風邪が流行る季節になるとテレビや雑誌などでも風邪予防の情報を取り上げることが多くなります。
風邪を引かないカラダづくりや健康に気をつけることも大事ですね。
それとともに大事なのが、風邪のウイルスを身体の中に入れないようにすることです。
ウイルスは目に見えないので、体にくっついてしまってもわかりませんからね。
ウイルスを身体に入れないようにする方法のひとつが「手洗い」と「うがい」です。
基本的ですが正しく行えばちゃんと効果はあります。
風邪予防に手洗いうがい効果あり!?
子供の頃に学校で「手洗いうがいで風邪を予防しましょう」と教えられませんでしたか?
休み時間に手洗いうがいをしていた思い出のある方も多いのではないでしょうか。
でも本当に手洗いうがいは風邪予防になるのでしょうか?
じつは学校で教わったことは正しいんです。
手を洗うこととうがいをすることは、ちゃんと風邪の予防になっているんです。
風邪をひくってどういうことか考えてみましょう。
人間の口や鼻の粘膜からウイルスが入ることによって風邪をひいてしまうわけです。
ということは風邪を引きたくなければウイルスを身体の中に入れなければ良いわけです。
ウイルスの侵入を防ぐことが風邪予防になるんですね。
そしてウイルスの侵入を防ぐ方法として手洗いうがいが効果的なのです。
人は常に手を使い生活をしているので、いろいろなものに触れたりしています。
風邪のウイルスを持った人が触れた場所には、ウイルスがついていることがあります。
そこに触れてしまうと自分の手にもウイルスが付いてしまうわけです。
手はいろいろな作業をしていますが、顔のまわりを触ったりすることも多いと思います。
頬おづえをつく癖がある人もいるでしょうし、目をこすったり、鼻の頭を掻いたり、くちびるをさわったりしていることも多いのではないでしょうか。
ほとんど無意識に顔を触っている人もいますよね。
顔の周りを触っていると手についたウイルスが今度はそこについてしまいます。
そのウイルスが鼻や喉に入ってしまう可能性は高くなります。
ウイルスが目に見えるのであれば触らないよう避けることが出来ます。
でも、見えない物だから皆が共有で使う机やドアなどでウイルスを触わらざるを得ないのです。
だから手洗い・うがいなんです。
知らないうちに付着しているウイルスを洗い流すことで、風邪予防になるわけです。
手洗いうがいをする人は、しない人に比べて40パーセントも風邪のリスクを防げるんだそうです。
これはやらない手はありませんよね。
ただし、やり方によって効果の違いもみられるようです。
正しいやり方を知っておきましょう。
手洗いで洗い残しのない洗い方は?
手洗いは普段何気なく行っていますが、三種類の手洗いがあることを知っていますか?
一つ目は流水で洗う手洗い。
二つ目は石鹸で洗う手洗い。
三つ目はアルコールなどの消毒液による手洗いです。
この三つはそれぞれ効果が違います。
流水による手洗いは泥やホコリなど汚れを落とす効果があります。
水で手の表面についたものを洗い流すというイメージです。
石鹸による手洗いは皮脂の中にある汚れを浮かせて取り除く効果があります。
この皮脂の中の汚れには、泥やホコリ以外に雑菌等も含まれています。
アルコール等の消毒液は病原菌などを殺菌する効果があります。
しかし、同時に手指の良い菌も殺菌してしまうという逆効果もあります。
普段行うのは流水と石鹸手洗いで充分です、心配なら時期によって消毒を取り入れても良いのではないかと思います。
手洗いは帰宅時、外から室内に戻った時におこなうといいでしょう、
まずは流水で汚れを落とします。
次に石鹸を泡立て、手の甲、指先、爪の間、指の間を洗います。
よく使う親指は丁寧に洗ってください。
そして手首まで洗ってから流水で流しましょう。
洗い方はよく擦り、指はねじり洗いをすると良いですよ。
洗った後は清潔なタオルやペーパーで拭いて乾燥させてください。
じょうずにうがいするコツは?
今までうがいについて詳しく教えてもらった事ってありますか?
意外と「正しいうがい」のやり方は知られていないですよね。
うがいはまず口の中の汚れを取るために、水を口に含んで口の中をゆすぎます。
初めから上を向いてガラガラするのはやめましょう、汚れを喉にまで運んでしまいますからね。
水は口いっぱいと含むというよりは、口の3分の1くらいの量にとどめるとやりやすいです。
空気も入っている状態でグチュグチュ音を立てるように勢いよくゆすぎます。
水が体温くらいに温まったら捨ててください。
3回ほどゆすいでから上を向き、オーと言いながら喉うがいを3回します。
上を向くと気管支に入ってむせるという人は、上向きのうがいは無しでも大丈夫ですよ。
うがいのポインは口いっぱいに水を含まないこと。
水が温まるくらいグチュグチュすること。
うがいをいきなり喉から始めない事です。
うがいのタイミングは帰宅時、喉の乾きをよく感じる時、近くに風邪をひいている人がいた時などです。
手洗いをする時にうがいも一緒にすると良いと思います。
まとめ
この機会に正しいうがい・手洗いを実施して風邪予防をしてみてはいかがでしょう。
もちろんこれだけで100%防げるわけではありませんが、やってみる価値はありますよ。
最近では、本屋さんの店頭で「毒出しうがい」の本が紹介されています。
このうがいは口臭や病気を防ぐだけでなく、ほうれい線の予防もできるという優れたうがい方法です。
前歯に、右頬に、左頬にそれぞれ水を当てるように10回グチュグチュします。
意外と口の筋肉を使って疲れますが、爽快感は抜群です。