見た目では美味しいかどうかがよくわからないので、甘いと思っていたのにそうでもなかった場合はちょっとがっかりです。
食べるのを楽しみにして冷蔵庫に入れていたのに・・・
もしかして、フルーツって冷蔵庫に入れないほうが甘くなるんでしょうか??

果物の保存ってどうすれば良いんでしょうか?

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果物は冷蔵庫だと甘みが落ちるの?

果物と言えばひんやりと冷やして食べるイメージがありませんか?
実は冷蔵庫に保存しないほうがいい果物があるのです。

  • 南国の果物
暖かい場所で育った果物は冷蔵庫に入れてしまうと低温障害を起こすことがあります。
つまり寒さに耐えられないんです。

温度が下がりすぎて傷みやすくなってしまうので味が落ちてしまうんですね。
ということは果物の持つ本来の甘みも失われてしまう可能性もあるわけです。

南国が原産地の果物は温かい環境のほうが自然な状態です。
フルーツは南国原産のものは多いので、寒さに弱い果物も多いんですね。

  • 追熟させるもの
果物には熟してから収穫するものと収穫してから完熟させるものがあります。

未熟な状態で収穫された果物を収穫してから熟させることを「追熟」と言います。
追熟は一定の温度がないと進まないんです。

冷蔵庫に入れてしまうと追熟が進まないので甘くなってくれないことが多いんです。
熟していないので甘くならず美味しい状態になりません。

追熟が必要な果物は常温で柔らかさや色などを見て食べ頃を判断してください。
追熟することで甘みが増してとっても美味しい果物になります。

食べる前に冷蔵庫にいれて冷やしたものを食べましょう、とっても美味しいフルーツが食べられます。

  • 真夏はどうする?
冷蔵庫に入れないほうが良いと言って気温が高くなってしまったらどうしたらいいでしょう。
真夏はとても常温という気温じゃないですし、30度以上になると傷みが気になります。

とくに真夏の暑い時期は冷暗所と言っても普通の住宅では難しいと思います。

そんなときは冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
野菜室なら普通の冷蔵室よりは穏やかな冷え方です。

  • すでに熟しているものは
熟してから収穫するのものはスーパーに並んでいる時点で熟しています。
熟している果物は日持ちがほとんどしません。

すでに熟している果物を購入したら冷蔵庫に入れて冷えて美味しそうになったら早めに食べてしまいましょう。
きっととっても美味しいですよ。

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果物で保存が常温のほうがいいものは?

低温が苦手な常温保存の果物には次のようなものがあります。

南国の果物
  • バナナ
バナナを冷蔵庫に入れてしまうと皮が黒く変色してしまいます。
これは低温障害を起こしているからです。

たくさんバナナが手に入って保存する場合は、
皮を剥き一本ずつラップに包んで冷凍庫で冷やしておくと長持ちします。

食べやすい大きさに切ってから冷凍するとそのまま手軽に食べられます。
ひんやり冷たくて子供も大好きですね、おやつにおすすめです。

  • パイナップル
丸ごとのパイナップルとカットしたものは保存方法が違ってきます。

丸ごとパイナップルは新聞紙に包んで風通しの良い冷暗所に保存しておいて下さい。
葉の部分を下にして保存しておくと甘みが全体に広がって美味しくなります。

カットしてあるものはラップに包んで、更に袋に入れて冷蔵保存するようにして下さい。
こちらも切り分けて冷凍しておくと好きな時に食べられていいですね。

日持ちするので食べたい時に食べることができておすすめです。

追熟が必要な果物
  • キウイ
キウイを食べた時固くて酸っぱい時はありませんか?
それはまだ追熟されていない状態です。

触った時に柔らかいキウイは食べ頃です。

  • アボカド
アボカドの食べ頃は色と感触にあります。
熟したアボカドは黒色をしています。

すぐに食べる場合は黒色で張りとツヤがあり触って柔らかいものを選ぶようにしましょう。
数日後に食べる場合は緑色のものを選び、おうちで追熟したのち食べるようにしましょう。

ヘタが取れているものは熟しすぎているものなので選ばないようにして下さい。

  • メロン
熟すまでは常温で追熟し、熟したら食べる直前に冷蔵庫に入れて冷やしてから食べるようにして下さい。

完熟の見分け方はツルにあります。
ツルがしおれかけ始めたら食べ頃です。

完全に枯れてしまっては熟しすぎなので見分けて召し上がるようにして下さい。

カットしたメロンはタネを取り除きラップをして冷蔵保存するようにして下さい。

常温保存と言っても果物は冷たいものを食べたいですよね。
冷やして食べる場合は食べる2時間くらい前に冷蔵庫に入れるといいですよ。

ヒンヤリと冷えたら切り分けるようにして下さい。

果物の保存場所はどこがいい?

常温保存と行ってもどこに置いても良いわけじゃありません。
直射日光が当たるところは温度が上がりすぎてしまうので保存場所には向きません。

やや暗めの風通しの良い涼しい場所で保存するようにしましょう。

バナナは机の上などにおいておくと接触している部分が黒く変色してきてしまいます。
できれば吊るして保存することをおすすめします。

「バナナスタンド」というグッズが売っているのでそれに吊るしておくと傷みにくいです。

りんごはエチレンガスと呼ばれる果物を熟す力があるものを放出します。
追熟したい果物と一緒に保存しておくと追熟が促されるので、早く食べたい果物はりんごと一緒においておくという方法もあります。

逆に言えば他の果物が熟しすぎてしまうのでいっしょには置いておかないほうが良いですね。
りんごは他の果物とは別に保存しましょう。

冷やす場合はビニール袋に入れますが、すでに熟しているものとは別の袋に入れて保存するようにして下さい。

まとめ

ヒンヤリとおいしく冷えた果物を食べたいという気持ちはわかりますが、美味しい状態になってから冷やして食べるほうがいいということなんですね。

たしかに果物はあたたかい地域で育った物が多いですし、暖かい季節に収穫されるものが多いです。
冷蔵庫に入れたほうが長持ちするイメージがありますが、美味しくなければがっかりします。

上手に保存して美味しいフルーツを食べたいですね。

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